こんにちは、ファイナンシャルプランナーの池田昇太です。
投資に関心のあるサラリーマンの中には「仕事が忙しい」「副業とみなされるのではないか」と考え、なかなか投資に踏み切れない人がいるのではないでしょうか。
しかし忙しいサラリーマンにもすすめられる投資はありますし、投資は副業とみなされない可能性の方が高いので、諦めるのはもったいないです。
とはいえ「どんな投資をやればいいの?」「投資で成功するにはどうすればいいか分からない」と考えている人もいるでしょう。
そこで今回は、サラリーマンにおすすめの投資や成功のポイント、注意点を解説します。
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サラリーマンが投資を選ぶときのポイント
投資に興味のあるサラリーマンが、投資を選ぶときのポイントをお伝えします。
ポイントは以下の2点です。
- 本業に差し支えのない投資
- リスクが低めな投資
それでは、サラリーマンが投資を選ぶときのポイントを詳しく解説していきます。
本業に差し支えのない投資を選ぶ
サラリーマンが投資を選ぶときのポイント1つ目は「本業に差し支えのない投資」を選ぶこと。
投資を学ぶには時間や初期投資が必要になります。
しかしサラリーマンには本業があるので、勤務時間に影響のないようにしなくてはなりません。
例えば不動産投資は、上手くいけば家賃収入による不労所得が実現できるため、サラリーマン向きの投資といえます。
リスクが低めの投資を選ぶ
サラリーマンが投資を選ぶときのポイント2つ目は「リスクが低めの投資」を選ぶことです。
本業により投資を学ぶ時間を十分に取れないうちは、リスクを取りすぎる投資を選ぶのは得策ではありません。
そのため定期預金や国債など、ローリスク・ローリターンな方法がおすすめです。
サラリーマンにおすすめできない投資とは?
サラリーマンにおすすめできない投資は、勉強時間が必要な投資や、リスクの高い投資です。
例えば、株式・FX・仮想通貨はサラリーマン向けの投資とはいえません。
なぜなら株式やFXはリスクが高い上に、利益を上げるために知識や経験が大切になるため。
そして仮想通貨は値動きがとても荒く、前日比10~20%動くケースもあり、ハイリスクな投資です。
そのため「どうしても株・FX・仮想通貨をやってみたい」という人は「なくなっても良い」と感じる余剰資金から始めてみましょう。
サラリーマンにおすすめの投資4選
これから投資を始めるサラリーマンには、どんな投資方法がおすすめかを解説します。
具体的には、以下の4つの投資がサラリーマンにおすすめです。
- 不動産投資
- 定期預金や積立型の保険
- 国債
- 投資信託
それでは、それぞれの投資の特徴について詳しく解説していきます。
サラリーマンにおすすめの投資①不動産投資
最初に紹介するサラリーマンにおすすめの投資は不動産投資です。
不動産投資であれば、不労所得である家賃収入が得られ、上手くいけば長期的なリターンが期待できます。
また、契約対応・更新・入居者対応・共用部分の清掃などの付帯業務は不動産管理会社に依頼できるため、本業に支障をきたす心配がありません。
ただし不動産投資には、物件購入のために頭金が必要になること、物件に誰も入居しなければ家賃を得られないリスクがある点にご注意ください。
▼不動産投資について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
サラリーマンにおすすめの投資②定期預金や積立型の保険
定期預金や積立型の保険もサラリーマンにはおすすめの投資方法です。
定期預金は、普通預金よりもわずかに金利が高め。
ゆうちょ銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行などの定期預金の金利は0.002%です。
ネット銀行の場合はさらに高めであり、オリックス銀行であれば0.12〜0.28%、そしてあおぞら銀行のBANK支店ネットであれば0.2%(2020年11月時点)。
このように定期預金ならリスクを抑えつつ、普通預金よりも良い利回りで運用が可能です。
積立型の保険では、顧客の支払った保険料を元手に保険会社が運用をするので、自分で投資の勉強する手間が省け、資産運用を任せられる強みがあります。
ただし後述する投資信託に比べ、利回りは下回る場合があるので注意しましょう。
サラリーマンにおすすめの投資③国債
サラリーマンにおすすめの投資3つ目は国債です。
国債とは日本国が発行する債券のこと。
国債は、満期になれば債券購入額に金利を上乗せして資金が返還されるため、基本的に元本割れの心配はありません。
購入後は満期まで待つだけで構わない上に、低リスクであるメリットがあります。
しかし定期預金と同様、後述する投資信託よりも利回りは期待できない点がデメリットです。
サラリーマンにおすすめの投資④投資信託
最後に紹介するサラリーマンにおすすめの投資は、投資信託です。
投資信託は、資産運用のプロにお金を預ける投資方法。
投資先は株式・債券・不動産・金などが挙げられ、複数の投資先に振り分けられるのでリスク分散が可能です。
