20代で700万円貯金している人は8%!毎月のちょい貯めグセで差がつく

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実は20代で700万円の貯金を持っている人は8%もいます。
では、この20代の8%の人々は、どうやって700万円もの貯金に成功したのでしょうか。

率直に言って、貯金だけでは20代のうちに700万円をためるのは難しいため、若いうちから資産を積みたければ投資を視野に入れる必要があります。

しかし投資は、短期で利益を出そうとするとハイリスクな手法を採るしかなく、大損してしまう危険性も。

そこでおすすめなのは長期的な投資。
長期で運用するほど着実に利益を重ねることができ、そこに複利の効果が重なることで、利益をさらに大きくできるからです。
また、投資経験が長いほど損する確率が低下するため、投資を始めるのであれば早いに越したことはありません。

この記事では20代の貯金事情のほか、700万円をためるのに役立つ貯金のコツ投資の方法について解説します。

20代の貯金分布と条件別平均額

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貯金分布と平均額を分析することで、ほかの20代と比べ自分がどのくらい貯金できているかを把握できます。

20代は意外にも大金を貯金している人はかなりいるようです。
「自分は普通くらい」と思っていたのに、実は「平均未満だった」なんてことも…。

自らの立ち位置を把握するためにも貯金にまつわる統計の確認から始めましょう。
データは、令和元年の金融広報中央委員会『家計と金融行動に関する世論調査』(※)からご紹介します。

20代の金融資産保有額

 

貯金(万円) 単身世帯 2人以上世帯
100未満 51.1% 35.1%
100~200未満 18.9% 16.2%
200~300未満 7.6% 16.2%
300~400未満 4.8% 5.4%
400~500未満 3.4% 2.7%
500~700未満 3.7% 5.4%
700~1000未満 1.7% 8.1%
1000~1500未満 2.0% 0.0%
1500~2000未満 1.4% 0.0%
2000~3000未満 0.0% 0.0%
3000以上 0.6% 0.0%

※出典:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] (知るぽると)
※家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] (知るぽると)
 

 

表は20代の金融資産保有額を単身世帯・2人以上世帯に分けて並べたものです。
やはり20代は働き始めたばかりの方が多いため、100万円未満の世帯が最も多く見られます。

また2人以上世帯は、100万円未満の割合が単身世帯より少なく、200~400万円の貯金額が多い傾向にあります。

貯金額700万円以上は、単身世帯5.7%、2人以上世帯8.1%となっており、意外に多いと感じられるのではないでしょうか。

【20代の貯金額の平均】単身世帯の場合

20代の単身世帯では、貯金200万円未満の世帯が全体の7割を占めます。

20代前半には「限られた手取りの中から月1万円程度しか貯金できない」という人も多く、仮に月1万円の貯金を5年続けたとしても、貯金額は60万円にしかなりません。

一方で単身世帯には、貯金1000万円以上の人たちもわずかに見られます。
医者などの専門職の場合、卒業が他の大卒よりも遅くなるため婚期が遅れ、お金だけが貯まっていくという事情があるのかもしれません。 

【20代の貯金額の平均】2人以上の世帯の場合

20代の2人以上世帯では、夫婦2人分の貯金額が加算されることから、貯金200万円未満の世帯が全体の半分程度と単身世帯よりも少なくなります。
それでも100万円未満の層が最も厚いため、世帯の人数にかかわらず、20代は貯金額に余裕のない人が多いと言えるでしょう。

統計では貯金1000万円以上の世帯は見られませんが、700万円以上の世帯は2人以上世帯の方が多く、こちらも人数が有利となっているようです。

これから出産や子育てを控えている20代。
なんとか対策をして、なるべく多く貯金を持っておきたいところです。

20代の貯金の使い道とは?

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貯金が十分でなくとも、20代はいろいろと出費がかさみがち。
若々しく活発な世代でもあるため、貯金に追われるばかりでなく、学費や趣味に効果的にお金を使い、人生を充実させたいところです。

「老後のために資産を構築しましょう」といったキャッチフレーズが聞かれますが、20代は貯金と支出のバランスが大切。
今しかできないことや必要なことのために貯金を使うのは有意義なことです。

ここでは20代に想定される貯金の使い道について紹介します。 

1.生活費

社会人を機に1人暮らしを始めた人は、生活の厳しさを実感し始めるかもしれません。

家賃だけで手取りの4分の1から3分の1を占めるほか、それまで親が購入していた日用品も自分で用意する必要があります。
食費もばかにならず、外食ばかりしているとギリギリになってしまいます。

家賃と生活費に圧迫されて、遊びや旅行に行けないという20代は多くいます。
1人暮らしを始める前に、ある程度貯金をしておくと安心です。

2.学費や就活費

大学進学を選んだ場合は学費がかかります。
授業料だけでなく、科目ごとの教材や研修費も考えなければなりません。

奨学金を使う方法もありますが、社会人になるとともに返還がスタートするため、収入の少ない20代にはかなりの負担となります。
安易に奨学金に頼らず、よく考えて利用する必要があるでしょう。

