投資は怖くない!ギャンブルとは違う便利さとは何か

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執筆者: 氏家 大輔

得意分野: 家計改善、ライフプランニング、教育資金、保険、資産運用、住宅ローン、老後資金、相続

 

 

“投資”と聞くと「なんとなく怖いもの」というふうにイメージする方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

事実、金融庁の調査によると、投資が必要とお考えの方でも投資の経験がない理由に

  • 「まとまった資金がないから」
  • 「投資の知識がないから(投資は難しいものだと思うから)」
  • 「投資は損をしそうで怖い」

などがあります。

 

投資未経験者にとっては、

  • 「投資はお金のある限られた人が行う怖いもの」
  • 「ギャンブルのようなもの」
  • 「危険なもの」

というイメージがあるかもしれません。

しかしながら、将来的に予想されるインフレ(物価上昇)などの対策には投資が必要です。

投資はまとまった資金を増やしたい人だけがするものではなく、お金の価値を減らしたくないすべての人に必要なことです。

 

「投資はギャンブルのようなもの」とお考えになる方が多くいらっしゃるため「投資とギャンブル」「投資と投機」の違いについて考えてみましょう。

 

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■ 投資とギャンブルの違い

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投資とギャンブルを分けるものは「期待値」です。

期待値とは「まぐれがほとんど起こらないほどたくさんの回数を試した時の平均値」といえます。投資は期待値がプラスと考えられるものにお⾦を投じるもので、ギャンブルは期待値がマイナスのものにお⾦を投じるものです。

 

宝くじでもパチンコでも、競馬や競輪でもそうですが、ギャンブルには事業者や国といった主催者がいます。そして、主催者は集めたお金から、運営料をまず差し引いて、残りを当選者等に分配することになります。

したがって、ギャンブルから期待できる収益率は、参加者全体の観点から計算すると、実はマイナスになるのです。例えば、パチンコは▲10~20%程度、競馬や競輪等の公営ギャンブルは▲25%程度、そして、宝くじは▲50%程度です。つまり、宝くじは買った瞬間に半分お金が取られている、ということになるのです。

 

一方、投資にはお金を出した瞬間に運営料を差し引くような主催者はいません。

世界の株式に分散投資をした場合を考えてみましょう。世界株式は世界人口の増加と世界経済の成長(GDP)とともに成長してきました。人口が増えればその分働く人も消費する人も増えるのでGDPは成長します。生産量が増えて売上があがると企業の利益になります。

 

2018年の世界人口は約76憶人でGDPは85兆円ですが、IMFの予想によれば2023年には世界の人口は約80億人まで増加しGDPは109兆円まで成長すると見込まれています。

さらに、2048年の人口は97億人まで増加するので、GDPも成長し、世界株式も成長すると考えられます。よって、株式投資は期待値がプラスと考えられるものにお⾦を投じるものでるため、ギャンブルではないと言えます。

 

 

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■ 投資と投機の違い

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投資と投機を分けるものは「時間」と「売買」です。投機は、短期の価格変動を利用した売買を繰り返してお金を増やそうとするものです。

投資は、期間が長ければ長くなるほど投資先の本来の根源的なリターンの積み上げによってお⾦を増やそうとするものです。投資は運用期間が長くなるほど有利なものです。運用期間が長くなるほど過去の平均リターンに近づくことが期待できます。(平均回帰)

 

短期売買を10年20年と繰り返していった場合、勝ち続けるのがどんどん難しくなり、後半に⼤きな⾦額で負けてそれまでの勝ちを吹き飛ばしてしまったり、⼤きな⾦額を運⽤することでそれまでのような判断ができなくなったりする可能性があります。つまり、投機は運⽤期間が長くなるほど不利になっていきます。

投資は時間を味方につけてとよく言われますが、投資はやはり長期で期待値がプラスのものにお金を投じるということが重要になります。それでは、株式投資を長期的にすることでどの程度の平均リターンが期待できるか確認していきます。

 

