保険貧乏の家計ビフォーアフター!保険オタクと呼ばれるプロが教える賢い保険の選び方

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いざという時のために保険に入ったものの、「保険料が高くてキツイ」「いつの間にか保険料が上がっていた」など、いわゆる「保険貧乏」になっている人もいるのではないでしょうか。

 

そんな人のために、保険代理店R&C株式会社の遠藤さんに保険貧乏にならないためのポイントをインタビュー。

保険貧乏になっている事例をもとに、どのように考えて保険の取捨選択をすればいいのか解説してもらいました。

保険貧乏になりやすい人の特徴も紹介するので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。


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【遠藤幸太郎(えんどう・こうたろう)】
広告代理店と専門商社勤務を経て、保険業界に転職。大手外資保険会社で勤務後、「お客様一人ひとりに最適な保険を提案したい」とR&C株式会社に入社。FPのほか、年金相談・介護相談アドバイザーや相続診断士の資格も保有し、さまざまな悩みにわかりやすく的確にアドバイスを行っている。 

遠藤さんへのチャット相談はこちらから

保険貧乏な子供2人の30代夫婦。保険の劇的ビフォーアフター

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編集部「保険貧乏」を改善するためには、どのように考え、見直せば良いのでしょうか。これまで遠藤さんが担当してきたなかで「保険貧乏」のよくあるケースをもとに教えてください。

 

遠藤さん30代夫婦の保険貧乏になっているケースを見ていきましょう。
奥さんは専業主婦で、子供は2人(3歳、1歳)。
毎月の保険料は6万3000円となかなか高額です。

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編集部確かに高いですが、どれも必要な保険に思えます。
どの保険料を減らせるのでしょうか?

 

遠藤さん保険は家庭の収支バランスや考え方によってさまざまなので、一概にこう変えると良いとは言えないのですが、今回は最低限の必要保証を持ちながら家計の負担を減らすという観点で見直すと、このようになります!

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編集部そんなに安くなるんですか!?
がん保険以外の保険はすべて変わっていますね。

 

遠藤さん一つひとつ説明していきましょう。

死亡保険より家計保障保険。「働けない」リスクの方が現実的

編集部毎月2万払っていた死亡保険をカットした理由は?

 

遠藤さん夫婦で死亡保険に入っていましたが、そもそも夫婦で入る必要があるのか考えてみましょう。

 

というのも、奥さんは専業主婦ですから仮に奥さんが亡くなっても収入面で困る可能性は低いと考えられます。
一方、一家の大黒柱である旦那さんが亡くなった場合は収入がなくなってしまうので困りますよね。

 

でも、もしものときは公的制度の「遺族年金」が受け取れます。
遺族年金とは、亡くなった人によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金 。
「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」の2種類あり、国民年金や厚生年金など加入していた年金の種類や保険料の納付状況によって給付額は変わりますが、亡くなった世帯主が会社員の場合両方の遺族年金を受け取れる可能性もあります。

 

編集部確かに遺族年金があるなら、死亡保険に月2万円も支払うのはもったいないですね。

 

遠藤さん日本は公的保障が充実していて、ひと月の医療費の自己負担限度額を超えた場合、その超過部分を払い戻す「高額療養費制度」もあります。
これによって医療費を安く抑えることができるので、考え方によってはひとまず医療保険もカットできます。

 

死亡する可能性も考えたいポイント。
厚生労働省の「平成30年簡易生命表」(※1)によると、65歳まで生存する人の割合は男性が89.5%、女性が94.5%。
このデータを見ると、30代で死亡する可能性は非常に低いと言えるでしょう。

家計を維持する上で死亡リスクを排除するわけにはいきませんが、それよりも考えたいのは病気やケガで働けなくなるリスク

そこでおすすめなのが「家計保障保険」
死亡・高度障害時はもちろん、働けない間やその後の収入減を補填するための保険です。
家計保障保険はがんになったときの一時金もあるので旦那さんのみ加入し、その分毎月の夫婦のがんの保険料は安くするよう提案します。
限られた予算で、まずはお子様の独立まで生活水準の維持を目的とした見直しですね。

(※1)平成30年簡易生命表

教育費=学資保険はNG!インフレや大学に行かない可能性も想定しよう

遠藤さん教育費=学資保険と考える人は少なくありませんが、今の日本の現状を考えると、個人的には学資保険はお金の無駄だと思っています(苦笑)。

 

