貯金ゼロ世帯の割合は?貯金を増やすためのポイントについても紹介


貯金ゼロ世帯の割合は?

老後の資金を準備するためなど、普段から節約を意識していたり、もっと貯金を増やしたかったりなど感じている人は多いのではないでしょうか。しかし、日本には貯金がまったくないという世帯もたくさんあります。そこで、この記事では貯金ゼロ世帯の割合や、貯金ゼロから抜け出すためのポイントなどについて詳しく解説していきます。

1.貯金ゼロ世帯の割合とは

貯金ゼロ世帯は、実際にどのくらいの割合なのでしょうか。2016年に金融広報中央委員会が行った調査によると、金融資産を保有していないという世帯の割合は全体で30.9%でした。つまり、約3割の世帯が貯金ゼロの状態で生活しているということです。しかし、貯金ゼロ世帯が全体の約3割を占めているにもかかわらず、平均貯蓄額は1078万円となっています。これは、一部の富裕層が平均貯蓄額を底上げしているということが読み取れるでしょう。

貯金ゼロ世帯の割合は、年代によって若干の差があります。各年代の貯蓄ゼロ世帯の割合は以下の通りです。

・20代45.3%
・30代31.0%
・40代35.0%
・50代29.5%
・60代29.3%
・70歳以上28.3%

20代では約半数が貯金ゼロ世帯となっており、30代以降は徐々に比率が下がっていますが、30代よりも40代の割合が高くなっています。また、60歳以上でも約3割はまったく貯蓄がないというのが実情です。貯金ゼロの状態から、いきなり大きな金額を貯めようとするとストレスになる可能性もあるので、まずは自分の手が届きそうな目標から貯蓄を始めてみてはいかがでしょうか。

2.豊かな貯蓄を築いている人と貯金ゼロの人の特徴

収入が少なくてもしっかりと貯蓄をしている人もいれば、収入が2000万円を超えていても貯金ゼロという人もいます。それぞれの違いは何なのでしょうか。貯蓄ができている人と貯金ゼロの人には、それぞれに大きな特徴があります。ここからは、それぞれの特徴についてみていきましょう。

2-1.豊かな貯蓄を築いている人の特徴

しっかりと貯蓄をしている人は、将来設計を明確に描いている傾向なのが特徴です。「いつまでにどのようなキャリアを形成するか」という具体的な将来設計があるため、目標を実現するためには行うべきことを逆算して行動している傾向があります。また、感情で物事を判断しないことも特徴の一つです。例えば、儲け話などを持ちかけられたときでも、本当に自分の得になるかどうかを冷静に判断することができます。それから、日ごろからお金に関する知識をよく身につけており、自動的に貯蓄が増えるような仕組みを構築していることも特徴です。

このような人は、定期預金や積立投資など、時間をかけることで簡単にお金が増やせる方法を早いうちから実践している人が多いでしょう。貯めたお金を安全に増やしていくためには時間がかかるため、若いうちから資産形成に取り組んでいる傾向が見られます。

2-2.貯金ゼロの人の特徴

貯金ゼロの人に見られがちな特徴は、将来のことを考えていないという点です。具体的な将来の目標を立てていないので、貯金のためのモチベーションも上がらず、結果的に貯金できていない状況に陥りやすくなります。また、お金を使うのが好きで見栄えばかり気にしている人も、身の丈に合わないブランド品などを好む傾向があり、必要かどうかを考えずに浪費しがちです。そのため、お金が手元にあればあるだけ使ってしまい貯金ができません。家計簿をつける習慣がある人は、お金についてしっかりしている印象があるため、お金が貯まりやすいと考えている人も少なくありません。しかし、家計簿をつけるだけで満足し、無駄な支出などの分析をせずに放置している人はお金が貯まらない傾向です。