また、国債や定期預金よりも高いリターンが期待できます。
このように投資信託には「資産運用のプロに一任できる」「リターンが高め」というメリットがあるのです。
一方で、元本割れするかもしれないデメリットもあります。
▼投資信託について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
サラリーマンはNISAを活用した投資を検討しよう
投資に挑戦したいと考えているサラリーマンに、ぜひとも知っておいてほしいのが「NISA」です。
NISAの正式名称は「少額投資非課税制度」。
通常、投資で得た利益に対して20.315%(所得税15%・復興特別所得税0.315%・住民税5%)の税金が課せられますが、NISAを活用すれば非課税にできます。
ただし非課税にできるのは年間120万円までであり、非課税期間は最長5年です。
また、NISAの対象となる金融商品は上場株式・国内REIT・上場投資信託などに限定されています。
この記事で紹介したサラリーマンにおすすめの投資のうち、定期預金・債券・FX・仮想通貨・不動産投資による利益は非課税の対象にはなりません。
投資を始める前に、対象の金融商品がNISAを利用できるか確認すると良いでしょう。
サラリーマンが投資で成功するための秘訣
NISAの活用の他にも、サラリーマンが投資で成功する秘訣が5つあります。
- リスクを取りすぎない
- 余剰資金で始める
- 本業に影響が出ないようにする
- 損をしないことを第一に
- 長期投資を行う
詳しく解説しましょう。
リスクを取りすぎない
サラリーマンが投資で成功する秘訣1つ目は、リスクを取りすぎないことです。
大きなリターンを得るためには大きなリスクを追わなくてはなりません。
しかし、自分がどれほどのリスクを容認できるのか把握できていないうちは、リスクを取りすぎることは控えるべきでしょう。
なぜなら許容できるリスクは人によって異なるためです。
「10万円くらいならなくなってもいいや」と感じる人もいれば、マイナス1000円の含み損になっただけでも真っ青になる人もいるでしょう。
自分のリスク許容度をよく理解し、その範囲を守って投資するのがおすすめです。
余剰資金で始める
投資は余剰資金で始めることも、サラリーマンが投資で成功する秘訣のひとつです。
なぜなら、投資を始めたての頃は自身のリスク許容度を把握できていないから。
投資額を増やすのは、自身のリスク許容度が分かった後でも良いでしょう。
まずは、なくなっても気にならない余剰資金で投資をスタートしてみるのをおすすめします。
少額から投資を始めたい場合は、投資信託がおすすめです。
投資信託なら証券会社によっては、500~1000円から購入可能。
気軽に投資をしたい方におすすめなのは定期預金。
みずほ銀行など都市銀行の定期預金の場合は、ほとんどのところで1円から預金できます。
しかしネット銀行の場合は、1万円以上からでないと定期預金できないケースもあるのでご注意ください。
国債の場合は、最低購入額が5万円からであり、個人向け国債であれば1万円から可能。
不動産投資は、物件購入時に大きな資金が必要になりますので、余剰資金では始められません。
本業に影響が出ないようにする
サラリーマンが投資で成功するには、本業に差し支えのないようにするのが大切です。
投資で稼げるようになるには、経済の勉強や銘柄分析が必要ですが、投資に充てる時間を増やしすぎて、本業に影響を及ぼさないように注意しましょう。
損をしないことを第一に
サラリーマンが投資をする際には、損をしないよう意識しましょう。
具体的には、ハイリスク・ハイリターンの投資を避けたり、投資に回す資金を増やしすぎたりしないよう注意が必要です。
また、損失を最小限に抑えるために、資産を1か所に固めないこともポイント。
例えば投資信託に投資する場合も、100%株式の銘柄より株式・債券・不動産など複数に振り分けられている銘柄を選んだ方がリスクを分散できます。
もちろん大きなリターンを狙いたい場合は、100%株式の銘柄も選択肢の1つですが、投資初心者はリスクの低めな銘柄から始めるのがおすすめです。
長期投資を行う
最後にお伝えするサラリーマンが投資で成功する秘訣は、長期投資を行うことです。
長期投資とは、数年~数十年といったスパンで投資し続ける方法のこと。
長期投資は、サラリーマンの投資手法として手堅い方法といえます。
なぜならリスクを抱え込みすぎず、なおかつ投資の勉強のために本業の時間を取られすぎることがないためです。
投資先は債券や定期預金などの低リスクな金融商品もあれば、投資信託や株式といった比較的リスクの高めなものもあります。
債券や定期預金には5年から10年の満期のものがあるので、購入後は満期まで待てば良いだけです。
投資信託の場合は、指数に連動した銘柄を毎月少額ずつ積み立て購入していくやり方がおすすめ。
株式の場合は、個別の銘柄をよく研究し、将来性が期待できる銘柄を購入し、長期間に渡って保有し続ける方法があります。
サラリーマンの投資は副業になる?
