不労所得とは、文字通り働かなくても得られる所得のことです。
独立できる程の収入でなくとも、生活を豊かにしてくれる点が魅力。
労働収入と違い、時間を費やす必要もありません。
この記事では、不労所得の実現に向けて、会社員でも無理なく始められる不労所得のしくみから各金融商品のメリット・デメリットまで解説していきます。
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投資で不労所得を得る基本の3ステップ
投資で不労所得を得るには、基本の3ステップがあります。
第1ステップは「自己資産を活用する」です。
会社の場合は純資産と呼ばれますが、個人における自己資産は現金のことを指します。
現金を銀行に預けるだけでは収入を得られない上に、価値は一定のままです。
しかし現金を投資信託や不動産に置き換えることで、将来の不労所得のために活用できます。
第2ステップは「資産を活用する」です。
個人の場合はマイホームや車が資産に当たりますが、所有しているだけでは不労所得にはなりません。
資産を不労所得にするには、例えば家を人に貸して家賃収入を得る方法があります。
第3ステップは「資産に投資する」です。
資産を活用した結果、不動産収入を得られたとしてもそれで終わりではありません。
得た利益をさらに他の資産に投資し、活用することで収入をより増やせるようになります。
投資で不労所得をつくる4つのポイント
投資で不労所得を得るまでの道のりは長く、途中で道を間違えてしまうとゴールは遠のいてしまいます。
最短で不労所得を得るためには、ポイントを抑えなければなりません。
そこで、投資で不労所得をつくるために必要な4つのポイントを確認しておきましょう。
1.すぐに不労所得が入るとは思わないこと
投資を始めたばかりの方は利益の確保を急ぎがちですが、不労所得の大きさは資産の規模に比例します。
例えばアパート賃貸の場合、部屋数が多いほど家賃収入が増えますが、複数の部屋を買うには資金が必要です。
最初のうちは少額で投資を始め、得た利益を元に少しずつ資産を大きくしなければなりません。
時間がかかりますが、根気のある人だけが不労所得が得られるようになります。
2.目標やルールを定めること
投資において、目標やルール決めは欠かせません。
例えば、会社からの独立を目的に投資をするのであれば、不労所得の目標金額は給料以上になるでしょう。
このように、目標を定めることで具体的な投資プランを考えることができます。
投資のルール決めでは、損したときを想定しなければなりません。
例えば、投資金額に対して10%など損切りのタイミングを設定しなければ、取り返しのつかないほど大きく損をするリスクがあります。
3.「ほったらかし」にできる方法を選ぶ
不労所得のメリットは「働かなくてもお金を得られること」ですが、手間がかかるとそれは労働所得となってしまいます。
例えば株の場合、配当金の割合が高くても株価が大きく変動しやすい銘柄であれば、頻繁にチャートを見なければならず、負担がかかります。
本当の意味で不労所得を得たいなら「ほったらかし」にできる投資方法を選びましょう。
4.スタートを先送りにしないこと
1つ目のポイントで紹介しましたが、不労所得を得るための資産構築には長い時間が必要です。
投資を他の投資家との競争と考えた場合、投資を始めるタイミングが早いほど、早く不労所得を得られるようになります。
貯金が貯まってからではなく、なるべく若いうちから経験を積むことで勝率を上げることができます。
サラリーマンでも不労所得がつくれる投資の種類
手段にかかわらず、上手く運用すれば不労所得が得られるようになります。
しかし、すべての方法が会社員向けではありません。
例えば海外不動産の場合、管理のために頻繁に出国しなければならず、コストと時間がかかってしまいます。
ここからは、会社員におすすめの4つの投資商品を見ていきましょう。
投資信託
メリット | ・プロが運用するため短期間に大損するリスクが低い ・運用を委託するため手間が不要 |
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デメリット | ・信託報酬がかかる ・株式より流動性が低い |
種類 | ・日経平均株価連動型 ・全世界市場運用型 ・新興国市場運用型 |
投資信託は、金融のプロに投資を任せて運用する金融商品です。
基準価額の上昇によって売買差益を得られるほかに、持っているだけでも分配金を年に数回受け取ることができるため、これらの収入が不労所得となります。
プロが運用するため、専門知識も不要で手間がかからないというメリットがあり、初心者が始めるには比較的ハードルの低い投資商品です。
日経平均株価に連動するタイプや、新興国市場の動きに左右されるタイプの商品があります。
新興国型の場合は、高い成長性が魅力的ですが、ハイリスク・ハイリターンとなりやすいので注意が必要です。
株式投資
メリット | ・国内上場株であれば3700以上の銘柄から選べる ・2倍、3倍…10倍になる銘柄もある |
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デメリット | ・ある程度の知識が要る (決算書、チャートの読み方) ・ショック時に大幅に下落しやすい |
種類 | ・国内株 ・米国株、中国株などの海外株 ・ETF |
投資と言えば「株」を思い浮かべる方も多いと思います。
株式投資は投資信託同様に売却益を狙えるほか、株を持っているだけでも、年に2回ほど企業から配当金を得ることができます。
小売からIT、製造業まで分野は広く、時代の流れに乗った株を選ぶことができれば、大きな利益を得られるかもしれません。