お金は増やしたいのにもかかわらず、お金に関する知識が低かったり、勉強しようとしたりしない人も貯金ゼロの人の特徴になります。「老後に備えるためにはどれくらいの資金が必要か」「資産運用に成功するためにはどうすれば良いのか」など知識がなく勉強もしないため、時間だけが過ぎていってしまう傾向です。貯金ゼロから抜け出すためにも、改善できるポイントは改善するように心がけてみましょう。

3.貯金ゼロから抜け出すためのポイント

本当に貯金ゼロから抜け出したい人は、お金を貯めるためのコツを押さえて実践していくことが大切です。ここからは、貯金ゼロから抜け出すための3つのポイントを紹介していきます。

3-1.家計簿をつけて現状を把握する

貯金ゼロから抜け出すためには、「家計簿をつけて現状を把握すること」がポイントです。家計簿をつけることで、「毎月どんなことにお金を使っているのか」「キャッシュフローは赤字なのか黒字なのか」などが正確に把握できるようになります。現状を把握することで支出の無駄な部分が浮き彫りになるため、節約するモチベーションも上がるでしょう。月々の予算も管理できるようになれば、収入から先に一定額を貯金にまわす方法を実行することもできます。手書きで家計簿をつけるのが面倒な人には、スマホなどで家計簿アプリを活用してみましょう。

銀行口座と連携しているアプリなら自動で収支を記録してくれる機能などがあります。また、レシートを撮影するだけで品目と金額を読み取ってくれる機能がついている家計簿アプリもあるため、ストレスなく手軽に記録がつけられるでしょう。家計のお金の流れが分かるようになれば、お金の管理もしやすくなり無駄遣いなども減ることが期待できます。

3-2.節約して支出を削る

貯金ゼロから抜け出すためには、節約して支出を削ることもポイントです。支出の項目は、大きく分けると固定費と変動費の2つになります。固定費は、家賃や保険料など毎月の支払金額が決まっている出費です。一方、変動費は食費など毎月の支払金額が変動する出費になります。貯金をするため支出を削りたいときは、まず固定費の削減を検討することが重要です。固定費は、一定額がずっとかかり続けるので削減できれば、大きな金額を節約することができます。食費などの変動費は、節約するとストレスになりやすいにもかかわらず、節約効果はあまり高くありません。

そのため、長い目でみると変動費の節約よりも固定費を抑えたほうが、結果的に節約につながります。最初は、通信費や保険料などの見直しから始め、その後で食費や光熱費などの削減を考えると良いでしょう。固定費の中でも、家賃や住宅ローンなどの住宅費は支出割合も大きいので、状況に応じて家賃の安い物件への引っ越しや住宅ローンの借り換えなどを検討する方法もあります。手取り収入から支出額を差し引いた金額が貯金できる金額になるので、無駄な支出がないか定期的に見直すことが大切です。

3-3.人生における「貯め期」を意識する

人生の中では、貯蓄をつくりやすい「貯め期」と呼ばれる時期が何度か訪れます。この「貯め期」を意識しているかいないかで、貯蓄額にも変化が出てくるでしょう。最初の「貯め期」は、独身の時期や共働きで子どもがいない時期です。この時期には、収入の3割程度を貯蓄にまわしたいところ。出産時や子どもの保育料がかかる時期、大学の授業料がかかる時期などは、教育費でどうしても支出が増えてしまうため、貯めにくい時期になります。子育て期の中でも、子どもが小中学生くらいになると比較的働きに出やすくなるので、貯め期といえます。

最後の「貯め期」は、子どもが独立してから退職するまでの時期です。このころは、出費が少なく若いころより収入も上がっている場合が多いでしょう。そのため、収入の3割貯金を目指して老後の資金を蓄えたいところです。貯め期を意識して貯蓄し、どうしても出費がかさむ時期は無理をしないなど、ライフステージに合わせて貯蓄することが資産形成において重要なポイントになるでしょう。


執筆者

得意分野:ライフプランニング・資産運用

オカネコ編集部

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