貯金なしの世帯はどれくらいある?改善して貯金する方法は?


貯金なし世帯

貯金がなかなかできないため将来に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。実際に、30代や40代になっても思うように貯金ができず、なかには貯金額ゼロという人も少なくありません。この記事では、貯金なし世帯の割合や貯金がない人の特徴を紹介し、年代・年収別に要因と改善策をご紹介します。早く貯金をするためのポイントや、結婚するのに必要な貯金額なども参考にしてみましょう。

1.貯金なし世帯の割合は意外に多い!?

2017年の金融広報中央委員会の調べによると、すべての世帯の平均で「3割近くが貯金なし」という結果でした。単身者のほうが、より一層この傾向が強く「5割近くの人が貯金なし」という結果になっています。なかでも、20代の単身者は貯金なしの割合が6割を超えており、60代でも4割弱ほどの世帯しか貯金をしていないことがわかりました。

2.貯金なしの人によく見られる特徴!

貯金ができない人には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、4つの特徴を挙げてみます。

#1.将来設計ができていない
将来の見通しや設計ができておらず、いくら貯金すればいいのかわからないパターンが挙げられます。お金は使おうと思えばいくらでも使えるため、目標や計画もなく貯金できる人は少ないのかもしれません。

#2.家計簿をつけても振り返らない
貯金をしようと家計簿をつけているにもかかわらず、肝心の振り返りを行わないことも貯金ができない特徴の一つです。無駄があっても同じ支出を繰り返している可能性が高いため、家計簿をつけていること自体が無意味になってしまいます。

#3.臨時出費に備えていない
毎月の給料をすべて生活費に費やしてしまっているパターンです。そのため、家や車の修繕や冠婚葬祭など臨時出費に備えていないため、慢性的に赤字になっていることが特徴です。

#4.好きなものを買ってしまう
好きなものを迷わず買って浪費しているパターンです。生活費とのバランスを考えずに趣味や洋服など思い立ったら買ってしまうため、いくら稼いでも常にお金がない状態が継続します。

3.貯金なしの要因や改善策を紹介!

この段落では、貯金がない世帯を年代別と年収別とに分けて、考えられる要因とその対策について紹介していきます。

3-1.貯金なしの要因や改善策を紹介!

まずは、年代別の貯金なし世帯の要因や改善策についてみていきましょう。

3-1-1.要因

貯金額は、20〜30代の若い世帯のほうが少ない傾向です。若いころは、そもそもの収入が少ないため、貯金に回す余裕がないことが要因の一つといえます。しかし、40代になっても貯金ができていない場合、家計の管理が適切にできていない可能性もあるでしょう。また、一般的には50代で子育てなどが一段落する人が多いため、支出が減っても貯金がない場合は、日ごろから使いすぎている費目がある可能性があります。

3-1-2.改善策

20代は、目の前のことに没頭したり楽しいことを優先したりする傾向にあるため、貯金がなくても不自然ではありません。しかし、少なくとも30代ごろからは将来のことも考えて貯金を検討していきたいところです。それには、まず家計の収支を把握することからはじめていきましょう。また、先取り貯金を利用するなどして、収入から強制的にお金を貯めていくことも重要です。まずは、計画的に収入の1割程度を確実に貯金していきましょう。

40代に入っても貯金がゼロという人は、貯蓄する習慣を身につけていない場合が多い傾向です。このような場合は、財形貯蓄制度や定期預金などで給与から天引きしたり、貯蓄型の保険を利用したりして引き出しにくい状況を作ることで貯めやすい環境を作ることができます。まずは、貯金する習慣や感覚を身につけることからはじめてみましょう。