また、数か月間だけの就職活動もお金がかかります。
エントリーシートに貼る写真代や、新幹線や飛行機に乗って移動することもあるため、交通費がかさみます。

時間的都合によってバイトができなくなることもあるため、収入面も気にしなければなりません。 

3.趣味や娯楽

20代は一番遊んでおきたい世代です。
企業への入社を機に新しい趣味を始める人もいますが、例えば登山の場合、靴やリュックサック、ウェアだけでも数万円かかります。
国内旅行が趣味であれば、交通費や宿泊費で1回あたり数万円の出費です。

また、社会人は飲み会の席が増えることでしょう。
忘年会や歓送迎会に参加するたびに、数千円から1万円程度の出費に。

趣味・娯楽関連の出費は年間で20万円以上を見積もった方がよさそうです。

4.将来への備え

20代後半になると結婚を考え始めるかもしれません。
結婚資金や2人で暮らすための物件に必要な敷金・礼金、新たな家財道具が大きな出費となります。
結婚の予定がなくても、友だちの結婚式が重なると御祝儀分の出費が心配です。

また、20代は病気のリスクが少ないと言っても、ある程度は備える必要があります。
一定期間収入がなくなった場合に備え、治療費・生活費を見積もっておきましょう。

ほかにも親が高齢の場合、介護・葬式費用も考えておきたいところです。

20代から始める貯金のコツ

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「年齢を重ね、収入が増えてから貯金しよう」と思っている20代の方々は多いと思います。
しかし、収入が少なくても支出を見直すことで効率的に貯金できるかもしれません。
現状把握⇒目的設定⇒先取り貯金の3ステップで、貯金のためのプランを考えてみましょう。

現状を把握する

20代で独身のうちはあまり家計の収支を考えない人もいるようですが、貯金するためには収支計算が必要です。
まずは毎月の支出額を計算し、無駄がないかチェックしましょう。

家賃・食費・日用品費・被服費など、項目別に支出額を並べることで、どの部分の負担が最も大きいか把握できます。

例えばあまり使わないにもかかわらず高い服を毎月買っている場合、習慣を見直すことで毎月1~2万円ずつ支出を浮かせることができます。

貯金の目的を決める

貯金の目的設定は、具体的な貯金額を決めるために必要です。
ざっくりと毎月1万円、3万円と貯金額を決めるだけではモチベーションが上がりません。

例えば

  • 結婚資金として200万円
  • 病気になった場合の備えとして100万円

など、貯金の目的を決めましょう。

さらに期限も設定することで、貯金のペースを把握できます。
例えば「5年後までに結婚資金として200万円貯金する」という期限付きの目的を設定した場合は、毎年40万円、つまり毎月3~4万円が貯金額の目安になります。

少額でも先取り貯金をする

余ったお金を貯金するのではなく、先に貯金を完了し余ったお金で生活する「先取り貯金」を導入すれば、効率的に貯金できます。

たとえ「貯金のためにお金を残しておく」と決めても、口座にお金が余っていると誘惑に負けて使ってしまいます。
給料が振り込まれたその日に、貯金分のお金を専用の口座に移しておき、余ったお金でやりくりして生活しましょう。

銀行には、先取り貯金に便利な毎月自動で貯金用口座に移し替えるサービスもあります。 
ぜひチェックしてみてください。

▼貯金方法について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

mag.okane-kenko.jp

20代で貯金を700万円以上に増やす方法

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支出を見直すことで効率的に貯金できますが、20代で700万円を貯金したいなら、収入を増やすことも大切です。

しかし日本は年功序列が主流であり、20代のうちは少額の給料しかもらえません。
20代で700万円を貯金するには、投資を活用する必要があります。

そこで700万円を貯金したい20代が知っておくべき投資方法を3つ紹介します。

つみたてNISAに投資する

つみたてNISAは毎年40万円、最長で20年間の積立投資による利益が非課税となる制度です。
つまり非課税投資額は、最大で800万円分となります。

毎年40万円の非課税枠を最大限活用し年1%の利回りで運用した場合、運用益は5年で16万円、10年で20万円、15年で45万円、20年で90万円程度と試算できます。
つみたてNISAなら、運用益に通常は課される20.315%の税金が差し引かれないため、運用益をまるまる手にすることが可能。

ほかにもつみたてNISAのメリットは次のようなものがあります。

  • 投資信託が対象なのでプロに運用を任せることができる。
  • 国が指定したリスクの少ない商品が対象となるため、短期間に大損する危険性が低い。
  • 積立型なので毎月少額ずつ投資できる。

