投資に興味がある方の中には、「投資は難しそう」「初心者でも失敗しない投資が知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
やみくもに投資を始めると、初心者には難易度の高い運用方法を選び損をしてしまう可能性が考えられます。
そこで、こちらの記事ではこれから投資を始めたい方へ向けて、次のテーマに沿って解説していきます。
- 初心者が知っておくべき投資の知識
- 簡単&少額で始められるおすすめの資産運用先
数百円から始められる投資や、専門的な知識が不要な投資もあるのでぜひ参考にしてくださいね。
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資産運用とは?はじめに種類を理解しよう
資産運用では、まず「リスク」と「リターン」の関係性を知っておく必要があります。投資の種類はリスクとリターンのバランスによって分けることができるため、初心者が投資で失敗しないためには重要な基礎知識です。
さっそく解説していきます。
「リスク」「リターン」とは何?
リスクとリターンは、資産運用先を選ぶのに大事な指標となります。
まずリターンとは、投資により得られる収益のことです。
リターンはパーセンテージや円、ドルなどの単位で表されます。
例えば、投資した10万円が1年後に11万円になった場合、リターンは10%となります。
また、利益が出ずに損した場合にも「マイナスリターン」という言葉が使われます。
つづいて、投資におけるリスクとは「リターンの変動(振れ幅)」のこと。
大手企業とベンチャー企業の株式を比べ、リスクについて考えてみましょう。
ベンチャー企業の株価は、大手企業よりも通常は振れ幅が大きいことが多いです。
なぜなら、ベンチャー企業は大手企業に比べて財政状況などが安定しておらず、事業が失敗する可能性があるからです。
そのため、ベンチャー企業の株式はリターンが不確実となり、リスクが高いということになります。
投資の種類は3種類に分類できる
投資の種類は、リスクとリターンのバランスによって3種類に分類することができます。
- ローリスク・ローリターン
- ミドルリスク・ミドルリターン
- ハイリスク・ハイリターン
これらの3種類の中でさらに細かい投資先があり、種類ごとの投資先一例は次の通りです。
債券・投資信託・FXなどは、投資経験がなくても聞いたことがあるのではないでしょうか。
投資と一言に言っても、難易度は種類ごとに細かく分かれているのです。
ハイリスク・ローリターンとローリスク・ハイリターンとは?
リスクとリターンのバランスが大きく異なる、「ハイリスク・ローリターン」と「ローリスク・ハイリターン」という言葉があります。
ハイリスク・ローリターンとは、損するリスクが高くリターンがほとんど期待できないことです。
具体的には、支払う手数料は高いのに、手元に戻ってくる収益はほとんどない金融商品などが当てはまります。
一方、ローリスク・ハイリターンとは、低いリスクで高いリターンを得られることを指します。
一見お得に聞こえますが、ローリスク・ハイリターンは詐欺である可能性が高いので、気を付けなければいけません。
基本的に、投資は払ったリスクの分だけリターンを得るチャンスが生まれるものです。
そのため、ローリスク・ハイリターンはこの法則外にいることになります。
「これに投資すれば数年後には大金に化ける」「今買っておけば○年後に○%の利益を約束する」などの売り文句を、安易に信じるのは危険。
ローリスク・ハイリターンの投資は存在しないといっても過言ではないでしょう。
初心者が簡単に投資できるおすすめの種類
初心者が資産運用を始めるなら、ミドルリスク・ミドルリターンの投資先がおすすめ。ミドルリスク・ミドルリターンの投資は、増えたお金が目に見えて分かるため、投資の楽しさが感じられるでしょう。
元本保証がされているわけではないものの、リターンの振れ幅は比較的緩やかです。
そのため、投資した資産がいきなり無くなってしまうという心配はほとんどありません。
また、ミドルリスク・ミドルリターンは株式投資や投資信託など商品が豊富なため、自分にあった投資先を見つけやすいですよ。
投資でお金が増える楽しみやリスクとリターンのバランスが丁度いいので、初心者にも向いているといえます。
初心者におすすめの資産運用の方針の立て方
投資を始める際は、資産運用の方針を立てることが大切です。
基本的に、資産運用の方針を立てるには次の3つのやり方が挙げられます。
- 個人で投資する
- FPや専門家に相談する
- AI (ロボアドバイザー)を利用する
ここでは、それぞれの方針の立て方・やり方について解説します。
資産運用の方針①個人で投資する
ひとつめの方法は、投資する商品や銘柄を自分で見つけて投資すること。
投資先の安全性や危険性を自分で判断して選べるので、納得して投資に取り組むことができます。
他人に自分のお金を任せるのがいまいち不安な方や、「本当に大丈夫だろうか」と疑ってしまう方は向いているでしょう。
一方で、初心者が一から学習するのはハードルが高いと感じる人もいるはず。
