20代で貯金1000万円は可能?貯金平均額と挫折しない貯金のコツを紹介


20代で貯金1000万円

20代のうちからお金の流れを理解し、貯める習慣をつけることは大事です。収入から貯金に回せる金額をイメージしてコツコツと続けると、挫折しないで貯金をすることができます。貯金のことを気にしだすと、同世代の貯金額も知りたくなるのではないでしょうか。ここでは、20代の貯金平均額や貯蓄割合、さらに無理なく貯金を続ける方法を紹介します。

1.20代のリアルな貯金額

20代は、社会に出て働き始めたばかりという人が多く、手取り収入もまだ少ない時期です。しかも、旅行やレジャーに出かける機会も多く、洋服や趣味のものなど自分の好きなものにたくさんお金を使いたい時期でもあります。少ない給料とはいえ、10代の頃にアルバイトや親からの小遣いで手にしていた額とは比べ物にならない大金なのです。初めて月に10万円以上のお金を自由に管理できるようになったことが嬉しくて、給料日までには全て使い切ってしまう人も多いのではないでしょうか。20代は給料が少ない割に使う機会が多く、貯金がしづらい年代と思われがちです。

しかし20代では、結婚や出産、子育て、さらにマイホーム購入などお金がかかる大きなイベントをまだ迎えていない人が多いです。そのうえ、食事をしに行ったりお酒を飲みに行ったりしても、上司や先輩におごってもらう機会が多く、自分で支払うことは少ないのではないでしょうか。20代のうちは、収入のほとんどすべてを自分のためだけに使うことができます。実は、貯金がしやすい年代でもあるのです。とはいえ、20代の貯金額は独身か既婚かで大きく変わってきます。ここではまず、それぞれの貯金相場について解説します。

1-1.貯金平均額:独身

20代独身の貯金額平均額は、既婚者より低い傾向にあります。金融広報中央委員会が平成30年に行った家計の金融行動に関する世論調査によると、20代独身の貯金額平均は72万円です。この金額は、少なく感じるかもしれません。しかし同じ調査で、20代独身者の45.4%が貯金もしておらず金融商品も保有していないことが分かっています。このことから、貯金をしている人が実際に貯めている金額は、72万円よりも高額であると予想できるでしょう。

20代に限らず独身者は、家賃や光熱費などをすべて一人で支払う必要があります。食費にしても、一人分だけ自炊するとなると効率が悪くなってしまうでしょう。しかし、独身の間は収入のすべてを自分の自由に使うことができますし、実家暮らしの人もいます。年間手取り収入からの貯蓄割合が15%であることを考えると、貯金をしている人はしっかりとしているけれど、してない人はまったくしていないことが推測できます。

貯金の目的も「特に目的なし」「病気や災害への備え」に続いて、「旅行、レジャーの資金」が32.0%と3番目に多くなっています。これらのことを考え合わせると、20代独身では貯金の必要を感じていない人が多いために、貯金を含めた金融資産を保有していない人の割合が高いといえるでしょう。

1-2.貯金平均額:既婚

20代既婚者の貯蓄平均額は、独身よりも多い傾向があります。夫婦二人の貯金額になるため、独身と比べて多く見えてしまうのです。同じく平成30年度の家計の金融行動に関する世論調査によると、20代既婚者の貯蓄平均額は192万円もあります。とはいえ、これは夫婦二人分の貯金額です。半分にすると96万円なので、独身者の貯蓄額平均72万円と比べるとたしかに多いですが、それほど大きな差があるわけではありません。年間手取り収入からの貯蓄割合も15%で、独身者の貯蓄割合と同じなのです。

しかし、金融資産を持っていない割合が32.2%と、独身者よりもかなり少ないという特徴があります。貯金をしていない世帯が少ないのです。既婚になると、マイホーム購入や子どもの教育資金のために貯金をしているという人の割合がかなり増えます。貯金の必要を強く感じているからこそ、多くの世帯で貯金ができているということがいえるでしょう。

2.20代男女別の給与相場と貯蓄割合

収入のうちから、どのくらい貯金に回せばよいのでしょうか。イメージしやすくするために、同世代の給与相場と貯蓄割合を男女別にチェックしましょう。ここでは、20代男女の給与相場と貯蓄割合を解説します。

2-1.男性

国税庁が平成30年に行った民間給与実態統計調査によると、20代男性の平均給与は20代前半で279万円、20代後半の場合は393万円です。月収で考えると、20代前半は23万円、後半は32万円が相場といえます。貯蓄割合については、実家暮らしであれば手取りの3~4割を貯蓄に回すのが理想的です。例えば、月収30万円なら、毎月9万~12万円程度貯金することを目指しましょう。一人暮らしの場合は家賃などの支払いもしなくてはいけませんが、手取りの1~2割を貯蓄に回すのが理想です。月収30万円の場合、3万~6万円程度貯金できるとよいでしょう。

2-2.女性

20代女性の平均給与は、20~24歳で243万円、25~29歳で318万円です。月収では、20代前半で20万円、20代後半で26万円が相場となります。実家暮らしであれば、手取りの4~5割は貯蓄に回したいところです。月収20万円なら、8万~10万円程度貯金できると理想的といえます。一人暮らしの場合は、手取りの1~2割を貯蓄に回すようにしましょう。月収20万円なら2万~4万程度貯金できるとよいです。

