家計簿アプリの機能や種類とは?メリットと選び方や有効活用の方法を紹介


家計簿アプリ

家計簿アプリは家計管理に便利なツールです。ただ、特徴や選び方など、気になるポイントも多くあります。家計簿アプリを効果的に使うには、目的に合うものを選び、ある程度使いこなすコツを知っておくのが肝心です。この記事では、家計簿アプリの特徴やメリット、主な種類や選び方、さらに有効活用するための方法について紹介します。

1.家計簿アプリの基礎知識

家計簿アプリの基礎知識として、「特徴」「主な機能」「必要性」の3つの要素について見ていきましょう。

1-1.特徴

家計簿アプリとは、スマホやタブレット端末から利用できる、「家計簿の入力・集計ソフト」のことです。自分でノート型の家計簿に収支の記入をする方法もありますが、その方法だとどうしても時間や手間がかかってしまいがちです。そのため、次第に記入が面倒になり、三日坊主になってしまう人も多くみられます。その点、家計簿アプリなら日々の隙間時間を活用して、手軽に収支の記録ができます。また、お金を使った日・金額・項目を入力すると、合計額や項目の内訳が自動的に計算される仕組みです。このような自動計算機能によって、記録にかかる手間や時間を大幅に短縮しやすくなるのです。

家計簿アプリによっては、手書きでは難しい「グラフ」が自動作成される機能もあります。グラフ化することで視覚的にもわかりやすく、家計の状態を把握しやすくなるでしょう。家計簿アプリには無料のものもあれば、有料のものもあります。最低限の機能だけであれば基本的に無料で活用できるものもあるため、まずは手軽に試してみたいという人にもおすすめです。本格的なものになると、確定申告に使えるタイプのアプリもあります。また、「エクセル」やMacの「ナンバーズ」といった表計算ソフトのモバイルアプリ版を活用し、スマホで家計簿として使うことも可能です。

1-2.主な機能

家計簿アプリは家族間での「共有」や「撮影データの読み込み」など、スマホならではの機能が豊富に備わっています。共有とは、家族などの決まったメンバーの間で、同じ家計簿データをシェアする機能のことです。共有機能を活用すれば、家計簿データをそれぞれの人が自由な時間に、好きな場所でチェックすることが可能です。この機能は、特に「パートナーとお財布を分けている」「家族で目標となる貯金額を決めている」などのケースにも役立ちます。お金の流れを複数人でシェアして管理できるため、ともに頑張って節約・貯蓄しようなどの意識を共有できます。

撮影データの読み込みは、スマホのカメラでレシートを撮影して日付・金額・項目などの情報を読み取って、自動で記録する機能のことです。撮影データの読み込み機能があれば、わざわざ1枚ずつレシートを見ながら、金額をコツコツと記入する必要がありません。アプリによっては、レシートを撮影するとどのような商品を購入したのか、またどのようなお店を利用したのかなどの情報を割り出してくれるものもあります。自分で時間をかけて細かく記入しなくても、レシートを撮影するだけで、さまざまな情報を記録できるのが魅力です。

そのほかにも、クレジットカードや電子マネーの利用履歴を連携する機能も存在します。現金で支払うだけではなく、ときにはクレジットカードや電子マネーで支払いを行うこともあるでしょう。このようなときに、連携機能を活用すれば、金額を家計簿に書き写す手間を省けます。わざわざ通帳や入出金データをチェックしなくても、支出を管理できるのです。

会計ソフトの会社が提供しているアプリや表計算ソフトなどは、計算機能が豊富で、集計が楽なものが多くみられます。電卓での計算に苦手意識を持っていたり、集計にかける手間を短縮したかったりする人は、このようなアプリや表計算ソフトの利用を検討すると良いでしょう。