経験と知識が浅いと成功するまで時間が掛かるので、その点も考慮しなくてはいけません。
個人で投資をおこなえる分析力・判断力を持つのは、とても価値のあることです。
初心者のうちは大変なことが多いかもしれませんが、長い目で投資をおこなっていきましょう。
資産運用の方針②FPや専門家に相談する
ふたつめの方法は、FPなど投資の専門家に相談すること。
投資相談ができる専門家には、銀行や証券会社のほかにも、FP(ファイナンシャルプランナー)・IFA(独立系金融アドバイザー)などがいます。
相談する人物を選ぶときは、その専門家の報酬形態、取り扱える金融商品の種類、その人物の専門性などを考慮しましょう。
特に、金融機関に所属しているFPと証券マンについては、あなたに合っていない投資商品を勧めてくる場合も。
会社員という立場上、営業成績を重視した商品だったり、会社で取扱っていない商品があるため。
もちろん、すべてのFPと証券マンがこちらの都合を無視するわけではありません。
ですが、会社員にはそのような事情があると意識しておきましょう。
それに対して、IFAは会社と投資家にとって中立的な立場でアドバイスをしてくれます。それぞれの人生設計や投資方針に一番合った商品を提案してくれるという意味では、IFAに相談するのがもっともおすすめです。
▼IFAやFPについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
資産運用の方針③AI (ロボアドバイザー)を利用する
最後の方法は、AI(ロボアドバイザー)を利用することです。
AIを利用した投資では、自分の代わりにAIが資産運用したり、投資に関する質問や相談に自動応答してくれたりします。
あらかじめ自分の投資方針や好みを伝えておくことで、最適な運用成果を期待できます。
ロボアドバイザーは、初心者はもちろん、自分で運用する時間が取れない忙しい人におすすめ。
初回最少投資額は1万円から始められる点もメリット。
ただし、手数料もかかるのでしっかりチェックしてから選びましょう。
初心者におすすめ資産運用先6種
ここでは、初心者向けのミドルリスク・ミドルリターンの資産運用先をご紹介します。
これから投資を始める方におすすめの運用先は、次の6種類です。
- 株式投資
- 投資信託
- NISA(少額投資非課税制度)
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
- REIT(不動産投資信託)
- 債券投資
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
初心者向け運用先①株式投資
投資といえば株式をイメージする人も多く、初心者でも参入しやすいといえるでしょう。
株式投資は、企業の発行する株式を購入する投資方法です。
株式投資で得られる利益には次の3種類があります。
- 値上がり益:株式を購入した金額と売却した金額の差益
- 配当金:企業が儲けた利益のうち株主へ分配されるお金
- 株主優待:自社製品・割引券・クオカードなど
株式投資の魅力は、一気にお金を増やせる可能性でしょう。
安く購入した株式が、数年後に2~3倍の金額で売れることも珍しくありません。
ただし、株式を発行している会社の経営悪化も考えられるので、財務状況や景気を分析することが必要です。
始めのうちは少額の投資を心がけ、分析力・判断力を蓄えながら株式投資の成功率を高めていきましょう。
初心者向け運用先②投資信託
投資信託では、自分の代わりに投資のプロが資産運用をおこなってくれます。
そのため、銘柄の知識や分析スキルが少ない初心者でも安心。
また、投資信託はリスクを下げるために、債券・株式・不動産など複数の商品に分散投資することができます。
分散投資により、ひとつの投資がダメになった場合でも、全体に及ぶ損失を最小限に留めることが可能です。
投資信託の注意点としては、運用を任せるのに信託報酬という手数料が発生することや、元本保証がされていないこと。
また、投資する商品自体を選ぶのは自分なので、投資の知識がまったくいらないというわけではありません。
とはいえ、積立型の投資信託なら月1000円以下で始められるサービスが多いので、初心者でも手の出しやすい投資といえます。
初心者向け運用先③NISA(少額投資非課税制度)
NISAは、投資で得た利益にかかる税金が非課税になる制度です。
通常、投資商品の売買により儲けた金額や、企業から受け取った配当金には約20%の税金が発生します。
ですが、NISA口座を利用して資産運用した場合は、最長で5年間にわたり年間120万円までの非課税枠があります。
NISAは、個人での資産形成を推進するために国が始めた制度。
そのため、NISAの投資商品は信頼性の高いものがあらかじめ厳選されており、初心者でも安心できる運用先といえます。
日本証券業協会が2020年6月に公開したデータでは、NISA口座を開設した人のうち約半数近い41.2%の人が投資未経験者となっています。
※出典:NISA口座開設・利用状況調査結果(日本証券業協会)