購入時価格の10倍にもなる銘柄は「テンバガー」と呼ばれており、株式投資家の間では羨望の的とされています。
国内だけで3700以上の銘柄があり、海外市場も含めるとその数は1万を超えます。
株は選択肢が広い点が魅力的ですが、コロナ禍などショック時には多くの銘柄が同時に下落してしまいます。
ある程度の知識も要するため、まずは投資信託で足慣らしをしてから始めると良いでしょう。
▼株式投資について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
国債
メリット | ・国が発行するため安全性が高い ・長期で利益を見込めるため積立運用に向いている |
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デメリット | ・低金利のため大幅な利益は見込めない ・外国国債の場合は為替リスクもある |
種類 | ・日本国債 ・個人向け国債(日本) ・外国国債 |
国債は国が発行する債券で、満期になると額面通りの金額で償還を受けることができます。
市場での売買では基本的に額面以下の金額で購入するため、額面との差額が不労所得となります。
国債のメリットは何より安定性です。
国の財政が破綻しない限り、満期に必ず償還を受けられます。
そのため長期の運用に適しており、積立運用にはおすすめです。
日本の場合、個人向け国債も発行されているため、1万円から始めることができます。
新興国国債は利率が高いのが魅力的ですが、為替変動が大きいため為替リスクも想定しなければなりません。
不動産投資
メリット | ・契約後は安定して利益が入る ・短期間で価値が変動しにくい |
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デメリット | ・管理しなければならない ・すぐに現金化できない |
種類 | ・アパート投資 ・マンション投資(一部屋ずつ) ・土地活用(駐車場) |
不動産投資の場合は、株や投資信託のような売買益ではなく、主に家賃収入などの定期的な収入が不労所得となります。
価格が安定しており、投資をする上で長期的な計画を立てやすいのが不動産投資の特徴です。
管理が必要であるなど手間やコストがかかるため、できるだけ自分の生活範囲内の物件を選ぶようにしましょう。
また、固定資産税など各種税金がかかることも押さえておいてください。
不動産投資は最初にまとまった資金を要するため、他の投資である程度貯金を貯めてから始める必要があります。
▼不動産投資について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
サラリーマンが不労所得を得るための投資選びのコツ
不労所得を得ようとして疲れ果ててしまい、自分の時間が作れなくなると本末転倒。
あくまでも楽に無理なく収入を得たいところです。
不労所得を得るための手段として、会社員向けの投資商品を選ぶためのポイントを確認しましょう。
本業に影響が出るものを選ばない
サラリーマンは、本業に支障をきたさない投資商品を選びましょう。
勤務中に頻繁にチャートを確認したり、運用のために人と連絡したりすると会社での評価が下がってしまいます。
本業の収入が減れば意味がなくなってしまうため、投資する前に「ほったらかし」でできるかどうかを確認しましょう。
少額から始められるものを選ぶ
投資は少額から始めるのがおすすめ。
特に初心者は経験が少ないため、最初から高額投資をすると大損する確率が高いです。
最初は勉強期間だと思って、短期間で利益を追うのではなく経験を得る目的で投資すると良いでしょう。
個人向け国債やつみたてNISAなど、少額投資可能な商品はいくつかあります。
実務作業を委託できるものを選ぶ
例えば、不動産投資は賃借人とのやり取り、株式投資はチャートの確認や売買が実務作業です。
休み時間などの隙間時間にこなせる作業量なら問題ないですが、資産の種類が多いと1人ではできなくなります。
そのため中間管理者を置けるような商品がおすすめです。
コストはかかりますが、投資先を増やすことにより利益を増やして補うことができます。
資産形成の効率が良いものを選ぶ
資産形成の効率とは、資産をより大きくする際の効率のことです。
資産額自体が大きくても、そこから得られる利益が小さければ、利益を元に再投資することが難しくなります。
効率の指標としては、利回りが参考になります。
また、いくら現状で利益が出ていたとしても、資産価値が下落し続けている物に投資するのは非効率なので要注意。
低リスク&長期収益が見込めるものを選ぶ
長期間に渡り不労所得を得るには、低リスクで長期運用が可能な資産を選ばなければなりません。
投資にまつわるリスクには次のようなものがあります。
- 信用リスク
- 流動性リスク
- 価格変動リスク
信用リスクは、国や企業などの財政が破綻するリスクのことで、先進国や上場企業の場合は比較的低リスクと言えます。
流動性リスクは、いざというときに現金化できないリスクです。
人気のない金融商品、人けのない場所の不動産は避けましょう。
価格変動リスクは、さまざまな要因によって価格が上下するリスク。
価格変動リスクが大きい商品は長期投資に向かないため、価格が安定しているものを選びましょう。
サポートしてくれるパートナーを見つける
サラリーマンの場合、頻繁に管理をする必要がなく、値動きの安定した資産に投資したとしても、緊急時にはすぐに対応できません。
そのため、いざという時にサポートしてくれる人が必要です。
例えば配偶者など、家族は最も頼りになるでしょう。
ほかにも信頼できるファイナンシャルプランナー、不動産業者、弁護士をあらかじめ決めておくと心強いです。
不労所得のはじめの一歩におすすめの投資は?
