ガッキー結婚!“逃げ恥”の二人をプロのFPがライフプランニングしてみた

f:id:haruka_sako:20210521201637p:plainドラマ同様、結婚というライフイベントを迎えた新垣さんと星野さん。「逃げるは恥だが役に立つ」の番組サイトより(c)TBS 

ー星野源さん新垣結衣さん結婚へ
2021年5月19日の夕方、こんなニュースがコロナ禍で冷え切った日本に流れました。
この二人、2016年TBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で共演し、今年1月に放送されたドラマの続編の撮影で再会したことがきっかけで結婚を前提にお付き合いするようになったと報道されています。

一世を風靡した「逃げ恥」は、事実婚や女性の社会進出などテーマ性の多いドラマだったと記憶しています。お祝いムードで盛り上がる今、ファイナンシャルプランナー(FP)としてお二人のライフプランについて勝手に考えてみようと思います。ただし、超パワーカップルである星野源さんと新垣結衣さんのライププランを作っても一般民とはかけ離れていて面白みにかけますので、「逃げ恥婚」の平匡とみくり夫妻についてみていきます。
「逃げ恥」ファンの皆さんは、ぜひドラマを懐かしく思い出しながら読んでいただければと思います。

【執筆者髙橋美春(たかはし・みはる)】
有限会社東信保険サービス代表取締役。ファイナンシャル・プランナー、独立系ファイナンシャル・アドバイザー(IFA)損害保険トータルプランナー。『1週間で身につく、14歳からの投資』(ぱる出版)著者。証券会社、保険会社を経て、現在はIFAとして「証券を生活産業に」すべく投資・保険・確定拠出年金を扱う傍ら、セミナー・イベント誘致の会社を経営。HPnote

平匡とみくりの世帯年収は推定740万円

星野源さんが演じる、津崎平匡の生年月日はドラマに出てくる人事評価の書類をみると1980年11月9日生まれ、京都大学卒でIT企業に勤めるエンジニア。当時の年齢が35歳(10話で36歳に)。京都大学卒でIT企業に勤めるエンジニアです。一方、新垣結衣さんが演じる森山みくりは当時25歳。
ということは今年の年始にスペシャル版で返ってきた時には、
平匡が40歳、みくりが30歳ということになります。そこに亜江ちゃん(女の子)が生まれるという設定です。二人は妊娠をきっかけに籍を入れました。 

二人の関係性の変化は
当初雇用主と従業員(雇用契約がある事実婚関係)
最終回プロポーズからの結婚する?しかし、スペシャル版を見ると冒頭部分では籍が入っておらず、みくりは津崎さんを「パートナー」として紹介しています。

当初の雇用契約下では

平匡35歳 推定年収700万円前後
みくり25歳 年収233万円(194,000円/月)
家賃15万円

結婚してからの放送をみると、平匡はリストラに遭い転職をしています。平匡は「収入が半減する」ことを話し、みくりはそれがきっかけで自宅外でも働くようになりました。とはいえ、平匡の保有している資格や「半分フリーランス」と言っている点、また二人が引っ越したマンションも当初よりも広くなっていることから、堅実な平匡の収入は半分までは落ちていないのではと考えます。
また、みくりは無事就職しており、社内食堂があるような大きな会社で働きながら「産休育休は順番」と話しているところをみると正規雇用されていることが推測されます。

平匡40歳 推定年収500万円前後
みくり30歳 推定年収240万円前後
亜江0歳(女の子)
家賃17万円

と仮定すると、平匡の手取りは400万円前後、みくりの手取りは190万円前後になると思われます。平匡の転職や半分フリーランスの状態では、住宅の購入は勤続年数も少ないですし年齢や雇用形態をみても少し難しいかもしれません。
家賃を17万円としましたが、前回二人が住んでいた家賃15万円のマンションに比べて、スペシャル版はさらに広いマンションに転居していることを考えると二人の生活費は月30万円から35万円あたりでしょうか。
二人の月の手取りを50万円と仮定し、子供が生まれたことを含め家計調査を元に毎月の支出を考えます。

家賃17万円
食費6万円
水道光熱費2万円
通信費2万円
日用品代2万円
こどもにかかるお金2万円
衣類代2万円
レジャー・交際費5万円
医療費1.5万円

これでざっと39.5万円。手元に残るお金は10万円です。ここから保険や貯蓄をするとなると余裕があるとは言えませんね。
住居費が住宅ローンの返済であれば、ゆくゆくは資産として残るのと同時に団体信用生命保険などに加入すれば万が一の時にはローンがなくなり資産として残りますが、賃貸であればそのメリットはありません。平匡、みくりどちらかに何かがあった場合も家賃は当然かかるので、保険は住宅保有者よりも厚めに準備した方がよいと思います。

平匡は老後まであと25年!資産形成は早めに始めるのが吉

平匡の「半分フリーランス」という発言や、またみくりの勤続年数も少ないことを考えると、退職金などはあてにしにくい働き方と言えます。二人の年齢を考えると65歳をまでの期間も平匡は25年、みくりは35年ですので、老後の資産形成も一刻も早めにスタートした方がよいでしょう。
生まれた子供は平匡が60歳みくりが50歳で20歳になりますが、大学に行かせるとすると60歳以降も教育費が必要です。子供が独立してから老後資金を考えていては時間が足りません。保障はしっかり保有した上で、今のうちから老後の積立、子供の教育資金の確保、緊急予備資金の確保をバランスよく保有してほしいと思います。

少額でもOK!毎月積み立てて運用すれば老後2000万円問題はクリア

平均的な保険料は月3.2万円、ある証券会社の調査によれば平均的なつみたてNISAの積立金額は2.7万円です。となると、まずはお子様を中心に万一にいくら備えたいかを考え保障を組み立てます。平匡とみくりは両親との関係は良好のようですし、保険料と保障の兼ね合いでそれぞれに何かあった場合は実家を頼ると言うのもひとつかもしれません。
老後への備えとして、まずは月々2万円ずつそれぞれが捻出してみてはいかがでしょうか。「いくら備えたい」も「いくら貯めたい」も大切ですが、無理をすると続きませんから少しずつ始めることがポイントです。

日本の公的年金の管理・運用を行うGPIF(年金積立金管理運用独立法人)の2001年度から2018年度までの運用実績は年率2.7%です。時間を味方に多少リスクを多くとって毎月4万円(1人2万円ずつ)を5%で運用できたとしたら、20年積み立てると複利の効果も手伝って元本960万円に対して運用で得る収益は684万円、計1,644万円になる計算です(参考:金融庁資産運用シミュレーション)。
これを平匡が65歳になる25年後、みくりが65歳になる35年後にゴールを設定すれば、少なくとも問題になった老後2000万円問題はクリアできます。まずは少額で保険や投資を始めてみて、慣れてきたら投資金額を増やしてみてもよいでしょう。

また、児童手当(※)はお子さんのためにプールしておいてください。お子さんのための貯蓄も保険で準備するのか、投資を利用するのかも併せて考え実行してほしいところです。
(※)中学校卒業までの児童を養育している家庭に支給される制度。詳細はこちらから

今回は逃げ恥の二人が結婚、出産というライフイベントを迎えたところからのライフプランを考えみましたが、今日では家族をもたない、家族の在り方も多様化しています。
二人が事実婚のままやDINKs(ディンクス:共働きで子供を持たない夫婦)の場合なども考えてみるのも面白い
かもしれません。

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