ドルコスト平均法って本当に有効?!


ドルコスト平均法

今、巷で話題の「iDeCo」や「積立NISA」。関心を持たれるのはズバリ!!節税効果があるから。実はそれだけではありません。それは…毎月コツコツ積み立てるドルコスト平均法に秘密があるのです!!

1.ドルコスト平均法

いきなりですが…あなたは、ドルコスト平均法をご存じですか?まずは、クイズ形式でドルコスト平均法の仕組みを理解しましょう。

 

Q:毎月10,000円の積立投資を10年間継続します。スタート時の価格は10,000円。投資開始から投資対象の価格は12,000円まで上昇した後、4年目に1,000円に下落。6年目から回復し10年目に5,000円まで戻った場合の評価額は?

投資元本 120万

 

答えは、C 約263万円です。

価格は10,000円でスタートし、12,000円に上昇。その後、右肩下がりに価格は下落。1,000円を横ばいで後半ジワジワ5,000円まで回復。10年間で合計120万円を投資します。価格の変動だけ見ると不安で「投資は恐い」と思われるかもしれません。では、このクイズの答えがC(約263万円)になったのはなぜでしょう???それは、一定期間・一定金額を買い付けたからです。この、一定期間・一定金額を買い付ける方法がドルコスト平均法なのです。

購入金額を一定にすることによって、価格が高いときは少ししか買うことができません。逆に価格が安いときはたくさん買うことができます。つまり、安いときにまとめ買い、高いときには買い控えをしてくれるわけです。投資の成果=口数×最終価格となりますので成果を挙げるには…

 

ポイントが2つ。 

(1)ドルコスト平均法を利用してコツコツと積み立てる

(2)下落しても止めずに価格の巻き返しまで続ける 

2.積立投資

積立投資とは、投資未経験の方でも手軽に始めやすい投資のひとつです。まだまだ【投資】に免疫のない日本人にとっては、投資の初級編とでもいいましょうか。今、巷で話題の「iDeCo」「積立NISA」も実は、この積立投資の仕組みが活用されています。毎月コツコツと積み立てて運用原資を殖やしていく積立投資は、複利の効果をもたらします。そして、複利の効果を最大限に発揮するには時間が必要なのです。

つまり、いち早く始めること!そして途中で止めない=長く続けること!です。

ここで、お伝えしたい積立投資の最大のメリットは自動積立システムだということです。一度手続きしたら、毎月自動で投資を継続することができるのです。仕組みを導入し、放置することができたら投資初心者卒業です。

 

次に…どれくらい放置できたらよいのでしょう?

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GPIFの基本ポートフォリオで定める資産構成割合

上記左のグラフは、国民のみなさんが毎月支払っている公的年金(厚生年金・国民年金)を預けて運用を担う機関GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が組んでいるポートフォリオです。右のグラフは、GPIFよりも少しアクティブなポートフォリオです。ある調査機関の統計結果によると、右のグラフ配分のファンドを10年間保有し、運用したとします。10年以上保有すると損をした方がほぼいなくなり、益がでた方のみとなる可能性が高くなると統計がでています。

つまりは、放置する期間としては10年以上が必須です。長く放置できたらリスクは軽減しチャンスが増えるということですね!日本人の典型的な投資の傾向「すぐ売買する」のではなく、長期にわたって保有することにより損をするというリスクを減らしていることになるわけです。価格が変動する金融商品を購入する上で、できるだけリスクは小さくしたいですね。価格がどのタイミングで、どう値動きするか、わからないからこそ一定の金額で定期的に買い続けるドルコスト平均法が有効なのです。

ただし、価格が一方方向に動き続けた場合(上昇し続けた場合)には有効な方法ではありません。では、価格が一方方向に動き続けるというリスクを減らすには、一体どうしたらよいのでしょうか?それは、いつ下落することがあっても回復するまで待つ期間を持つことです。「期間を十分にとる=投資を続ける」つまりは積立投資です。日々の価格変動にとらわれず、むしろ上昇・下落を繰り返せるくらいの期間を十分にとってじっくり、ゆっくり運用を行いましょう!

3.注意喚起

ドルコスト平均法の導入を勧めてまいりましたが、積立投資を継続することで確実な投資成果を約束したり、将来の収益を約束したり、相場下落時における損失を防止するものではありません。

運用期間を長期間確保することによって途中で価格が下がっても慌てる必要ありませんが、投資期間の最後に向かって価格が下がっていったらマイナスになることも考えられます。

このコラムを通じて積立投資のメリット・デメリットをお伝えしてきました。これから投資にチャレンジする方々に送りたいメッセージ。それは…「いち早く始める」こと。そして、「止めない」勇気を持ちましょう!!

自分に合った期間や金額の設定、ポートフォリオの割合やバランスをとるには、始める前に専門家(FP)のお金の健康診断をお勧めします!!きっと不安から楽しみに変わるでしょう。


執筆者

得意分野:ライフプランニング・保険・資産運用・相続・不動産・住宅ローン

株式会社FPバンク

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