これから投資を始めたいと考えているサラリーマンの中には「うちの会社は副業禁止なんだけど大丈夫かな」「そもそも投資って副業なの?」と疑問に感じる人も多いかもしれません。
会社にもよりますが、投資は副業として扱わない場合が多いと考えられます。
なぜなら投資では、特定の相手との雇用契約や毎月固定の収益の保障は発生しないためです。
したがって、投資が会社の規定に反する可能性は低いでしょう。
どうしても心配な人は、就業規定を確認するか、上司に断りを入れることをおすすめします。
投資を始めるサラリーマン必見!確定申告の知識
サラリーマンが投資を始める際には、確定申告のことが気になるのではないでしょうか。
そこでここからは、投資を始めるサラリーマンが知っておくべき確定申告の知識について解説します。
確定申告が不要になる場合
年収2000万円以下であり、1か所だけから給与をもらっているサラリーマンの場合、投資の利益が20万円未満なら確定申告は不要です。
また、投資の利益が20万円を超えていても、特定口座を利用している場合、確定申告は不要。
特定口座では、投資の利益から源泉徴収されるためです。
ただしこの場合に確定申告が不要になるのは所得税であり、住民税は別途申告が必要になります。
確定申告が必要な場合
確定申告が必要になるのは、以下のような場合です。
- 給与を2か所以上から受け取っている
- 年収が2000万円を超えている
- 投資による利益が20万円以上である(一般口座を利用)
確定申告が必要なケースは他にもありますが、投資をしているサラリーマンであれば、上記3ケースを押さえておけば十分でしょう。
特定口座やNISA口座ではなく一般口座を使用している人は、源泉徴収されていないため、投資の利益が20万を超えれば確定申告義務が生じるので注意しましょう。
投資信託の確定申告
投資信託で得られる利益は、20万円を超えれば確定申告が必要です。
ただし特定口座やNISA口座を利用する場合は、確定申告不要。
NISA口座の場合、年間の非課税額(120万円)を超えて投資をした分は課税対象ですので、ご注意ください。
不動産投資の確定申告
不動産投資の利益も同様に、20万円を超えていなければ確定申告不要です。
不動産投資は他の投資と比べて金銭的な規模が大きめですので、確定申告を要するケースが多いと考えられます。
確定申告のやり方
投資で利益を得たときに備えて、確定申告のやり方を把握しておきましょう。
まず確定申告の時期は、毎年2月16日から3月15日までです。
その間に必要な手続きを完了させます。
確定申告の手順は以下の通り。
- 必要な書類を用意
- 書類の作成
- 税務署に提出
確定申告書は税務署や市区町村の役所などで入手できますし、国税庁のホームページからダウンロードも可能です。
また、e-Tax(イータックス)という国税庁が提供する国税電子申告・納税システムを使用すれば、インターネット上で確定申告書類が作成できます。
▼確定申告の心得について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
サラリーマンこそ投資で副収入を得よう
この記事では、投資に興味のあるサラリーマンに向けて、おすすめの投資や成功のポイント、注意点を解説しました。
サラリーマンにおすすめの投資は、不動産投資・定期預金・積立型の保険・国債・投資信託。
これらの投資で成功するためには、リスクを取りすぎないよう気を付けることや、余剰資金で始めることがポイントです。
投資を始める前に、会社の規定に引っかからないかどうか、どんなときに確定申告が必要になるかを確認しておきましょう。
もし投資に関して不安や疑問点があれば、当サイトの「お金の健康診断」でFPに相談してみてください。
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池田 昇太