【最新】40歳の貯金額は?子育てや老後に必要な金額と貯めるコツ

40歳のリアル貯金事情

更新日:2021/3/12

40歳の平均的な貯金額をご存知でしょうか。
結論から言うと、40代単身世帯の平均貯金額は666万円、既婚世帯の平均貯金額は1012万円
平均貯金額に比べ貯金額が少なく、落ち込んでしまう人がいるかもしれません。
しかし40歳の今から貯金に力を入れていけば、十分に挽回可能です。

この記事では40代の貯金事情や平均給与額について、さらに掘り下げて解説していきます。あわせて教育費と老後資金の必要金額の試算結果や、40歳から取り入れるべき上手な貯金方法もご紹介。
うまく貯金できずに焦りや不安を感じている40代の方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

40歳の平均貯金額|単身は666万円・既婚は1012万円

40歳の平均貯金額

40歳の平均貯金額について、もう少し掘り下げてみましょう。
金融広報中央委員会の令和2年の調査(※1)によれば、40代の独身・既婚別の金融資産保有額は以下の通り。

【40代の金融資産保有額】

  平均値 中央値
独身(単身世帯) 666万円 40万円
既婚(2人以上世帯) 1012万円 520万円


平均値は極端な数値があるとそれに大きく影響されてしまう
ため、貯金額においては中央値の方がより実態に近いという見方もあります。

・上記の金額は預貯金だけでなく、貯蓄性のある生命保険、債券や株式、投資信託など金融商品を含めたものです。
・平均値:データを足し合わせ、データの個数で割った値
・中央値:データを小さい(または大きい)順に並べ、真ん中に来る値

注目してほしいのは、既婚(2人以上世帯)の貯金額です。
実は前年令和元年の同調査では、既婚(2人以上世帯)の貯金額は平均値が694万円、中央値が365万円でした。つまりわずか1年の間に平均値・中央値ともに1.4倍まで跳ね上がっていることになります。
これは新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策として支給された特別定額給付金や、先行き不透明なコロナ禍で貯金への意識が高まったことなどが影響していると考えられます。
※1:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] (知るぽると)
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] (知るぽると) 

独身よりも既婚世帯の方が貯金額の高いのはなぜ?

40代の独身(単身世帯)に比べ既婚者(2人以上世帯)の貯金額が高いのは、共働きで2人分の貯金を含めている世帯が多いからではないかと考えられます。
とはいえ、貯金額の中央値を見てもかなり差があることから、どちらかといえば40代は既婚者の方がしっかり貯金に励んでいるといえるでしょう。
子どもの進学などに備え、シビアに家計管理をしている様子がうかがえます。

また40代の既婚者世帯は預貯金の次に生命保険を多く保有していました。
これは子どもの進学費用に備え、学資保険などに加入しているためと考えられます。

▼教育費の貯め方について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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40歳で必要な貯金額は?教育費や老後資金を試算

教育費と老後資金を試算

40歳は実際にどれくらいの貯金があれば安心できるのでしょうか。
ここからは、40代でもっとも支出の多い子どもの教育費と老後資金の目安を紹介。
それぞれ必要となる貯金額を見ていきましょう。

①40代で必要な貯金額:大学までの教育費は1人1000万円が目安

文部科学省が行った「平成28年度子供の学習費調査」では、幼稚園3歳から高校までの15年間の教育費は以下の通りです。

  • すべて公立に通った場合:約540万円
  • すべて私立に通った場合:約1770万円

私立は公立に比べて3倍以上の費用がかかります。
また、文部科学省令の資料によると4年間の国立大学(※3)と私立大学の学費(※4)は以下の通りです。

【大学4年間の学費】

国立大学

242万5200円

【文系】私立大学 397万7697円
【理系】私立大学 541万6925円 

上記に加えて、大学は実家を出て一人暮らしになるケースも多いため、別途生活費も必要でしょう。
国公立か私立かによって教育費は異なるものの、大学進学だけでも子ども1人あたり240万円〜500万円ほどかかると考えられます。つまり幼稚園入学から大学卒業までに必要な教育費を合計すると、すべて公立に通った場合でも子ども1人あたり1000万円くらいが目安になりそうです。

▼大学の学費について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

(※3)文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」
(※4)文部科学省「平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果について」 

②40代で必要な貯金額:老後資金は1人3000万円が目安

公益財団法人 生命保険文化センターの調査(※5)によると「ゆとりある老後生活費」として必要な額は平均36万1000円/月という結果が出ています。
ここでの「ゆとりある老後生活費」とは、夫婦2人の老後生活で最低限必要な生活費に、旅行や趣味などの費用を上乗せした金額を言います。
対して、日本年金機構が令和2年4月に発表した年金額(※6)は以下の通りです。

【令和2年4月分からの年金額等について】

  令和2年度(月額)
国民年金
(老齢基礎年金満額)
6万5141円
厚生年金
(夫婦2人分の老齢基礎年金を
含む標準的な年金額)
22万724円

つまり厚生年金加入者がゆとりある老後生活費を確保するには、毎月14万円の上乗せが必要です。よく「老後2000万円問題」を耳にしますが、無事2000万円を貯金できたとしても、毎月14万円を貯金から取り崩せば12年ほどで底をつきてしまう計算に。
さらに次のようなケースでは、もっと早くに貯金2000万円はなくなってしまうでしょう。

  • 自営業などで厚生年金に加入していない人
  • 厚生年金加入者でも年金受給額が月22万円を下回る人
  • 支給される年金額自体が減額された場合

「65歳で定年退職し100歳まで生きる」と仮定すると、老後の35年間で夫婦でゆとりある生活を送るために必要な貯金は、14万円×12か月×35年=5880万円

つまり、ゆとりある老後生活を送りたいなら貯金2000万円では足りない可能性が高く、1人あたり約3000万円の貯金が必要になるということです。
(※5)
出典:公益財団法人 生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査(速報版)」
(※6)
出典:日本年金機構 令和2年4月分からの年金額等について

40歳から取り入れるべき上手な貯金方法

40歳から取り入れるべき上手な貯金方法

40歳の平均貯金額や必要資金を知ると「どうやってそんなに貯めるの?」と不安に思う人もいるかもしれません。
たとえ今はお金がなくても、40歳はすぐに貯金に取り組めばまだ間に合う年齢なので大丈夫!

