みんなどのくらい貯めてるの?貯金額の平均値・中央値を年代別に紹介


貯金額の平均値

将来のことを考えて、「貯金」をする人も多くみられます。なかには、周りの人がどれくらい貯金をしているのか、気になる人もいるでしょう。しかし、貯金額を直接誰かに尋ねるのは、なかなか気が引けるものです。この記事では、周りの人の貯金額が気になる人に向けて、政府の調査結果として発表されている貯金額の「平均値」と「中央値」について年代別に紹介します。

1.「平均値」「中央値」とは?

そもそも、貯金の「平均値」と「中央値」とはどのようなものなのでしょうか。平均値とは、集団内のデータを足し合わせたものを、「データの個数で割った値」のことです。集団内のデータを足し合わせて、「新しい値」を生成することになります。したがって、集団のなかに平均値と同じ値が必ずしもあるわけではありません。一方、中央値はデータを大きさの順で並べたときに、「ちょうど中央にくる数値」を指します。そのため、平均値とは異なり集団のなかに必ず中央値と同じ値が存在するのが特徴です。

ちなみに、平均値は実態と乖離してしまうことがあります。なぜなら、データには大小があるからです。集団内に飛び抜けて大きなデータ、反対に小さなデータがある場合は、それにつられて平均値が変動してしまいます。平均値を調べる際は、データそのものに飛び抜けた値がないかどうか、チェックしておくのがポイントです。なお、本記事における「貯金額」とは、金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(平成30年)」における「金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)」ものを指します。

2.20代の貯金額の平均値・中央値

年代によって、貯金額の平均値・中央値は大きく異なります。日本における20代の貯金額の平均値・中央値は、以下の通りです。まずは、単身世帯の場合です。20代かつ単身世帯の貯金額の平均値は「約128万円」、中央値は「約5万円」だといわれています。また、45.4%の人は貯金がまったくないというデータもあります。20代の2人以上世帯の場合は、貯金額の平均値が約「249万円」、中央値は「約111万円」です。このうち、32.2%の人が、貯金がないとされています。

3.30代の貯金額の平均値・中央値

日本の30代の貯金額の平均値・中央値は、以下の通りです。まず、30代かつ単身世帯の場合、貯金額の平均値は「約317万円」で中央値は「約40万円」というデータがみられます。このうち、39.7%の人が貯金ゼロの状態です。30代の2人以上世帯の場合、貯金額の平均値は「約660万円」で、中央値は「約382万円」となっています。なお、貯金がゼロである人の割合は17.5%です。

4.40代の貯金額の平均値・中央値

日本の40代の貯金額の平均値・中央値は、40代の単身世帯の場合、貯金額の平均値が「約657万円」で中央値は「約25万円」です。このうち、42.6%の人は貯金がありません。40代の2人以上世帯の場合、貯金額の平均値は「約942万円」で、中央値は「約550万円」となっています。また、22.6%の人は貯金ゼロです。

5.50代の貯金額の平均値・中央値

日本の50代の貯金額の平均値・中央値は50代の単身世帯の場合、貯金額の平均値が「約1043万円」、中央値は「約100万円」です。このうちの39.5%の人は、貯金がまったくありません。50代の2人以上世帯の場合、貯金額の平均値は「約1481万円」、中央値は「約900万円」です。なお、17.4%の人が貯金ゼロとなっています。

6.60代の貯金額の平均値・中央値

日本の60代の貯金額の平均値・中央値は、60代の単身世帯の場合、貯金額の平均値が「約1613万円」で、中央値は「約500万円」です。このうち、貯蓄がゼロの割合は26.7%となっています。60代の2人以上世帯の場合、貯金額の平均値が「約1849万円」、中央値は「約1000万円」です。データをみると、22.0%の人が貯金ゼロだとされています。

7.貯金額を増やすために今すぐできること

自分の貯金額と周りの貯金額を比較してみると、さまざまなことを考えるきっかけになります。なかには、比較したことで、より貯金額を増やしたいと考え始める人もいるはずです。貯金額を増やすために、取り組めることにはどのようなものがあるのか、詳しくチェックしていきましょう。

7-1.家計の状態を把握する

貯金額を増やすための第一歩として、重要になるのが「家計の現状を把握すること」です。そのため、家計が「黒字なのか」「赤字なのか」について、しっかりと確認する必要があります。なかでも、注意したいのが「クレジットカードをよく使う」という場合です。クレジットカードを頻繁に使って買い物をする人は、家計簿をつけていないケースも多いといわれています。クレジットカードは、知らず知らずのうちにお金を使いすぎるリスクがあるため、注意が必要です。

まずは、「給与天引き」「口座引き落とし」などの分を含め、「月単位の家計簿」をつけるのが大切です。月ごとの家計簿をつけることで、家計における「支出」と「収入」のバランスを把握できます。家計簿をつけて現状を把握できたら、次に「年単位」での家計の流れを見ていきましょう。月単位の家計簿は「今月は食費がかかった」「交際費をもう少し減らそう」など、家計の現状把握に役立ちます。ただ、これだけだと、どうしても多角的にお金の流れをつかむのは難しい傾向です。特に、旅行や冠婚葬祭といった臨時的な出費には、対応しにくいことがあります。きちんと年単位での家計の流れを見ることで高額な出費にも備えやすくなり、効果的に貯金できます。

また、定期的に「家族で話し合う機会を作る」のもおすすめです。数年後には旅行に行きたいなど、家族全員で夢や目標について話し合いを行い、お金の出入りについて見直しを行いましょう。その際、お金を多く使ってしまう原因について、話し合いを行うのも大切です。例えば、ストレスを発散するためにお菓子を買いすぎてしまったり、娯楽品を買いすぎてしまったりするなど、原因をはっきりさせる必要があります。主観で物事を見ると、どうしても視野が狭くなりがちです。家族で話し合いをしてさまざまな視点から意見を交換することで、無駄遣いを減らすためのヒントや解決策を得られます。

7-2.お金のプロに相談する

効率的に貯金をしたいけれど、現状としてなかなかうまくいかない人は、「ファイナンシャルプランナー」に相談してみるのがおすすめです。ファイナンシャルプランナーとは、金融や税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度などの幅広い知識を備えたお金の専門家を指します。人生における夢や目標を達成するためには、ファイナンシャルプランニングとして、資金計画をきちんと立てるのが肝心です。ファイナンシャルプランナーは、相談者のライフスタイルや考え方などを踏まえて、具体的な現状分析をしてくれます。そのうえで、貯金などの資産形成に関する具体的なアドバイスを行ってくれるのです。

例えば、日々の家計管理から未来に向けての貯蓄方法、また老後の資金準備や資産運用の仕方など、さまざまなことを相談できます。分かっているようで細かく把握していない制度の内容などについても丁寧に説明してくれることが大きな特徴です。お金のプロの視点から、個々に合わせた無理のない長期的な資産設計を行い、夢や目標を達成するサポートをしてくれるのが魅力です。「自分だけの力だと心細い」「信頼できる誰かに資産やライフプランのことを相談したい」という人は、ファイナンシャルプランナーを頼ってみると良いでしょう。


執筆者

得意分野:ライフプランニング・資産運用

オカネコ編集部

  • 資産運用
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