執筆者:氏家大輔/ブロードマインド 株式会社
得意分野:家計改善, ライフプランニング, 教育資金, 保険, 資産運用, 住宅ローン, 老後資金, 相続
日本列島が沸いたラグビーワールドカップ日本大会の日本代表チームのスローガン
「ONE TEAM」
2019年の流行語対象にも選ばれました。
スローガンがチーム内に深く浸透していたことが、初のベスト8入りなどの好結果をもたらしたと言っても過言ではないのではないでしょうか。
「心技体」とはよく聞きますが、鍛え抜かれた体、技術はもちろんのこと、どのような思考や精神状態でのぞむのかは何事においても非常に重要と言えます。
世界は今、コロナショックで揺れています
資産運用を実践されている投資家の方の気持ちも大きくゆれていることと思います。
このような環境の中、おそらく大事なのは投資の知識やテクニックではなく、心持ちだと考えます。
そんな皆さま方へスローガンをご提案します。
「Time,not timing」
直訳をすると「時間であり、タイミングではない」ということになります。
リーマンショックはどうだったのか
ここに興味深いデータがあります。
1998年12月末、全世界株式に100万円を投資し、20年間保有し続けた場合の運用成果は252万円でした(年率リターン4.7%)。
ご存知の通りその20年間には2008年のリーマンショックも経ているわけですが、それでも単に保有し続けていただけでおよそ2.5倍に膨れ上がっています。
ところが、その20年間の7300日のうち、株価上昇率上位のたった10日間を除いた20年後の運用成果は124万円(+24万円)。さらに上位20日間を除くと80万円(-20万円)という結果になるようです。
実は、株価上昇率の上位10日間のほとんどがリーマンショックの最中で発生しています。
大きな下落局面に直面したとき、多くの投資家は「今はタイミングではない」と投資をやめてしまったり、新たに投資することを躊躇したりしますから、タイミングをはかっても運用成果を出せていない方が多いのはうなずけます。
過去のデータにおいては「タイミングを図るよりも時間をかけて投資し続けること」が重要になるようです。
皆様の資産運用がコロナショックを乗り越えて報われますように。「Time,not timing」
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得意分野:家計改善, ライフプランニング, 教育資金, 保険, 資産運用, 住宅ローン, 老後資金, 相続
フィナンシャルプランナー 氏家大輔
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コメントCFP(日本FP協会認定)/1級FP技能士/IFA(証券外務員一種)/相続診断士/貸金業務取扱主任者: 全国に約2,000名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。 年間600件の個別相談のほか「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。