国債を購入する

企業や個人がお金を借りる場合、借りた相手に返済期限が書かれた借用書を渡す必要があります。

国債は国が発行した借用書のことで、国債発行によって得た資金を元に国はインフラ整備などの事業を展開します。

従来は富裕層や機関投資家が国債を購入していましたが、現在は個人でも気軽に購入できる個人向け国債が発行されています。

国債のメリットは以下のようなものがあります。

  • 月1万円から購入できる。
  • 最低でも年0.05%の利率を国が保証してくれる。
  • 国が潰れない限り価値がゼロにならないため安全資産になる。

投資信託を利用する

投資信託はプロに任せて運用するタイプの金融商品です。

商品発行で得た資金を元に、運用会社が株・社債・国債などに投資する仕組みで、運用方針は商品によって異なります。
例えば新興国型の投資信託であれば、新興国市場の比率を高めた運用方針が採られます。

投資信託では売買差益のほか、年に数回支払われる分配金が投資家の利益となります。

投資信託には次のようなメリットがあります。

  • 先進国型・新興国型・IT企業型など興味のある商品を選択できる。
  • プロが運用するため株・FXのように手間がかからない
  • 預金や国債よりも高いリターンを期待できる。

▼初心者向けの投資のやり方について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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20代にはスマホで資産運用もおすすめ!

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20代にはスマホを使った資産運用も、手軽にできるためおすすめです。
現在さまざまな証券会社が、スマホに特化した投資サービスを提供しています。

月々数千円から積み立てられるものや、全自動で運用してくれるものもあり、金銭的・時間的にも手軽に投資を始められます。
スマホひとつで操作できるため、仕事中でも簡単に運用成績を確認できるのが魅力。

ここでは代表的なスマホ投資を4つ紹介します。
それぞれの特徴を把握し、自分に合ったものを探してみましょう。

LINEワンコイン投資

LINEワンコイン投資は週に500円から積み立てられる投資サービスです。
米国株や日本株、ETFなどが投資対象ですが、運用はすべてAIに任せることができます。

通常の投資には専門用語の知識が必要ですが、LINEワンコイン投資は積立額と目標額を設定するだけで良いので、投資経験がなくても問題ありません。

1年後に10万円であれば週2000円、30万円であれば週5000円が積立額の目安となります。
年に1%の運用手数料がかかりますが、投資の手間を省けるなら良心的と言えるでしょう。

WealthNavi(ウェルスナビ)

WealthNaviはロボアドバイザーに運用を任せる投資サービスです。
設定した目標金額と、6つの質問から診断されるリスク許容度を元に運用方針が決定されます。

商品のポートフォリオのバランスが崩れたとしても自動リバランス機能によって修正してくれるため、長期運用でも安心です。

節税対策に効果的なDeTAX機能もついており、一定以上の税負担を翌年に繰り延べしてくれます。
2020年11月現在で預かり資産3100億円、利用者は22万人にのぼります。

THEO+docomo(テオプラスドコモ)

ロボアドバイザー「THEO」とdocomoの提携によって生まれたサービスです。
マイナンバーカード、本人確認書類のアップロードもスマホひとつで簡単にでき、最短3分で完了します。

年収・年齢・資産額・毎月の積立額を設定することで、自動でポートフォリオが組まれ、運用は完全お任せです。

THEOは長期運用を得意としたサービスであり、AIアシストによって下落リスクの高い商品の保有比率を自動で下げてくれます。

docomo利用者でなくても加入できますが、付与ポイントが1.5倍となるためdocomo利用者におすすめです。

FOLIO(フォリオ) おまかせ投資

FOLIOはさまざまなサービスを提供しており、そのひとつが「FOLIOおまかせ投資」です。
年齢・年収・預貯金を設定することで運用プランを設定し、適切な積立額を提示してくれます。

運用も全自動で、現代ポートフォリオ理論に基づいた運用が実施されます。

世界中にバランスよく投資するためリスク分散ができるうえ、6か月に1度の頻度で自動リバランスを行ってくれます。
見やすいグラフで簡単に収支を把握できる、シンプルなデザインが特徴です。

▼スマホ投資について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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20代でも貯金700万円は目指せる!早速始めよう

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20代で高額な金融資産を保有している人は、決して雲の上の存在ではありません。

家計の収支を見直すことで効率的に貯金し、さらに投資を組み合わせることで資産構築のスピードを上げられます。
しかし投資経験の少ない人が、いきなり自分の判断で投資するのは危険です。
最初のうちはスマホで簡単に登録・利用できるロボアドバイザーを活用しながら投資経験を積むと良いでしょう。

貯金や投資の方法に迷う人は、当サイトの「お金の健康診断」を活用してみてください。

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この記事の執筆者

山口 伸

    化学メーカーの研究職として働きながら、金融系のWebライターとして活動。お金や資産運用、経済関係の話が好きで、休日は資格を活かした副業と株式投資にいそしむ。株式投資歴6年、年間200万円を貯金・投資にまわす。FP技能士2級・簿記2級。