ベテラン投資家の3つの共通点とは?コロナショックにも負けない株の極意

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執筆者:独立系ファイナンシャルアドバイザー 菅原良太
得意分野:資産運用

新型コロナウイルスの影響により、株価は下落し、世界中の株式が混乱を見せています。

投資を始めてみようと思っていたものの、「これだから投資は怖い」「初心がやるのは危険…」と及び腰になっている人もいるのではないでしょうか。

筆者は大手証券会社の資産運用コンサルティング営業として働いた経験があり、1000件以上の顧客を担当しました。

その中に素晴らしいお手本の投資家が数名いました。
その方々は、平成バブル崩壊やITバブル崩壊、リーマンショックなど他にもたくさんの出来事を乗り越え、投資を続けている方たちです。
彼らにはいくつか共通点があり、それこそ皆が真似をするべき真の投資家像であると思います。

今回は筆者が見てきた「ベテラン投資家に共通する思考法」をご紹介します。

コロナで相場暴落の今こそ、株式投資に対する姿勢を考えてみましょう!

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■1.ベテラン投資家に共通する3つのポイント

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百戦錬磨のベテラン投資家に見られた共通点とは、どんなものなのでしょうか。

一つずつ解説していきます。

(1)自分の専門分野で勝負する

まずベテラン投資家たちは、非常に勉強熱心です。

こちらが銘柄の提案をするどころか、ご自身が良いと思った銘柄を見つけてきては買付の相談をしてきます。

こちらとしても「どうか」と聞かれて何も答えないわけにはいかないので、財務データや指標を見てお答えする訳ですが、結局何を言っても買います。

自身が熱心に勉強をされているので、あとは背中を押してほしいだけなのです。

この勉強というのは、データ分析のようなものではなく、ご自身の専門分野を生かしたもの。

たとえば、機械関係の会社で長年の勤務がある方は、機械を製造する会社を四季報等から探し出します。

そして、その会社の機械は何を製造するためのものなのか、製造した製品は一体何に使われているのかなどを調べます。

一般の人からすれば、勉強をしても理解しにくい領域かもしれませんね。

つまり、それぞれの専門分野を生かした投資を行えば、他の投資家よりも有利な立場になれると言えるのです。

その結果、誰が何と言おうとも「将来的にこの会社は必ず伸びる」と強く思った銘柄へ買付を行うのです。

私の担当していた顧客で2014〜2015年頃、Vテクノロジー(7717)を買われたお客様がいらっしゃいました。

「この会社の技術は素晴らしいから今後伸びるだろう」とおっしゃっていましたが、当初は何割も下落するような局面もありました。

しかし、時間をかけ、徐々に安値を切り上げていき、その後株価は何倍にもなりました。

Vテクノロジー(7717)の株価チャート

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雑誌を読んだり、ネットで調べた情報は、誰でも知ることができる価値の低い内容です。

自分の経験を生かした専門分野での投資こそ良いのです。

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(2)多くの銘柄に分散投資をする

ベテラン投資家たちは、保有銘柄が多いのも共通のポイントです。

株式の運用資産が1000万円あるとしたら、少なくとも10銘柄以上は保有しています。

多い方は30銘柄以上保有していました。

「銘柄数が多くなると管理が煩わしい」と思われるかもしれませんが、分散投資は株式投資で最も重要です。

私が証券会社の新入社員のときは、「電力株で安定的に配当をもらう」というような風潮があり、電力会社の株を退職金などでたくさん買っている投資家の方が多くいました。

しかし、それを覆したのが2011年に起きた東日本大震災です。

電力会社株は軒並み暴落、ドル箱である原発の事業見直しを余技なくされました。

東京電力(9501)の株価チャート

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このような事がいつ起きるかは誰にも分かりません。

ですから、株式投資は業種ごとにも分散をすることが必要なのです。


「面倒くさいから投資信託」という手もありますが、株だと「優待」も貰えますし「信託報酬」もかかりません。

また「何に投資をしているのか」というのがはっきりとわかります。

何事も手間を惜しんではうまくいかないということですね。

(3)基本的に損切りをしない

彼らはあまり損切りをしません。

損切りとは、損失を抱えている状態で保有している株式等を売却して損失を確定させることを言います。

なぜベテラン投資家たちが損切りをしないかというと、分散して投資をしているので株価が半値になったとしても余裕があるからです。

たとえば、1000万円を1銘柄に投資をして、その株が半値になってしまった場合、その株を持ち続ける事ができますか。

普通であれば投資意欲を失ってしまうくらいショックを受けるでしょう。

しかし、10銘柄に100万円ずつ分散投資をしていると、1つの銘柄が半値になっても 損失は50万円、全体の投資額の5%程度なのです。

そうなると心に余裕を持つことができ、投げ売るどころか皆が売ったところで買増しという判断ができるのです。

また、現物株と言うのは「損失は投資元本まで」「利益は上限なし」ですから、1銘柄が半値になったとしても、他の1つの銘柄が倍になればお釣りが来るのです。

■2.ベテラン投資家の運用スタイルを真似しよう

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ベテラン投資家たちに共通するポイントをご紹介しました。

ベテラン投資家たちの余裕のある運用スタイルを知ると、日々「儲かった」「損した」と繰り返すのがばかばかしく感じるのではないでしょうか。

ベテラン投資家のような投資家が増えることで、日本の株式市場はボラティリティ(変動幅)が小さくなり、安定していきます。

世界の資産家ランキング上位に短期投資家の名前はありますか。

なぜウォーレンバフェットが長年ずっとランキング上位なのかということを考えれば、どのような投資スタンスが一番利益を出せるのかという事は簡単に理解ができると思います。

いくら投資技術が進化しても、先人から学ぶべきものはまだまだ多いように思います。

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本記事は2019年11月19日に公開した記事を編集部で一部加筆・修正したものです。
※上記は、一般生活者のみなさんの資産づくり役立てていただくことを目的として、金融に関する一般的理論・制度・商品等の概要、税制・社会保険制度等の概要、それらに関係する分野の情勢を説明したものです。将来の制度変更や株価等の相場を予測するものではなく、特定の商品・サービス等の購入・加入を促したり、特定の企業や商品・サービス等の誹謗中傷を意図するものではありません。また、金融商品の将来の運用成果等を保証または示唆するものではありません。 

 

執筆者

30代 / 得意分野:資産運用

菅原 良太

  • 資産運用

コメント投資のいろは塾の菅原です。大手証券会社にて資産運用コンサルティング営業に従事。1000件以上の口座を担当。どうしても会社側の意向に沿った提案をしないといけない状況に疑問感じ、中立な立場からお客様に資産運用の提案を行いたいと考え独立起業し、IFAとなる(IFAとはIndependent Financial Advisorの略で、独立系ファイナンシャルアドバイザーと訳す)
更に”客観的に誰がどう見ても中立な立場”になりたいと思い資産運用のノウハウ提供を目的とする「投資のいろは塾」を立ち上げ。
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