そもそも国立大学の学費は4年間で約240万円、私立なら約350万円以上(※2)。
一人暮らしすれば、さらにお金がかかります。

しかし、学資保険は商品によっては大学等進学時期にまとめて支払われるもの、卒業までに分割して支払われるものなどさまざま。
大学入学時に必要な大学費用がまとめて支払われるわけではないんです。

 (※2)文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」
文部科学省「平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果について」

  

編集部つまり、大学費用は学資保険だけでは不十分なんですね。

 

遠藤さんはい、加えてリスクもあります。

一般的な学資保険の返戻率は104%程度。
元本が保障されているから安心かと思いきや、学資保険の年利はかなり低いため、金利が上昇したりインフレ(物価上昇)になった時には、お金の価値が下がる可能性があるんです。

日本銀行はインフレ率を年2%と目標を掲げていますが、年率2%のインフレが続いたら現在の100万円の価値が、30年後には55万円程度まで下がると言われています。

 

編集部でも、少しでも増えるなら銀行に預けているよりは良いですよね。

 

遠藤さん確かに現在の大手銀行の定期預金の0.002%(2020年9月現在)という低金利に比べたら学資保険の方が増えますが、利率は決して高くありません。

たとえば、学資保険料1万5000円を18年間払い続ければ、返戻率が104%だとすると、336万9600円になります。
元本は324万円なので、増加ペースは1年でたったの7200円。
決して多いとは言えませんし、先ほど説明したようにインフレ時には対応できないリスクもあります。

お金は「額面」ではなく、「価値」を守らないといけないんです。

大学に行くかわからないなら学資保険より資産運用もできる変額保険

遠藤さん子供の教育費=学資保険と思って、内容をよく理解せず加入してしまう人は保険貧乏になる可能性が高いので注意が必要です。
漠然と考えるのではなく、「いつまでにいくらぐらいを準備するための保険」と目的をはっきりさせることがポイント

 

とはいえ、子供が絶対に大学に行くかどうかなんてわからない人も多いのではないでしょうか。
もしかしたら大学に行かず、海外留学や起業なんてパターンもあるかもしれませんよね。
将来のことはわからないけど、子供が何かしたいと思った時に応援できるお金を準備したい、それが目的だと思うんです。

だから、私は学資保険ではなく変額保険をおすすめしています。

 

編集部変額保険とはどういう保険なんですか?

 

遠藤さん簡単に言えば、生命保険と資産運用が組み合わさった保険です。
株式や債券などの金融商品を運用して実績に応じて、保険金や解約返戻金などの受取額が変動します。
死亡保険金額は保障されるので、運用がうまくいかなくても約束通りの死亡保険金が支払われます。
逆に運用がうまくいけば、その分が死亡保険金に上乗せされることになります。

 

編集部保障がありながら資産運用もできるのは良いですね。
ただ投資性が高いので、不安に感じる人もいるのでは。

 

遠藤さんどんな商品にも必ずリスクはあるので、何が必要なのかを明確にすることが大切です。
もちろん変額保険に良くない印象を持っている方がいるのも承知しています。
ただ実に理にかなった仕組みをしているんです。

変額保険は世界経済に連動するので、インフレへのリスクにも対応できますし、大学資金が不要な場合も持ち続けることでお子様の結婚資金や老後資金にするなど柔軟に活用できるでしょう。

保険貧乏になりやすい人は家賃は即答できるのに保険料は…

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編集部「保険貧乏」になりやすい人の特徴は何ですか?

 

遠藤さん先ほどお話したように、保険の内容を把握せず、勧められたまま入ってしまう人ですね。
そういう人は家賃を聞くと即答できるのに、保険料は「これくらいだったかな…」とあやふやな人が少なくありません。

 

そもそも結婚や出産を機に保険に入る人が多いものの、20代、30代は自分も親も健康ですし、保険に入る必要性を感じにくい年代。
比較してまでどこの保険が良いかしっかり調べる人は多くありません。
その結果、何が必要かよくわからないまま、なんとなく入ってしまいがちなんですよね。

でも、日本の大手保険会社は10年〜15年毎に保険料が倍になっていく仕組みが多く、加入した当初はさほど気にならなかった保険料がいつの間にか負担になっていくんです。

 

編集部そして気がつけば保険貧乏に…。「保険は人生で2番目に高い買い物」と言いますが、加入時に保険料が上がっていくをきちんと理解している人は少なそうですね。

 

遠藤さん将来的にいくら払うことになるのかまで説明する営業マンは多くないでしょうからね。

 