1-3.メリット

家計簿アプリは利便性や機能の多さから人気を集めており、家計簿の一つの形として世間に定着しつつあります。昔からある手書きの家計簿の場合、記入の手間がかかったり、コピー&ペーストや集計が面倒だったりするなどのデメリットがみられます。一方、家計簿アプリはスマホやパソコンで使用できるため、いつでもどこにいても記入や確認が行えるのが大きなメリットです。外出先でも隙間時間を活用するなどして、自分の好きなタイミングで家計簿をつけられます。

また、自動集計機能や撮影入力機能があるため、アプリは家計管理の時間を大幅に短縮できるというメリットがあります。家計簿をつけている人のなかには、ついレシートをため込み、あとで記入が大変になってしまうという人もいるでしょう。このようなときにも、家計簿アプリならレシートを撮影していくだけなので、大きな手間はかかりません。集計にかかる時間も短縮でき、毎日忙しい人でも、無理なく家計簿を習慣化しやすいのです。手書きの家計簿だけでは限界を感じている人や、もっと家計簿を柔軟に活用したい人は、家計簿アプリを使うと効果的でしょう。

2.家計簿アプリの種類

家計簿アプリの種類として、「家計管理の専用ソフト」と「一般的な表計算ソフト」について見ていきましょう。

2-1.家計簿専用アプリ

家計簿専用アプリとは、家計簿や家計管理を目的に作られた専用のアプリのことです。特徴としては、無料で使えるものが多くみられます。そのほかにも、有料オプションが用意されているタイプもあります。代表的なものは「家計簿マネーフォワード」「家計簿Zaim」などの会計専用型アプリです。また、「LINE家計簿」といったSNS型アプリなどがあります。

「家計簿マネーフォワード」は、平均データをもとに、自分に合う予算を設定できます。データは暗号化されるため、プライバシー面が気になる人でも安心です。「家計簿Zaim」はダウンロード数の多さが特徴です。アプリのほかにも、ウェブ版が用意されています。「LINE家計簿」はLINEアプリからアクセスでき、入力がしやすいと人気です。自動集計やレシート読み取り、口座連携や共有といった基本的な機能は、多くのアプリに備わっています。そのほかにも、ローン返済管理や保険の記録、医療費控除にかかる支出の抽出など、機能が豊富です。

2-2.表計算ソフト

仕事などで「エクセル」やMacの「ナンバーズ」といった表計算ソフトを使っている人もいるでしょう。これらのソフトは、家計簿としても利用できる優れものです。AndroidスマホやiPhone向けに、これらのソフトのモバイルアプリ版が用意されています。スマホ・タブレット・パソコンなどの好きな端末から、利用することが可能です。

専用アプリとの大きな違いは、「カスタマイズ性の高さ」です。自分好みの家計簿に、自由にカスタマイズができます。また、コピー・集計・グラフ化といった機能が豊富に備わっていることも魅力です。インターネット上には、ダウンロード可能な多種多様な「無料テンプレート」が提供されています。多くの種類のなかから、好きなものを選んで使ってみましょう。ただし、これらのソフトを使うには、ある程度パソコンの操作方法を知っている必要があります。パソコン初心者の場合、操作に慣れるまでが大変になってしまうケースがあるのがデメリットです。

3.家計簿アプリの選び方

いざ家計簿アプリを利用しようと考えたときに、「どれを選べば良いのかわからない」と悩んでしまう人も多いものです。家計簿アプリはどのようにして選べばいいのか、ポイントを紹介します。

3-1.機能・使いやすさ

家計簿アプリは、「機能」や「使いやすさ」を重視して選ぶのが重要です。家計簿アプリの特徴・強みは、何といっても自動集計機能やグラフ表示機能などです。これらの機能は、アプリによって大きな差があるわけではありません。一方、レシート読み取り・口座連携・共有などは非常に便利な機能ではあるものの、アプリによっては搭載されていないこともあります。せっかくアプリをスマホに入れたのに、求めるような機能が備わっていなければ、記録が続かなくなる原因につながります。欲しい機能が決まっている場合は、使用前にしっかりとチェックするようにしましょう。