投資で得られた利益を多く受け取るためにも、NISAをぜひ活用しましょう。
初心者向け運用先④iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoは毎月数千円からの掛け金を運用して、老後に受け取るタイプの私的年金。
毎月の掛け金は所得控除が受けられるうえ、運用益は非課税になるなどお得な税制優遇があります。
iDeCoもNISAと同様、国が推奨し信頼感のある運用先となります。
NISAとの大きな違いとしては、運用で得た収益を引き出せるのは原則60歳以降という点。
iDeCoは、老後のために公的年金以外にも資産を蓄えておくことがメインの運用目的です。
一方、NISAは教育資金やマイホーム購入資金など、さまざまな目的のために運用することができます。
iDeCoで運用できる商品は、定期預金や投資信託など比較的リスクの少ない商品がそろっています。
とはいえ、商品によっては元本保証ではありませんので商品選びは慎重に行いましょう。
初心者向け運用先⑤REIT(不動産投資信託)
REIT(リート)は投資信託の一種で、投資対象が株式や債券ではなく不動産となります。
不動産への直接投資は、通常であれば多額の資金や、優良物件を判断する専門知識が必要ですよね。
しかし、REITであれば不動産投資のプロが自分の代わりに運用してくれます。
また、直接投資の不動産はアパート・マンションなど賃貸物件が多いですが、REITではオフィスビルやホテルなどが多いのも特徴です。
不動産投資のリスクとしては、自然災害や情勢変化による価格変動があることです。
ですが、初心者でも少額で不動産投資が始められ、比較的安定した収益を長期で得やすい運用先といえるでしょう。
初心者向け運用先⑥債券投資
債券投資は、これまで紹介した資産運用よりリスクが低いローリスク・ローリターンの商品ですが、「損をせず、もっと安全に資産運用したい」という方にはおすすめの金融商品です。
債券投資は債券を発行している国や企業などにお金を貸し、利息をつけて返してもらうという仕組み。
利回りは普通預金よりは良いという程度ですが、元本保証があるため少ないながらも着実に増やすことができます。
使わない余裕資金があるけれど投資で減るのが怖い場合は、まず債券投資から運用を始めてみるといいでしょう。
もっと簡単に少額を投資するならスマホのアプリで挑戦
ここまでさまざまな運用先や投資方法をご紹介しましたが、もしかしたら「投資ってやっぱりめんどうくさそうだな」と思っている方もいるかもしれません。
そんな方には、さらに少額でさらに簡単なスマホアプリでの資産運用から始めてみてはいかがでしょうか。
ここでは、自分の現金を出す必要のない「ポイント投資」と「おつり投資」をご紹介します。
ポイント投資をする
ポイント投資は、現金の代わりに貯まっているポイントを使って投資する方法です。
Tポイント・dポイント・楽天ポイントなどが、ポイント投資できる有名なサービスとなります。
ポイントは、ネットショッピングや普段の買い物でいつの間にか貯まっていることが多いので、現金を運用するよりもハードルが低く感じられます。
投資できる対象商品は、株式や投資信託などから選ぶことができますよ。
サービスによっては、100円分という少ないポイントで投資を始められます。
手元のお金で投資することに不安がある方は、ポイントを利用して投資を始めてみましょう。
おつり投資をする
おつり投資とは、クレジットカードや電子マネーで買い物したときに発生する端数(おつり)で投資をする方法です。
おつりとなる端数の計算は、あらかじめ自分が設定しておいた単位で決まります。
例えば、設定単位を500円にして120円の買い物をした場合、おつりの380円が投資される仕組みです。
毎回の投資額は少なくても買い物の度に投資額が増えるので、いつの間にかお金が貯まっていたという感覚が味わえます。
毎月の投資上限額を決められるサービスもあるので、投資にお金を回しすぎる心配もありません。
家計簿アプリを日頃から使っている人や、キャッシュレス決済に慣れている人は気軽に始められる投資方法となります。
▼投資アプリについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
まずは簡単に始められる少額投資をやってみよう
今回は、投資初心者が知っておくべき基礎知識や、簡単&少額で始められる運用先をご紹介しました。
資産運用を始める際は、失敗しないためにもリスクとリターンのバランスを考えて投資する必要があります。
最初のうちは、株式や投資信託などミドルリスク・ミドルリターンの運用先を選ぶと、投資の楽しさを感じながら学ぶことができますよ。
また、資産運用のことで悩んだときは、お金の専門家にアドバイスを求めるのがおすすめです。
「お金の健康診断」は、匿名かつ無料でお金のプロに直接相談することもできるサービス。
この記事でも説明した、IFA(独立系金融アドバイザー)に相談することも可能です。
チャット形式なので自分のタイミングで相談することができ、わざわざ外出する必要もありません。
ぜひ気軽にトライしてみてくださいね!

塩畑みなと