3-2.年収別

ここでは、年収別に貯金ができない世帯の要因と改善策について確認していきましょう。

3-2-1.要因

一般的に、収入が少ないほど貯金ができないと思われがちです。確かに、収入が少ない場合は生活費を捻出することに精一杯で、貯金に回す余裕などない人もいるでしょう。ところが、年収1,000万以上の世帯でも「貯金なしが5割程度」という調査結果もあります。そのため、必ずしも貯金は収入に比例するわけではないことがわかるのではないでしょうか。いくら収入が多くても、その分支出が多ければ貯金に回すことはできません。このような人は、年収が上がれば上がるほど、生活レベルも上げて浪費していると考えられます。

3-2-2.改善策

「年収が多いから貯金がなくても将来の不安はない」という人もいるでしょう。しかし、将来的に年収が減る可能性やリストラされる可能性も否定はできません。そのため、「年収の額のわりに貯金がない」という現実を受け入れて、まずは家計の状況を把握しましょう。逆に、自営業などで年収が少なく赤字になる場合、国民年金は「未納」ではなく「免除」の手続きをしておくと、最低限の保障を受けることができます。貯金ができなくても、このような対策をして少しでも将来への不安を軽減しておきましょう。

貯金をするうえで一番大切なことは、決めた予算を必ず守ることです。具体的な方法として、給料が入ったら、まずは固定費を先に取り出し残りの生活費を1週間ごとに分けておくことなどが挙げられます。また、お金の管理がしっかりできるまではクレジットカートを使わない方法も有効です。クレジットカードは、手元に現金がなくても欲しいものが買えてしまいます。翌月の給料をあてにしてしまうと慢性的な赤字の原因になるため、解約するなどして使えなくしてしまうことが大切です。

4.貯金なしでは結婚できない!?どれくらい必要?

「貯金なしでは結婚できないのか」と不安に思う人は、結婚するための資金相場について知ることからはじめましょう。一般的に、結婚となると婚約指輪の購入や結納金などで費用がかかります。その後の結婚式や引っ越し費用なども含めると、250万〜300万程度が平均的な相場です。もちろん、結婚式を行うかなどは2人で相談して決められるものですが、新しい生活をはじめるうえで、貯金は最低限あったほうがよいでしょう。できれば結婚前に2人でよく話し合い、結婚してから必要な費用などをあらかじめシミュレーションしておき、貯金の目標額を決めておくのが理想です。

給料が入ったら何よりも先に貯金額を確保し、その残りのお金で生活すれば確実に貯金額は増えていきます。

5.貯金を増やすポイントは?

貯金額を増やすには、これまでのお金の使い方を改善することが大切です。まずは、年間の収支をすべて書き出し、時間をかけてじっくり見直しを行いましょう。また、収入に対する理想の支出割合に沿って、現状の支出を費目ごとに改善していきます。このとき、理想に比べて赤字になっている費目を重点的に見直していきましょう。じっくりと時間をかけて過去と、これからを照らし合わせることが大切です。将来を見据えて明確な目標額を定めることがモチベーションを上げ、早くお金を貯めることにつながります。

6.いろいろな貯金方法から自分に合うものを選ぼう!

これまで貯金をしたことがない人は、貯金する仕組みを知っておくことがはじめの第一歩につながります。例えば、定期預金や社内預金、勤務先の財形貯蓄などを利用し、給与天引きにする方法や、貯蓄型の保険を利用するのもいいでしょう。また、確定拠出年金の「iDeCo」を利用する方法もあります。ただし、iDeCoの場合、老後の年金にプラスするという意味合いが強いため、60歳まで引き出すことができないなど押さえておかなくてはいけない注意点もあるため、事前によく制度の内容を調べておきましょう。また、せっかく貯金をはじめても続けられずにすぐ引き出してしまっては意味がありません。

そのため、無理のない金額からはじめることが、貯金をはじめる際の一番のポイントです。家計に見合った貯金額が自分で判断できなければ、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談することもおすすめです。さまざまな世帯の家計を見てきたお金のプロであれば、問題点や改善点などの自分が気づかないことについて的確なアドバイスをしてくれることが期待できます。


執筆者

得意分野:ライフプランニング・資産運用

オカネコ編集部

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