特に、注意したいのが「口座連携機能」です。口座連携機能は、利用履歴を自動で共有し、一元管理ができる非常に便利なものです。しかし、連携可能な外部サービスは、アプリによって違いがみられます。自分が使っている決済ブランドや金融機関に対応しているかどうかは、チェックしておくべき大切な項目といえるでしょう。そのほかにも、人工知能による「項目の自動判別」や「音声入力」といった機能など、アプリごとに特色があります。各ツール工夫されており、自分の目的に合ったものを探すのが大切です。

3-2.目的

家計簿をつける目的は、人によって大きく異なります。「節約・家計管理を徹底したい」「貯金したい」「確定申告がしたい」など、理由はさまざまです。家計簿をつけるための目的を明確にすると、自分が使うべきツールを絞り込みやすくなります。例えば、ただ家計管理をしたいという目的の場合は、集計・読み込みといった基本的な機能が備わっている、ベーシックなアプリでも十分でしょう。

もしも、家族で定めている目標金額を貯金したい、節約意識を共有したいなどの目的があるのなら、複数人で家計データを共有・連携できるタイプが適しています。また、確定申告をしたいという目的があるのなら、その機能が備わっているのか、利用前に調べておく必要があります。人気アプリの「マネーフォワード ME」は、確定申告機能と連携できるのが魅力です。そのほかのアプリは連携していないため、注意しましょう。

3-3.その他機能・サービス

基本的な機能に加えて、アプリごとの「独自の機能」に重点を置いて選ぶという手もあります。例えば、珍しい機能としては「レシピ提案機能」が挙げられます。これは、家計簿をつけるために撮影したレシートから、購入した食材を使って作れるレシピを提案する機能です。スーパーなどで安売りをしていて買ったものの、食材をどう使えばいいのか悩むケースは少なくありません。このようなときにレシートを登録すれば、購入した食材を使ったプロのレシピを見ることができます。さらに、「ポイントを貯められる機能」を持つ家計簿アプリも存在します。家計簿をつけるついでにポイントも稼げる、まさに一石二鳥ともいえる機能です。

単なる家計管理だけではなく、「資産の状況」も把握したいのなら、その機能が搭載されているアプリが便利でしょう。例としては、「マネーフォワードME」などが該当します。なかには、米ドルやそのほかの外貨で記録できるアプリもあり、海外資産を保有している場合にもおすすめです。具体例としては、「賢く家計簿2」などです。フリーランスや個人事業主向けに、経費精算などのために作られたアプリ・サービスもあります。「マネトラ」などは、ビジネス利用の場合に重宝するでしょう。

4.家計簿アプリを有効活用

家計簿アプリは種類が豊富なうえに機能もさまざまです。そのため、自分に最適なものがわからず、選ぶのが大変になるケースも多くみられます。ただ、家計簿アプリは手書きのものの欠点を補い、家計管理が楽になるというメリットがあります。最適なものを選ぶことができれば、多くのメリットを得られるでしょう。

自分で家計簿アプリを探すのが難しい場合は、お金の専門家である「FP(ファイナンシャルプランナー)」などに相談するのも効果的です。FPは相談者のライフスタイルや現状の家計を考慮したうえで、具体的な分析を行ってくれます。専門的な視点から、目標や夢をかなえるための詳しいアドバイスを受けられるのが魅力です。

また、「お金の健康診断」というサービスでは、専門家に家計簿アプリの選び方や使いについて、無料で相談に乗ってもらえます。節約方法や資産運用まで、幅広いジャンルについて質問できるのがメリットです。このままの家計でいいのか、またいくら貯金すれば良いのかなど、お金に関する気になる疑問を投げかけられます。なお、相談方法は誰でも気軽に利用しやすい「チャット形式」です。専門家のプロフィールを確認して気になる人を見つけたら、スマホからチャット形式で相談できます。スマホからいつでもどこでも相談できるため、空いた時間を有効に使えます。


執筆者

得意分野:ライフプランニング・資産運用

オカネコ編集部

  • 資産運用
  • 保険
  • 老後資金
  • 家計改善
  • ライフプランニング

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