家計簿のおすすめの種類とは?主なタイプや選び方と活用のポイントを解説


家計簿のおすすめの種類

家計簿には手書きタイプやアプリ、ソフトなどさまざまな種類があります。特にアプリやソフトは豊富な機能が備わったものが多いため、どれにしようか迷うこともあるのではないでしょうか。最適な家計簿を選んで上手に家計管理するためには、選び方のポイントを押さえておく必要があります。また、使い方のコツを知っておくことも大切です。そこで、本記事では、家計簿の3つの種類やおすすめの選び方、家計管理のコツを説明します。

1.家計簿の3つの種類と特徴

家計簿は手書き、専用ソフト・アプリ、表計算ソフトの3つの種類に分類できます。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて説明していきます。

1-1.手書き家計簿

手書きの家計簿は非常に普及していて、初心者向けから上級者向けまで幅広くそろい、手帳や日記一体型など種類も豊富にあります。さまざまなスタイルのフォーマットがありますが、あらかじめ項目が書かれているものは記入が簡単で初心者向けです。項目が書かれていないものは、自分でカスタマイズしたい上級者に人気があります。手書き家計簿の大きなメリットは、家計簿ソフトやアプリのような難しい操作が不要で、誰でも購入してすぐに始められる点です。

財布の中やレシートなどを確認して、計算しながら記入していくため、お金の流れが把握しやすい点もメリットとして挙げられます。書き込みも自由にでき、記入しやすいようにカスタマイズすることも難しくありません。紙の請求書やレシートを貼り付けたり、表紙の内側についているポケットに収納したりすることも可能です。

デメリットとしては、手書きで記入したり手作業で集計したりしなければならない点が挙げられます。外出先で記入したいときは常に持ち運ぶ必要があることや、家族に電子データとして共有できないこともデメリットです。

1-2.家計簿アプリ

家計簿の専用ソフトとは、パソコンなどで収入や支出を管理する家計簿ソフトのことです。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット向けの家計簿アプリも提供されています。家計簿アプリや専用ソフトには家計簿に特化した機能が備わっていて、入力や集計が自動で行えることが最大の特徴です。現金で支払いを行ったときは手入力が必要ですが、クレジットカードで払ったり、連携の設定をしている銀行口座から引き落としがあったりすると連動して自動で入力されます。

アプリを活用すると、スマートフォンやタブレットなどの端末からでも入力でき、管理も容易です。家族で家計データを共有しやすくなります。レシート撮影による自動読み込みや口座情報連携などが基本機能として豊富に備わったものが多く、自分に合ったものを探しやすい点も魅力です。デメリットとしては、書き込みたいことがあっても手書きでメモできない、レシートの貼り付けができない、オリジナルの機能を使いやすいようにカスタマイズできないことなどが挙げられます。

1-3.表計算ソフト

家計簿は、表計算ソフトを使ってつけることも可能です。表計算ソフトとは、Windowsの「エクセル」やMacの「ナンバーズ」などを指します。これらのソフトは表計算を行うためのもので、WindowsやMacのパソコンには基本的に備わっていて家庭でも利用可能です。入力やデータ管理機能が豊富にありますので、家計簿としても充分に活用できます。家計簿テンプレートがあり、これまであまり表計算ソフトを触った経験がない人でも問題はありません。テンプレートを利用すればすぐに始められる点は、大きなメリットです。

表計算ソフトに慣れている人は、さまざまな機能を利用することで完全に自分好みにカスタマイズした家計簿を作成できます。たとえば、シートの1枚目には1カ月の収入や項目ごとの予算や実際の支出が記入できる表を作成し、2枚目は日別に収入や支出を記入できる表にするといったことも可能です。1枚目と2枚目の関連項目を連動させれば、1カ月間の収入や支出の合計を手計算で出さなくても自動で入るようにできるでしょう。

「合計値」「平均値」「グラフ作成」などの表計算機能を使えば、瞬時に計算するだけでなく、グラフや表の作成なども可能です。集計に手間取ることもなく、グラフや表にすることで収支の流れを視覚化することも非常に楽にできます。デメリットは、パソコン操作が苦手な人には難しいことや、手書きでメモしたりレシートを貼り付けたりできないことです。