ただし効率の良い貯金方法を選び、ハイペースで貯めていく必要があります。
これから紹介する40歳から取り入れるべき上手な貯金方法3つを取り入れましょう

  • 先取り貯金をする
  • 資産運用を始める
  • 固定費を見直す

3つの貯金方法を併用すれば、より貯金の効率がアップするので早速試してみてください。

①先取り貯金をする|お金が自動的に貯まる仕組みづくり

挫折することなくお金を貯めるなら、先取り貯金の習慣をつけましょう。
先取り貯金とは、給料から貯金に回すお金を差し引き、残りのお金で生活をすること。人間の意志は弱いので、あるだけのお金を使ってしまいがちですが、先取り貯金をすればそんな心配はありません。

おすすめは毎月の給与日に天引きされるような「財形貯蓄」や「社内預金」を活用すること。勝手に給料から引かれていくので、貯金分はなかったものとして考えることができます。
貯金を成功させるなら、自分の意思に関係なくお金が自動的に貯まる仕組みをつくるのがコツです。 

②資産運用を始める|つみたてNISAやiDeCoで節税しながら投資

低金利な今は、銀行預金では貯金が増えません。
金利が年0.01%とすると、毎月1万円を30年間貯金し続けても、元本360万円に対してたった5000円くらいの利息しか付かないのです。
そのため40歳の人は「つみたてNISA(ニーサ)」や「iDeCo(イデコ)」を使った資産運用も検討してみましょう。

つみたてNISAの仕組みとメリット・デメリット

つみたてNISAとは投資で得た利益を非課税にできる制度で、毎月決まった金額を積立投資できます。非課税期間は20年間で、その間にいつでもお金を手元に戻すことが可能。
ただし年間の投資額は40万円が上限となっています。

つみたてNISAのメリットは国が長期投資向けに厳選した投資信託のなかから選べる点です。特に投資初心者は、投資先を選ぶ手間を削減できるでしょう。

一方でつみたてNISAのデメリットは投資信託しか購入できない点。
また「一般口座」や「特定口座」で購入した投資信託は、後からつみたてNISA口座に移動できません。

iDeCoの仕組みとメリット・デメリット

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは個人で用意する私的年金です。
毎月自分で決めた金額を拠出し、拠出した掛金は自分の好きな方法で運用できます。

iDeCoの運用方法は大きく分けて次の2種類。

  • 元本確保型…定期預金や保険で運用
  • 元本変動型…株式や投資信託で運用

元本割れが心配な人は「元本確保型」、積極的に運用してお金を増やしたい人は「元本変動型」の商品で運用すると良いでしょう。

iDeCoには「掛金が全額所得控除できる」「年金の受け取り時に一定額の税金を控除できる」「投資による利益を非課税にできる」メリットがあります。

一方で毎月の掛金に上限がある点や、60歳になるまで引き出せない点がiDeCoのデメリットです。

つみたてNISA・iDeCoは節税しながら資産形成できる!

つみたてNISAとiDeCoはどちらも税金の優遇制度があるため、資産運用をするなら活用しないと損です。「投資=ギャンブル」と思っている人も少なくありませんが、そんなことはありません。時間を味方につけた長期運用なら安定的なリターンを期待できるからです。
40歳なら老後まで20年以上あるため、今からつみたてNISAやiDeCoを始めても十分間に合います。今まで貯金や現金での資産形成だけを考えていた人は、この機会に資産運用も視野に入れてみましょう。

▼長期運用の詳しい方法を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

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③固定費を見直す|節約効果が高い&ラクちん

固定費を削減するだけで、確実に無駄な出費を抑えることができます。
今すぐできそうなものから見直してみましょう!
特に節約効果の大きい固定費は以下の項目です。

  • 保険
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • サブスクリプションサービス

 保険は入りっぱなしで不要なものまで払ってしまっている人が珍しくありません。ライフステージの変化とともに必要な保険は変化するので、定期的に契約を見直してみましょう。
ドコモ・au・ソフトバンクのスマホを使っている人は、格安スマホへの乗り換えがおすすめ。これだけでも毎月の通信費を5000円近く抑えられるでしょう。

ジムやNetflixなどのサブスクリプションサービスは利用している人も多いですが、利用頻度の低いものはもったいないですから解約を検討してみてください。 

40歳の貯金は1日でも早く!コツコツ続けることが大切

貯金_女性

40歳の貯金の平均額や上手な貯金方法をご紹介してきました。
1日でも早く行動することが大切なので、できることから始めてみてくださいね。 

「一人ではなかなか貯金ができない」という人は、FP(ファイナンシャルプランナー)などの専門家に家計相談してみましょう。貯金や投資などの専門知識が豊富なFPやIFA(独立系金融アドバイザー)なら、あなたにあった管理や貯金方法をアドバイスしてくれます。
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<体験者の声>

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この記事の執筆者

オカネコ編集部

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