人気な家計管理の方法とは?3つのメリットと継続するコツを解説


家計管理の方法

家計管理を始めようとしているなら、どのような項目をチェックするのか、どのような方法があるのか気になるのではないでしょうか。家計管理は、お金の収支を管理して将来の資金計画を立てられるメリットがありますが、継続させるのが難しいという一面もあります。そこで、この記事では家計管理の基礎知識、3つのメリット、そして長続きさせるためのコツや人気の家計管理方法を紹介していきます。

1.家計管理を成功させるために知っておくべき基礎知識

家計管理は大事といっても、一体何をどうすればいいのでしょうか。具体的なことを聞かれると、答えに窮するかもしれません。家計管理を簡単に言うと、家庭のお金の流れや状況全体を管理することです。具体的には、収入と支出といったキャッシュフロー(お金の流れ)だけでなく、住宅や車など持っている資産や、カードローンや住宅ローンなど抱えている負債も含めて、自分の財産としてストックされているものすべてを対象に管理することです。

家計管理は、月々の収支を把握することを基本として、「3年後に100万円貯める」というような貯蓄や「5年後には家を購入する」「30年後にはローンを完済する」というような資産形成にあたる部分の目標を意識すると効果的です。この管理方法として、従来は紙の家計簿に手書きで記入するスタイルが一般的でした。しかし、今ではクレジットカードやスマホといった決済手段を使うキャッシュレス化がますます広く行き渡っているので、従来の方法だけでは正確に家計を管理することが難しくなっています。そのため、キャッシュレスでのお金の流れも「見える化」する工夫が大切です。

2.家計管理を行う3つのメリット

家計を管理するメリットについて、家計改善、ライフプランの実現、長期的な資金計画の3点から説明します。

2-1.家計が改善する

家計管理をしていなければ、お金の流れがどうなっているのかを把握することができません。収入と支出のバランスが取れているのかが分からず、収支がギリギリ、あるいは赤字になってしまうケースもあります。人生には結婚や出産、住宅購入や子どもの進学などライフステージが変わる節目ごとにまとまった出費があります。もしそのための備えを前もってしていないなら、家計を圧迫してしまうでしょう。しかし、家計管理をきちんとしていれば、毎月の収入と支出をしっかりと把握できているため、不安な気持ちを抱えることなく無理のない生活を送ることができるようになります。また、将来生じる可能性の高い出費にも着実に備えることができるので、よほどの不測の事態がない限り家計が安定します。

2-2.ライフプランの実現につながる

長期的視野に立って考えると、人生にはまとまったお金が必要となるシーンが多いことに気づき、「子どもの教育費として前もって300万円を貯めておこう」「家を購入するために頭金として500万円は用意しておこう」など、多くの人が思案します。仮に将来必要とされるであろうお金を計算に入れていない、あるいはそれらを含めた貯蓄計画をしていなければ、その時から貯蓄を始めても間に合いませんし、安定したライフプランを実現させることは非常に難しいでしょう。しかし、家計管理をしっかりしていれば、将来のライフプランを見据えた計画的な貯蓄と資産形成を実行していくことができます。つまり、じっくり腰を据えた長期的な家計管理を通して、今の生活も楽しみながら、無理なく将来の必要に備えることができるというわけです。

2-3.長期的な資金計画を立てられる

厚生労働省の平成29年簡易生命表を参考にすると、日本人の平均寿命は男性で81.09歳、女性で87.26歳となっています。そのため、今では「人生100年時代」ともいわれるようになってきました。これからの生活は、平均寿命が80歳を超えている現実をしっかり受け止め、定年退職後も20年以上続く可能性のあるセカンドライフに備える必要があります。定年退職をすれば退職金や年金を受け取ることができますが、老後は節約した生活を送りたいのか、それとも日本の景観地や外国などこれまで行くことができなかった場所を訪れて自由になった時間を有効活用したいのかなど、どのようなセカンドライフを送りたいかによって、前もって蓄えておくべき資金額はかなり変わってきます。