2.家計簿を最大限活用するおすすめの選び方

ここでは、自分に合う家計簿を選び、最大限活用するために知っておきたいポイントを説明していきます。

2-1.家計管理の目的

家計簿を選ぶ際は、適当に決めてはいけません。最初に目的を決め、それに合った内容・スタイルの家計簿を選ぶことが大切です。家計簿をつける主な目的は人や家庭によって異なります。たとえば、まずは大雑把でも家計管理をして節約につなげたい、具体的な金額を決めて貯金をしたい、確定申告の準備がしたいなどがあるでしょう。家計の状況を把握することが第一の目標であれば、手書きの家計簿を使っても問題はありません。

ただ、手書きの家計簿はひとつひとつ記入し、手作業で集計しなければならず面倒に感じることもあるでしょう。その場合は、専用のアプリを使い、口座連携や自動集計機能を活用するのがおすすめです。外出先で支払いがあったときもその場で記録できます。とはいえ、入力操作が複雑だと面倒に感じる可能性が高いので、シンプルで使いやすいものを選ぶことが大切です。具体的な金額の貯蓄が目的なら、手元のお金の流れだけではなく預貯金の変動なども把握しやすい家計簿が適しています。毎月の収支だけでなく、銀行預金などの資産状況も確認できるタイプにするとより便利です。

確定申告が目的なら、個人事業主やフリーランスで働く人を対象としているアプリ・ソフトが向いているでしょう。ビジネスの経費清算などに特化しており、確定申告に必要な書類を作成するのにも大いに役立ちます。

2-2.家族構成

一人暮らしの場合は意識する必要はありませんが、夫婦や子どもなど家族がいる場合、家族の事情を考慮した家計簿を選ぶことが大切です。たとえば、夫婦で共働きしていて双方に収入がある家庭では、出費を分担しているパターンと、互いの収入をすべて合算しているパターンの主に2つがあります。どちらのパターンかによって、合っている家計簿は異なります。出費を分担しているのであれば、夫婦それぞれが担当する項目を管理できるタイプの家計簿が便利です。合算している場合はアプリなどを活用して一元管理するといいでしょう。

夫婦間で家計管理について充分な話し合いができている場合は、出費を分担するパターンと収入を合算するパターンのどちらでも問題はありません。とはいえ、合算するパターンのほうが全体のお金の流れが見えやすいため、管理もしやすい傾向があります。特に、夫婦や家族で貯金や節約の目標金額がある場合は、合算する家計簿のほうが向いているでしょう。また、子どもがいる家庭では、子どもの成長に従って支出項目が増える傾向があります。これは、子どもが習い事を始めたり、小学校高学年になって修学旅行の積み立てが始まったり塾に行きはじめたりするからです。そのため、家計簿のフォーマットに項目が多いタイプを選んだほうが管理しやすくなります。

2-3.生活スタイル

家計簿は、記入を続けなければ意味がありません。継続のしやすさを考慮すると、生活スタイルに最適なものを選ぶことも重要です。たとえば、銀行振込やクレジットカード、デビットカードを利用する機会が多いのであれば、口座連携機能がある家計簿アプリが便利です。また、毎日忙しくて家計簿をつける時間がなかなか取れないという人は、自動で集計できる機能があると役立つでしょう。夫婦で共働きしているなど複数人の収入と支出を管理する必要がある家庭では、連携できるアプリにすると管理しやすいです。

ただし、常に現金で支払いをしているのであれば、アプリに高度な機能は必要ありません。レシートの読み取り機能があるタイプにすれば不便がないでしょう。レシート読み取り機能とは、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンでレシートの撮影をするだけで、日時や価格、内訳などが自動で入力されるというものです。レシートを広げて1つ1つ転記する必要もなく、入力があっという間に終わります。

3.家計簿を継続して家計管理に成功する3つのコツ

家計簿をつけ続け家計管理に成功するコツは、「ルール決め」「目標設定」「専門家に相談」の3つです。ここでは、これら3つのポイントを説明していきます。

3-1.ルールを決める

家計簿を継続するコツの1つ目は、「ルールを決める」ということです。家計簿の記入方法や見直す日、支出項目の分類などについて、あらかじめルールを決めておきましょう。支出があるたびに記入する方法でもいいですし、忙しくてこまめにつけられないなら、レシートをとっておいて週に1回まとめてつけるという方法でも構いません。続けやすい方法でつけることが大切です。支出の項目は食費や住居費、水道光熱費などいくつもありますが、あまり細かく分類するとつけるのも計算するのも面倒に感じやすくなります。そこで、毎月支出がある食費や住居費などの項目はそのままで、外食やレジャー費は「娯楽関係費」としてまとめるなど、費目を減らすのもひとつの方法です。