逆に「とにかく入ってもらえればいい」と安い保険を勧める営業マンもいますが、保険は安ければ良いというものではありません。
でも、お客様にしてみれば安いに越したことはないので入ってしまう。
そうなると、不十分・不必要な保険に入ってしまい、結局無駄にお金を払い続けることになる場合が多いんです。

無駄な保険に入らないために知っておくべき保険選びの2つの心得

編集部保険貧乏になる人は「内容をきちんと把握していない」とおっしゃいましたが、そうなる原因は保険自体が複雑でわかりにくい点にあると思います。
保険のことをよくわからない人が無駄な保険に入らないためには、どんなことを気をつければいいですか?

 

遠藤さんポイントは2つあります。


・何が必要なのか優先順位を決める
・初対面の営業マンがおすすめする保険は疑う

 

まずは、保険に入る目的を明確にすることが大切です。
どんな状態になると一番困るのかをできるだけ具体的にイメージし、入る保険に優先順位をつけましょう。
本当に必要なものを突き詰めれば、無駄がなくなるわけですから結果的に保険料は安くなるものです

 

あと、最初から生涯で必要な保険すべてに入ろうと思わなくてOK
年代やライフステージによって必要なものは変わりますから、最初はベーシックなプランに入っておき、必要だと思ったら追加していくのがおすすめ。
「早くから入った方が保険料が安い」という営業マンの言葉に惑わされず、その時本当に必要なものだけに入りましょう。

 

また、相談者のことを何も知らないのに、初対面で「この保険がおすすめです!」と提案してくる営業マンはちょっと疑いましょう(笑)。
相談者の状況や考え方はそれぞれ違うのですから、営業マンが10人いれば、提案する保険だって10通りあるもの。
それなのに、完全に初対面の相談者に特定の保険をいきなり提案するのは、保険にお客様を当てはめているということですよね。

「お客様へのベストな提案」を追求したら「保険オタク」に

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編集部遠藤さんは社内で「保険オタク」と呼ばれるほど保険に詳しいと伺いました。

 

遠藤さん自分では保険オタクだとは思ってないんですけどね(笑)。

昔はお客様にわかりやすいよう、各社の保険の特徴などをまとめた一覧表を作っていたんです。
一覧表を見せたところで選択肢があり過ぎて、結局お客様を悩ませるだけだったのでやめたのですが、まとめているうちに詳しくなり、いつの間にか「保険オタク」と呼ばれるようになっちゃいました。

 

編集部それだけお客様に丁寧に説明されているということですね。

 

遠藤さんお客様に後悔してほしくないので、きちんと納得して選んでいただきたいんです

私が初めて保険に入ったのは20代前半の新卒の頃。
当時勤めていた会社に保険の募集人がきて、「AプランとBプラン用意したから、どっちか選んでね」と有無を言わさず加入することに…まぁ、そういう時代でした(苦笑)。
しかし、保険業界に入り、自分の保険を見直してみると無駄なものが多くて驚きました。

 

保険は「安心を買う」なんて言いますけど、実際はお金じゃないですか(笑)。
大切なお金をいざという時にもらえるよう払うのですから、無駄なものに払ってしまうのは本当にもったいない。

だから、私は将来的にかかる保険料や注意点など一つひとつ丁寧に説明して、お客様に納得して選んでいただくようにしています。

保険の悩みは専門家にチャット相談してみよう

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今回は保険貧乏の例をもとに具体的な見直しから保険の考え方までを遠藤さんに伺いました。

多くの人にとって保険は馴染みの薄いものですよね。
そのため、いざ保険に入ろうと思っても、どんなケースを想定すべきなのか、何が必要なのかなどはイメージしにくいもの。
だからこそ、今回遠藤さんが教えてくれた保険選びのポイントを参考にして、賢い保険選びをしましょう。

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この記事の専門家

得意分野:家計改善/ライフプランニング/教育資金/保険/資産運用/住宅ローン/老後資金/相続

遠藤 幸太郎

    コメント 大学卒業後、広告代理店・時計輸入商社を経て大手外資系保険会社に入社。
    より多くの選択肢からお客様のお役に立てるとの想いから、会社の方針や考え方に共感してR&C株式会社に転職しました。
    個人のお客様を中心に、ファイナンシャルプランナーとしてコンサルティングやマネーセミナー等を行っており、自身も2人の子を持つ子育て世代です。
    どんなことでもぜひお気軽にご相談ください!

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