家計管理をきちんとすれば、現在の生活水準や支払っている費用の内訳を把握することができ、やみくもにお金を貯めて今の生活を犠牲にするということを避けられます。また、将来の生活スタイルや必要とされるコストもよりイメージしやすくなります。つまり、老後のことは年を取ってからという考え方をやめて、若いうちから賢く家計管理をしておくことで、老後に必要な生活資金を計画的に積み立てていくことができます。

3.上手に家計管理を行う3つのコツ

家計管理をするといっても、どこから手を付けたらいいのか困ってしまうことがあります。家計管理を上手に行い、長続きさせるための3つのコツを紹介します。

3-1.家計管理のルールを決める

家計管理の最初のポイントは、夫婦であらかじめルールを決めておくことです。共働きをしている家庭なら、家計の負担割合をどのようにするか、収入と支出をつける家計簿をどのように管理するかなどを前もって話し合っておくなら、夫婦げんかの火種も消えます。たとえば、「家計簿の支出は、妻が毎週土曜日にレシートや請求書などをもとに記帳する」というようなルールを決めておきます。ほかにも、夫婦の収入のうち、夫の何割、妻の何割を貯金用の銀行口座に振り込むのか、住宅ローンまたは家賃、保険や光熱費といった固定費はどちらのクレジットカードもしくは銀行口座から引き落とすのかなど、お金の流れを夫婦がきちんとシェアできるようにしておきましょう。

最初に決めたルール通りに家計管理がスムーズに進めばいいのですが、多くの場合、やってみてから当初の想像とは違う点が出てきたり、もっと良い改善方法が見つかったりするものです。それで、定期的にルールを再確認し見直すことで、よりスマートな家計管理ができるようになります。また、そうすることで、始めたのはいいが途中でやめてしまうという三日坊主になるのを避けられます。

3-2.家族で目的意識を共有する

家族の中で自分一人が頑張ったとしても、家族の協力がなければ家計管理はうまくいきません。目的意識を共有していないのに、突然食費を減らしたりすれば、家族からの不満が噴出することも考えられます。家計管理をする目的は、単に毎月の収入と支出の数字を把握することだけでなく、月の予算を立てたり、実現したい目標の資金を貯めたりすることが含まれます。そのためには、家族みんなが一緒に家計改善に取り組むという姿勢がどうしても必要です。何のために家計管理をするのか、何のために節約するのか、その目的や理由が共有されているなら、家族一人ひとりが無駄遣いをしないよう意識的に努力するようになるでしょう。また、家計簿を作成するのに必要なレシート類を捨てずに残しておくことにも、家族全員の協力が必要です。

貯金や資産形成は家族に収入と支出のバランスを意識してもらわなければ目標を達成することが難しいため、月に一度は家族で家計管理の進捗状況を話し合う場を設けるのもいいでしょう。その機会に、たとえば今月はなぜ赤字になったのか、今後どのように改善できるかなどをディスカッションすることで、家計管理の目的意識を共有しやすくなります。

3-3.最適な家計管理の方法を選ぶ

家計管理をするうえで必要不可欠なものが家計簿です。家計簿をつけることで、どれだけ使ったかが分かるだけでなく、何に使ったかも把握できます。自分や家族の消費傾向が分かれば、対策も立てやすくなります。しかし、つけ始めたのはいいものの途中で続かなくなったという人は少なくないようです。たとえば、家計簿は手書きの手間があり、「食費」「交通費」「通信費」「光熱費」など項目も多く、毎日ないしは毎週定期的に記入するのは面倒と感じることがあります。また、家計簿をつけ始めても、家計が改善しているという実感が少ないと意義を感じられず、やめてしまうこともあります。そこで、家計管理を長く続けていくためには、家計管理をする当初の目的を忘れないようにしなければいけません。また、手書きで家計簿を記入する以外に、オンラインやスマホアプリなど、さまざまなツールを使って無理なく続けられるようにすることも大切です。