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■ 株式投資における「時間」と「平均回帰」

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株式の分散投資が長期において安定したリターンをもたらします。その最大の理由は、「時間」と株式市場の「平均回帰」です。

短期間では激しい価格変動を繰り返しながら、変動幅は徐々に小さくなっていき、長い期間をかけてリターンは平均へと回帰していきます。

 

平均回帰とは、統計学において、ある事象が短期的には偏りがある結果でも、長期的には平均値に近づいていくという現象を指します。この現象は株式市場でも起こります。

この「平均回帰」を何度も繰り返しながら成長を続けてきた、米国株式市場のデータを確認していきます。

 

下記のグラフは、株式投資の教科書と言われている世界的ベストセラー、ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」のグラフで、200年間の米国株式市場のリターンを示しています。

 

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1802年に米国株式に投資した1ドルは、200年で60万倍の約60万ドルとなっています。年率平均リターンは約6.5%となります。

この200年間の年率リターンは、どの時期から投資を始めても、長期的に運用することで6.5%~7%の範囲を維持しています。つまり、株式市場がどんな状況であろうと、長期的に運用することで年率リターンは平均へ回帰しているということです。

 

米国株式市場は

1929年の「ウォール街大暴落」

1974年の「ニクソンショック」

1987年の「ブラックマンデー」

2000年の「ITバブル」

2008年の「リーマンショック」

など、様々な大暴落を繰り返してきました。

世界でも最も有名な大暴落である「ウォール街大暴落」では、ダウ平均は3年かけて約89%も下落しました。「ブラックマンデー」では、1日でダウ平均が約22%下落しました。

そんな激しい暴落を繰り返しながらも、米国株式市場のリターンは長期的に運用することで約6.5%の年率平均リターンに回帰していくわけです。

 

「平均回帰」は米国だけではなく、他の国々でも同様にみられます。

下記のグラフは世界16ヵ国の株式、長期国債、短期国債の100年の平均リターンが示されています。これらの国々も、ほとんどが戦争や市場の暴落を経験していますが、長期間では米国と同じように平均的なリターンを出しています。

世界の株式市場に分散投資を長期で継続していくと、世界の株式市場の平均リターンの恩恵を期待できるということになります。

 

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次に、どのくらいの期間投資すると年率リターンが安定してくるのか確認していきます。

投資家のバイブルと言われているチャールズ・エリスの名著「敗者のゲーム」の中で、データが示されています。



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このグラフは、1900年~2000年の長期間にわたり調査、分析したインフレ調整後の株式、債券、キャッシュの収益率変動幅です。100年の対象期間中のどのタイミングでも、1年間の株の動きが約53%のプラスから約37%のマイナスの変動幅があるということを示しています。

そんな激しい変動幅も10年を超えてくると次第に小さくなり、期間が長くなれば長くなるほど変動幅が安定しています。

 

このことから、株式投資で安定したリターンを目指すなら、最低でも10年以上運用を続けていく必要があることが分かります。

株式市場への分散投資は、市場の平均回帰により、長期になればなるほどリターンが平均に収束していきます。平均回帰によるリターンは、幅広く市場に分散投資するからこそ期待できます。なぜなら、個別株投資では、長年続けたとしても投資先の企業が潰れてしまえば資産形成ができないからです。

 

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■ まとめ 

いかがでしたか?

投資について正しい知識を正しく理解することが大切です。自動車の運転も同じで、最初は怖いかもしれませんが操作方法や交通ルールを正しく理解することで、「危険なもの」から「便利なもの」になのではないでしょうか。

 

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執筆者

得意分野:家計改善, ライフプランニング, 教育資金, 保険, 資産運用, 住宅ローン, 老後資金, 相続

フィナンシャルプランナー 氏家大輔

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コメントCFP(日本FP協会認定)/1級FP技能士/IFA(証券外務員一種)/相続診断士/貸金業務取扱主任者: 全国に約2,000名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。 年間600件の個別相談のほか「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。

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