家計簿を複数使うときは、メインのものを1つ決めておき、いくらの収入があっていくら支出したのか、総額が簡単に確認できるようにしておくと便利です。特に夫婦共働きの家庭では、家計簿を合算するのか、負担する項目をそれぞれの収入割合に応じて負担するのかも決めておく必要があります。なお、家計管理を始めてみると、当初の想像とは違う点が出てくることがあるものです。家族の人数の割に食費が多い、通信費が思った以上に高額になっている、生命保険の保険料が家計を圧迫しているといった改善点が見つかることもあります。そのため、家計簿の内容を定期的に振り返ったり見直したりすることも大切です。

毎月の支出は、月々の支払いが必要な住居費や通信費、保険料などの「固定費」と、月々の支出額が変動する食費や日用品費などの「変動費」に分けられます。このうち、固定費を重点的に見直すと大きな節約効果が得られる可能性が高いです。加入している保険の補償内容を見直して必要のないものをカットしたり、スマートフォンの料金プランを見直したりして、まずは固定費を減らすといいでしょう。その後に、変動費もできる範囲で減らすことが望ましいです。

3-2.目標を立てる

家計簿を活用するためには、なるべく目標をはっきりさせることが大切です。「このごろ出費が増えてきたので、なんとなく家計管理を始めたい」という漠然としたものでも構いません。しかし、「10年後に住宅を購入したい。そのために、頭金としてこれからの10年間で1000万円貯める」など具体的な期間と金額が決まっていれば、今からすべきことが明確になります。たとえば、10年間で1000万円貯めるなら、1年間に100万円の貯金をする必要があります。すると、「ボーナスで年額40万円貯めて残り60万円を12カ月で割って1カ月5万円貯めればいい」といったように、具体的な目標が分かるためです。

「なんとなく貯めたい」では難しくても、「毎月5万円貯金する」など明確な目標があれば頑張れるでしょう。なお、家計簿で家計管理をする際には、レシートを集めたり、支払いの項目を記録したりする過程で家族の協力が不可欠です。たとえば、妻が家計簿に支出の内訳を記入したくても、夫がレシートを出さない、知らない間にクレジットカードで支払いをしているといったことがあっては、きちんと管理することもできません。スムーズな家計管理や目標としている貯金額の達成に向け、家族とはしっかり話し合い、目的意識を共有することが重要です。

3-3.プロに相談する

これまで述べた通り、家計簿には手書きタイプやアプリ、表計算ソフトまでさまざまな種類があります。アプリやソフトは機能が豊富です。家計簿を効果的に活用するためには、これらのなかから家庭の状況や目標に最適なものを選ぶ必要があります。しかし家計簿に詳しくなければ、自分に何が合っているのか判断するのは簡単なことではありません。そこで、「お金の健康診断」サービスを活用するのも有効な方法です。お金の健康診断サービスとは、FP(ファイナンシャルプランナー)などお金に関する専門知識を持つプロに無料で相談できるサービスです。

パソコンやスマートフォンでの利用が可能で、質問に従って収入や家計の内容などを入力していくと診断結果が表示され、チャットでFPに相談することもできます。おすすめの家計簿を聞くだけではなく、節約する方法から資産計画や資産運用についてまで幅広く相談できますので、家計管理をするうえで役立つでしょう。

 


執筆者

得意分野:ライフプランニング・資産運用

オカネコ編集部

  • 資産運用
  • 保険
  • 老後資金
  • 家計改善
  • ライフプランニング

お金の話は難しい。お金の話はつまらない。お金の話をしていると、何かが胸につっかえたような気持ちになる。みんなどうしてるの?自分は一体どうすればいいの?
オカネコは、そんなあなたのための「今すぐプロの専門家にチャットで相談することもできる」Webマガジンです。
不安になったら、あなたが気になった記事を書いたお金のプロに、気軽にちょっと相談してみませんか?
お金に関するあなたの疑問や不安はプロと一緒に解決して、あなたは「やりたい」をやる決断を。

オカネコに無料で相談する