4.家計管理する方法を家計簿・ツールごとに紹介

家計管理をする方法はいろいろありますが、その種類ごとにメリットとデメリットを説明します。

4-1.手書きの家計簿

家計管理で一番手っ取り早く、簡単なのが手書きの家計簿です。「今の時代に手書き?」という人もいるかもしれませんが、手書きの家計簿は根強い人気があります。本型やノート型など種類も豊富で、書店で手にとって自分のお気に入りを探すこともできます。メリットをいくつか挙げてみましょう。手書きの家計簿は、だれでも簡単に使うことができます。家計簿をつけるのにパソコンやスマホを開く必要がありませんし、チュートリアルを見て使い方に慣れるところから始めないといけないということもありません。項目も複雑ではなく、おおまかな設定ができるのも利点の一つです。さらに、紙の請求書やレシートを自由に貼り付けたり、ポケットに収納したりすることもできます。また、書くことで記憶に残りやすいというメリットもあります。何にどれだけの費用をかけているかを記憶しているなら、節約する意識を高めることもできます。

手書きの家計簿のデメリットについても触れておきます。まず、手書きは面倒と感じやすいことです。パソコンやスマホで文字や数字を入力することに慣れていると、手書きのスピードの遅さにイライラするかもしれません。また、収支計算も電卓などを使って一つ一つ間違わないようにする必要もあります。ほかにも、コピー&ペーストができないことや、メールなどで送信できないので家族間で情報を共有するのが難しいという点もあります。家計簿を持ち歩くわけにもいかないので、スキマ時間を使って記入するということもできません。

このように、いくつか気になる点はありますが、やはり手軽さでは手書きの家計簿は一番なので、このタイプの家計簿で家計管理を始める場合は、日付や項目がすでに記入されているものを使うと便利です。

4-2.家計管理ソフト・アプリ

手書きの家計簿以外に、家計管理としてよく使われているのが「エクセル」などの表計算ソフトです。コピー&ペーストや自動集計も簡単にできるので、時間を節約することが可能です。また、毎月の収支を「見える化」できるグラフ機能も豊富で、円グラフや棒グラフなど分かりやすい表示形式を選べるので、収支バランスが把握しやすくなっています。

エクセル以外にもインターネットをつないでオンラインで家計を管理できる会計ソフトやスマホで使えるアプリがあります。それらの中には、クレジットカードを紐付けると利用履歴をもとに自動的に情報がインポートする機能や、レシートを撮影すると自動で項目に振り分けてくれる機能が付いているものもあります。

こうしたメリットはありますが、デメリットとしては、パソコンやスマホの操作ができることが前提で、初心者は使いこなせるようになるまでに時間がかかります。

5.家計管理を成功させるにはプロに相談するのも効果的

ここまで、個人や家族でできる家計管理の方法を説明してきましたが、家計管理をするうえで大切なのは、将来必要となる出費を意識しながら、今の生活にも無理のない節約をして、貯蓄や資産形成をしていくことです。今と将来のバランスをうまく取りながら、三日坊主にならない仕方で家計管理を継続したり、資金計画を立てたりするのは個人でもできないことではありませんが、簡単でもありません。そこで、家計の問題点を把握したり、改善を図ったりするのに効果的で実際的な方法として、FP(ファイナンシャルプランナー)などの専門家からアドバイスを受けることがあります。

「お金の健康診断」サービスでは、FPやより専門的な知識を持つAFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)といったプロに、お金について相談することができます。「専門家に相談すると相談料がかかってしまうのでは?」という心配の声が聞こえてきそうですが、このサービスは無料で利用できます。また、「お金の健康診断」はスマホからでもチャット機能を使って家計の診断を受けられるので、他の方法と比べても手軽で簡単です。


執筆者

得意分野:ライフプランニング・資産運用

オカネコ編集部

  • 資産運用
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  • 家計改善
  • ライフプランニング

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