株式投資で儲かるにはどうしたらいいの?


株式投資で儲かるにはどうしたらいいの?

さて、皆様は「株がうまい人」と言えばどのような人をイメージしますか?

日本にも有名なトレーダーがたくさんいて、SNSなどを見ていると、その人達に憧れている人も多いと感じます。しかし、そのようなトレードと言うのは「飛び乗り飛び降り」が基本で、本来の「投資」の体をなしていません。

投資と言うのは、本来「会社の将来を見越して、成長を期待して資金を投ずる」ということと私は考えていて、SNS上などで有名投資家ともてはやされている投資家というのはあくまで「投家」です。

彼らが儲けたお金は、誰かが市場に投入したお金なのです。その市場の資金をチョコチョコ抜かれてしまっては、株式市場が安定するはずがありません。

どのような投資が長く続けられ、成功するのか?

筆者はこれまで、証券マンとして1000件以上の顧客を担当してきましたが、その中に数人、素晴らしいお手本の投資家が居ました。

主に高齢者になっていらっしゃる方が多いのですが、平成バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショック等他にもたくさんの出来事を乗り越え、投資を続けられている方たちです。

筆者は彼らの運用スタイルこそが皆が真似をするべき真の投資家像であると思います。その方たちの投資スタイルには共通点があります。今回はそれを3つにまとめましたので、ご紹介したいと思います。

百戦錬磨のベテラン投資家に見られる共通点3つ

1.  非常に勉強熱心
2.  保有銘柄数がかなり多い
3.  基本的に損切りをしない

1. 非常に勉強熱心

まず、彼らは非常に勉強熱心です。こちらが銘柄の提案をするどころか、ご自身が良いと思った銘柄を見つけてきては、買付の相談をしてきます。

そこで、こちらとしても「どうか」と聞かれて何も答えないわけにはいかないので、財務データや指標を見てお答えする訳ですが、結局、何を言っても買います。

自身が熱心に勉強をされているので、あとは背中を押してほしいだけなのです。この勉強というのは、データ分析のようなものではなく、ご自身の専門分野を生かしたものです。

例えば機械関係の会社で長年の勤務があり、機械に詳しい方なら機械を製造する会社を四季報等から探し出し、その会社の機械は何を製造するためのものなのか、また、その製造した製品は一体何に使われているのかなどという事です。

これは、一般の人からすれば勉強をしても理解しにくい領域です。それぞれの投資家が専門分野を生かした投資を行えば、他の投資家よりも有利な立場になれると言えます。

誰が何と言おうとも「将来的にこの会社は必ず伸びる」と強く思った銘柄へ買付を行うのです。

私の担当していた顧客で2014~2015年頃、Vテクノロジー(7717)を買われたお客様がいらっしゃいました。「この会社の技術は素晴らしいから今後伸びるだろう」と仰っていたのですが、当初は何割も下落するような局面もありました。

しかしながら時間をかけ、徐々に安値を切り上げていき、その後株価は何倍にもなりました。

Vテクノロジー(7717)

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雑誌を読んだりネットサーフィンで調べた内容と言うのは誰でも知ることができる価値の低い内容です。ご自身の専門知識を生かした投資がいいということになります。

2. 保有銘柄数が非常に多い

彼らは、多くの銘柄に分散投資をします。例えば株式の運用資産が1000万円あるとしたら、10銘柄以上は少なくとも保有していて、多い方は30銘柄以上保有していました。

「銘柄数が多くなると管理が煩わしい」と思われるかもしれませんが、分散投資は株式投資で最も重要です。

私が証券会社の新入社員のときはまだ「電力株で安定的に配当をもらう」というような風潮があり、電力会社の株を退職金等でたくさん買っている投資家の方は多く居らっしゃいました。それを覆したのが「3.11」です。

電力会社株は軒並み暴落、ドル箱である原発の事業見直しを余技なくされました。

東京電力(9501)

「銘柄数が多くなると管理が煩わしい」と思われるかもしれませんが、分散投資は株式投資で最も重要です。

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このような事がいつ起きるか分かりませんので、株式投資は業種ごとにも分散をすることが必要です。


「面倒くさいから投資信託」という手もありますが、株だと「優待」も貰えますし「信託報酬」もかかりません。また、「何に投資をしているのか」というのがはっきりとわかります。何事も手間を惜しんではうまくいかないということですね。

3. 基本的に損切りをしない

彼らはあまり損切りをしません。なぜなら、分散して投資をしているので株価が半値になったとしても余裕があるからです。

例えば、1000万円を1銘柄に投資をして、その株が半値になってしまったとき、皆様はその株を持ち続ける事ができますか。普通であれば投資意欲を失ってしまうくらいショックです。

しかし、10銘柄に100万円ずつ分散投資をしていると、1つの銘柄が半値になっても 損失は50万円、全体の投資額の5%程度なのです。

そうなると心に余裕を持つことができ、投げ売るどころか皆が売ったところで買増しという判断ができるのです。また、現物株と言うのは「損失は投資元本まで」「利益は上限なし」ですから、1銘柄が半値になったとしても、他の1つの銘柄が倍になればお釣りが来るのです。

世界的な投資家も実践する投資技術

いかがでしょうか。「儲かった」「損した」と日々繰り返すのがばかばかしくなりませんか。上述のような投資家が増えることで日本の株式市場はボラティリティ(変動幅)が小さくなり、安定していきます。

世界の資産家ランキング上位に短期投資家の名前はありますか?なぜウォーレンバフェットが長年ずっとランキング上位なのかということを考えれば、どのような投資スタンスが一番利益を出せるのかという事は簡単に理解ができると思います。

いくら投資技術が進化しても、先人から学ぶべきものはまだまだ多いように思います。

 

 

※上記は、一般生活者のみなさんの資産づくり役立てていただくことを目的として、金融に関する一般的理論・制度・商品等の概要、税制・社会保険制度等の概要、それらに関係する分野の情勢を説明したものです。将来の制度変更や株価等の相場を予測するものではなく、特定の商品・サービス等の購入・加入を促したり、特定の企業や商品・サービス等の誹謗中傷を意図するものではありません。また、金融商品の将来の運用成果等を保証または示唆するものではありません。


 
執筆者

30代 / 得意分野:ライフプランニング

菅原 良太

  • 資産運用

コメント投資のいろは塾の菅原です。大手証券会社にて資産運用コンサルティング営業に従事。1000件以上の口座を担当。どうしても会社側の意向に沿った提案をしないといけない状況に疑問感じ、中立な立場からお客様に資産運用の提案を行いたいと考え独立起業し、IFAとなる(IFAとはIndependent Financial Advisorの略で、独立系ファイナンシャルアドバイザーと訳す)
更に”客観的に誰がどう見ても中立な立場”になりたいと思い資産運用のノウハウ提供を目的とする「投資のいろは塾」を立ち上げ。
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