執筆者:氏家大輔/ブロードマインド 株式会社
得意分野:家計改善, ライフプランニング, 教育資金, 保険, 資産運用, 住宅ローン, 老後資金, 相続
100年時代の人生戦略
2007年に日本で生まれた子どもの半分は、107年以上生きることが予想される
「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」というベストセラーになった書籍の一節です。
最近いたるところで「人生100年時代」といったニュアンスの言葉を目にするようになりました。
率直な感覚ではにわかに信じがたく、どこか他人事のように感じる方も多いのではないでしょうか?
正直なところ、私も固定概念が邪魔をしてリアルにイメージが沸かないというのが本音です。
しかし、厚生労働省の平成28年簡易年表によると、
昭和30年の平均寿命は、男性で63歳、女性で67歳だったそうです。平成28年のデータでは男性80歳、女性87歳ですが、恐らく昭和30年当時の感覚で、平均寿命がこれほどまでに伸びていくというのはにわかに信じがたかったのではないでしょうか?
そういった意味では、これまでの既成概念にとらわれない人生の資金計画が必要になると考えるのが自然な流れなのかもしれません。
たとえば、65歳で完全にリタイアをしたと想定すると、これまでの常識では残りのおよそ20年分(85歳まで)の生活資金を準備すれば良かったわけですが、もし100年時代を想定するとさらに15年分(100歳まで)の生活資金を確保していく必要があります。
ご家庭にもよりますが、仮に10万円/月を切り崩す生活であれば20年で2,400万円が必要になります。そこに上乗せでさらに15年ということであれば1,800万円足りませんから、合計で4,200万円が必要ということになります。
そこに加えて介護費用、物価上昇、年金額減少、増税、社会保障費用負担の増額、マイナス金利・・・言えばキリはないですが、あらゆる事態を想定しておく必要があるのかもしれません。
ライフプランニングは何を前提条件に置くかでガラリと結果が変わります。
「人生100年時代」を盤石なものとするためにいまいちど資金計画を練ってみてはいかがでしょうか?
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得意分野:家計改善, ライフプランニング, 教育資金, 保険, 資産運用, 住宅ローン, 老後資金, 相続
フィナンシャルプランナー 氏家大輔
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コメントCFP(日本FP協会認定)/1級FP技能士/IFA(証券外務員一種)/相続診断士/貸金業務取扱主任者: 全国に約2,000名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。 年間600件の個別相談のほか「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。