ここまで、不労所得を目的とした投資に必要なポイントは押さえられたと思います。
次は実際に投資商品を選ぶ段階です。
ここからは、不労所得のはじめの一歩におすすめの投資を見ていきましょう。
堅実にお金を育てる「iDeCo」「つみたてNISA」
不労所得のはじめの一歩は、iDeCo・つみたてNISAがおすすめです。
いずれも、毎月の積立資金で運用するため、少額から始めることが可能。
さらに運用は金融機関のプロが行うため、手間がかからず会社員の向けの投資商品と言えます。
iDeCoは、毎月の掛金を保険や投資信託として運用する仕組みです。
原則60歳になるまで受け取り不可ですが、老後の不労所得の準備には適しています。
つみたてNISAは、毎年最大で40万円、最長20年間の投資による利益が非課税となる制度です。
つまり、毎月の積立額を平均すると、最大で3万3333円。
無理のない投資ができます。
iDeCo・つみたてNISAともに、資金・経験が少ない初心者にはおすすめ。
次の表は、iDeCo・つみたてNISAの特徴を簡単にまとめたものです。
参考にしてみてください。
|
iDeCo |
つみたてNISA |
運用手段 |
定期預金・保険・投資信託 |
投資信託 |
運用資金 |
毎月積立 |
毎月積立 |
運用益の受取り |
老後の一時金・年金 |
売却時 |
安全性が高い「個人向け国債」
前述の通り、不労所得のための投資に欠かせないポイントの1つに「低リスク&長期収益が見込めるものを選ぶ」というものがあります。
国債は、国が発行しているため安全性が非常に高く、低リスク商品と言えます。
また、個人向け国債は年率0.05%が保証されており、安定した利益の確保が可能です。
毎月1万円から購入可能な点も魅力的です。
ロボットにおまかせ「ロボアドバイザー」
投資の実務作業に時間がかかり、本業に支障をきたしてしまうと本末転倒です。
忙しい会社員が投資をするなら、「ロボアドバイザー」というAIにお任せする投資方法もあります。
ロボアドバイザーは、自分の資産状況や投資への考え方を参考にしたうえで、投資を助言・実行してくれるサービスです。
スマホで簡単に操作でき、専門知識は不要。
ほったらかしで運用できるため、頻繁にチャートを見る必要もありません。
▼ロボアドバイザーについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
専門スキル不要「ソーシャルレンディング」
ソーシャルレンディングとは、ネット上でお金を借りたい人と貸したい人をつなげる仕組みのことです。
私たち投資家が始める場合は、貸す側として運用し、利息が自分の利益となります。
ネット上で融資を受けたい人と聞くと怪しいイメージがありますが、証券会社で扱っている商品は、借りる側が審査を受けた企業のため信頼性も高いです。
事実上の債券のため、株よりも価格変動リスクが低くなります。
認知度はまだ低く、今から始める方はより利益を得られるかもしれません。
家賃収入と固定資産が得られる「マンション投資」
マンション投資の家賃収入は「資産形成の効率が良い」と言えます。
入居した人がすぐに退室する可能性は低いため、安定した収入が予想でき、計画的な資産形成が可能です。
会社員の中には1部屋から得られた家賃収入を貯金し、2部屋目を購入する人もいます。
家賃収入自体が不労所得ですが、仮に家賃が得られなくなっても、売却することで現金化もできます。
高値掴みしないために、物件を探す際はプロと相談しましょう。
自分に合う投資で不労所得を得よう
この記事では、不労所得のしくみを作る方法や、おすすめの投資方法を解説しました。
不労所得は投資資産の価値が大きいほど、より多く得られます。
しかし、資産の構築には長い時間がかかるため、焦りは禁物です。
長期運用を想定したうえで低リスクの商品を選び、最初は少額から始められるものが良いでしょう。
自分に合う不労所得の作り方や投資方法が分からない人は、当サイトの「お金の健康診断」を活用してみてください。
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山口 伸