【5大商社】今後の業績安定性から買うべき銘柄を元ファンドマネージャーが解説

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【執筆者:西出 滋】
銀行、証券・投資顧問、保険と金融3業態すべてを経験した、金融業界25年のFP。外資系投信投資顧問とヘッジファンドで年金運用のファンドマネージャーを歴任しており、特に資産形成・資産運用の相談を専門としている。
 

 

 

今回は、2020年3月期を終えて増配を発表した銘柄のうち、商社編を紹介します。

商社には5大商社と呼ばれる

  • 三菱商事
  • 三井商事
  • 住友商事
  • 伊藤忠商事
  • 丸紅

があります。

 

このうち増配を決定したのが、三菱商事と伊藤忠商事です。ちなみに配当の維持を決定したのが、三井物産と住友商事です。減配を決定したのが、丸紅です。

なぜこうなったのか、そしてその背景にあるものはなんなのかを説明します。

 

商社といえば配当利回りが良いことで、これに注目してどの株が良いかを決定する方も多いのではないでしょうか。

 

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■ 5大商社の業績

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5月22日の終値は以下の通りでした。

 

企業名 配当利回り
三菱商事 5.63%
伊藤忠商事 3.99%
三井物産 5.08%
住友商事 5.82%
丸紅 3.16%

 

配当だけを見ると住友商事、三菱商事がいずれも5%を上回っています。

この数字を見れば、商社の株を持っていれば安定的に配当を得られるのではないかと考えるでしょう。その中でも高い配当利回りの企業が好まれるのではないかと思います。

 

■ 注目すべきは市況比率

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ただし、もとファンドマネージャーの視点からすると必ずしもそうとは限らないと考えています。

なぜ、配当利回りが高い商社を買うのが得策ではないのか。注目するべきは市況比率です。企業は様々な事業を行っています。各事業がコンビニエンスストアを経営したり、アパレルブランドを保有していたり、食糧事業やエネルギーなどを行っています。

この市況比率とは金属・資源・化学品の3つを指します。鉄鉱石、原油、天然ガス、石油化学製品などが含まれます。

 

なぜこれらの市況環境に注目するかというと、これらの商品は景気に大きく左右されるからです。

景気が良いときはこの分野で大きく利益が出ますが、今回のように一旦景気が悪くなるとこの分野での利益減少や赤字発生のリスクがあります。

長期で投資するのであれば、安定した業績が見込める商社株に投資するべきというのが私の考えです。短期で投資するのであれば、こういった市況環境に注目して投資するのも一つの手段だと思います。

 

ただ、長期投資というのは配当を再投資することで雪だるま式に資産が増えていきます。

この観点からいくと消費者株の中で最も買いなのは伊藤忠商事となります。

 

市況比率は以下の通りです。2019年3月時点の市況比率です。

 

企業名 市況比率
三菱商事 69.84%
伊藤忠商事 31.94%
三井物産 64.55%
住友商事 34.00%
丸紅 51.71%

 

 

市況関連の比率が低いのは伊藤忠商事と住友商事です。そして今回増配を決定した業績に自信を持っているのは三菱商事と伊藤忠商事です。共通するのは伊藤忠商事となります。

配当利回りは決して商社の中では高くありませんが、今後の業績安定性と今回増配を発表し投資家への意思表示をした点から伊藤忠商事が一番ではないかと私は考えています。 

 

■ まとめ

いかがでしたでしょうか。

配当の中でも増配を決定したのは三菱商事と伊藤忠商事でした。どちらが良いか。配当利回りが高いのは三菱商事でしたが、長期投資をするのであれば伊藤忠商事が安定ではないでしょうか。

 

■ 動画で解説

 


5大商社の2020年3月期の決算発表~増配を決定した三菱商事、伊藤忠商事は買いなのか?今後の業績の安定性の視点から元ファンドマネージャーが解説

 

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【執筆者:西出 滋】
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執筆者

得意分野:資産運用、ライフプランニング、教育資金、保険、住宅ローン、老後資金、相続、投資/お金の勉強

西出 滋

  • 資産運用
  • ライフプランニング
  • 教育資金
  • 保険
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  • 老後資金
  • 相続
  • 投資

コメント皆さん、はじめまして!ファイナンシャルプランナー(FP)の西出(にしで)でございます。
銀行、証券・投資顧問、保険と金融3業態全てを経験し、金融業界25年のFPです。自身の経験で培った知識を活かしてお客様の質問にお答えしています。外資系投信投資顧問とヘッジファンドで年金運用のファンドマネージャーを歴任しており、特に資産形成・資産運用のご相談を専門にしています。
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