FACTFULLNESS データからみる日米の金融資産


データ分析

執筆者:氏家大輔/ブロードマインド 株式会社
得意分野:家計改善, ライフプランニング, 教育資金, 保険, 資産運用, 住宅ローン, 老後資金, 相続

日米の金融資産のポートフォリオの違い

2017年の総務省のデータによると、日本人の60歳~69歳(定年退職者の世代)が保有する金融資産の平均は「2,382万円」とのことです。
それに対し、2016年の米国FRBのデータによると、米国人の55歳~64歳が保有する金融資産の平均が「58万4000ドル(約6,400万円)」なのだそうです。
上記は平均値であり、中央値ではありませんから、一部の富裕層が平均値を引き上げているという側面もあるかもしれません。また、社会情勢などいろいろな要素が複雑に絡まっているため、単純にこの差を説明することはできませんが、やはりその大きな要因として考えられるのは、金融資産のポートフォリオの差は大きいと考えられます。
2018年の日銀のデータによれば、日米の家計の金融資産構成は両極端で対称的です。
日本は預貯金の比率が約52%であるのに対し、株式や投信、債務証券といったリスク性金融資産の比率が約16%です。
一方、米国は預貯金の比率が約13%であるのに対し、株式や投信、債務証券といったリスク性金融資産の比率が約53%です。

米国だけでなく日本の株式相場もこの10年でおよそ3倍になっていますから、リスクをとらなかった日本人と、リスクをとった米国人の差がこれほどまでに開いたのは当然の結果と言えます。

事実を正しく認識することが大事

世界中でベストセラーとなった『FACTFULLNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを
乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』によれば、専門家や学歴が高い人、社会的に地位がある人ほど、世界の事実を正しく認識していないようです。
なぜなら人間に備わった10個の本能が間違った認識や行動を生み出すからだそうです。
その10個の中でも、ネガティブ本能「世界がどんどん悪くなっている」という思い込みや、恐怖本能「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込みは、多くの日本人が抱くリスク性金融資産に対する思い込みと通ずるところがあるのではないでしょうか?
大きく相場が下落する局面において、ネガティブ本能から狼狽売りをしてしまう投資家が多くいます。ただ、その判断は正確なデータに基づいているわけではなく、本能的に間違った認識や行動である可能性が高いです。
それは本能で判断してしまっていないのか?常に冷静に自分に言い聞かせていきたいです
ね。

 

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執筆者

得意分野:家計改善, ライフプランニング, 教育資金, 保険, 資産運用, 住宅ローン, 老後資金, 相続

フィナンシャルプランナー 氏家大輔

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コメントCFP(日本FP協会認定)/1級FP技能士/IFA(証券外務員一種)/相続診断士/貸金業務取扱主任者: 全国に約2,000名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。 年間600件の個別相談のほか「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。

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