3.20代からの貯金が大切な理由

20代で、しかも独身であるなら、お金を貯めやすい時期です。働き始めたばかりで収入は少ないかもしれません。しかし、家族を養う責任がないので、その分を貯蓄に回すことがでるのです。貯金を習慣にすることができれば、それほど負担に感じることなく続けることができます。そのためには、できるだけ早くからスタートさせる必要があります。20代のうちに、貯金を始めましょう。

貯金をするためには、収入の使い道をしっかり考える必要があります。欲しい物があったり遊びに行きたかったりしても、入ってきたお金をすべて使っていたのではお金は貯まらないのです。お金を使うときには、本当に使う必要があるお金なのかを見極めなくてはいけません。ときには、我慢することが必要な場合もあります。そうやってお金との向き合い方を学ぶと、将来に生かすことができるのです。

将来、仕事を辞めることがあるかもしれません。病気や怪我で、働けなくなる可能性もあります。しかし、貯金があればいきなりお金に困ることはないのです。また、結婚や育児にはお金がかかります。貯金をすることによって、そのときになって慌てないように準備しておくことができるのです。

4.20代におすすめの挫折せずに貯金をする方法

将来に備えてお金を貯めることは重要ですが、同時に、自分のことにお金を使うことも大切です。特に20代は、お金を使いたくなる時期でもあります。そのため、せっかく貯金を始めても、続けていくのは大変だと感じる人も多いでしょう。そこで、ここでは20代が挫折することなく貯金を続けられる、おすすめの方法を紹介します。

4-1.毎月の支出を把握・管理する

挫折することなくお金を貯めるためには、毎月の支出を管理することが大切です。貯金ができない人は、自分がどれだけ使っているかを分かっていないことがよくあります。しかし、なんとなくお金を使うのはよくありません。何にどれくらい使ったかをしっかりと把握することで、お金の流れがイメージできるのです。特に、キャッシュレス決済をよく利用している人は注意する必要があります。クレジットカードや電子マネーは、使ったそのときにお金が引かれるわけではないので管理が難しいのです。

お金を管理するには、家計簿などをつけて支出を明確にするとよいでしょう。キャッシュレス決済などを利用したときにも家計簿に記入するようにすると、お金の管理がしやすくなります。

4-2.貯金用の口座を作る

挫折することなくお金を貯めるためには、貯金用の口座を作るのもよい方法です。いつも現金を引き出す銀行口座に貯金するのは、よくありません。急にお金が必要になったときに、「これくらいはいいか」という気持ちになって引き出してしまう可能性があるからです。また、クレジットカードなどの引き落としが、思っていた以上の金額になることもあります。貯金用の口座を作り、給料振込口座や現金引き出し口座、クレジット決済口座とは分けて管理しましょう。そして、給料が入ったらすぐに、毎月決まった金額を貯金用口座に入金するのです。貯金用口座のお金は、一切使わないものとして考えることが大切です。

4-3.先取り貯金を習慣にする

先取り貯金も有効です。20代で挫折することなくお金を貯めるなら、先取り貯金の習慣をつけましょう。先取り貯金とは、給料から貯金に回すお金を差し引き、残りのお金で生活をすることです。人間の意志は弱いので、お金があれば使ってしまいます。残ったお金を貯金しようと思っても、ついつい使ってしまって挫折してしまうのです。先取り貯金を応用すると、先取り投資をすることもできます。投資に回す分を先取りすることで無理なく続けることが可能でしょう。

4-4.ムダな出費を減らす

挫折することなくお金を貯めるには、無駄な出費を減らすことも重要です。家計簿をつけるなどして支出管理をしっかりとすると、毎月の出費の中から無駄な出費が見えてきます。無駄な出費に気づいたら、努力して減らしましょう。例えば、先月は飲み会に行く回数が多かったのなら、今月は回数を減らすようにするとよいのです。支出管理をしながら無駄な出費を減らすことを続けていくと、メリハリのあるお金の使い方ができるようになります。

服や趣味のアイテムを購入するときも、安いからという理由で買ったり、衝動買したりしないようにしましょう。本当に必要かどうか自問自答するのです。貯金ができている人は、本当に必要なものだけを購入しています。まとめ買いも、実は危険です。特に消耗品は、まとめて買うと少し安くなることがよくあります。しかし、安いからと大量に買ってしまうと、ストックがあることで気が大きくなってしまい、消費量が増えてしまうというリスクがあるのです。また、気軽に買っているお茶やコーヒーも、1カ月ではかなりの金額を使っていることになります。飲み物は、自宅から水筒やタンブラーで持参しましょう。節約にはいろいろな方法があるので、自分にとって無理のない方法で節約をすることが続けるためには大切です。

4-5.貯金の目標を立てる

お金を貯めるといいながら、具体的にいくら貯めるつもりなのかはっきりしていない人がいます。挫折することなくお金を貯めるには、自分がいくら貯めたいのか、しっかりと目標を立てることが大事です。目標は、例えば「20代で100万円」のように金額を具体的に設定するとよいでしょう。そうすることで、貯金に対するモチベーションを維持することができます。また、結婚や出産などのライフステージをイメージしながら目標を立てるのもよい方法です。貯金をしながら、人生設計を同時にすることにもなります。目標額を達成するために毎月どれくらいを貯金に回す必要があるのか、それがわかるのもメリットです。

5.20代で100万・1000万円貯めるために必要な毎月の貯金額

貯金額の目標があれば貯金を続けやすくなります。ここでは、目標を達成するために、毎月どのくらい貯金に回せばよいのか、その目安を紹介します。

5-1.目標金額100万円

貯金目標額を100万円とした場合、毎月の貯金額と目標達成までの期間はどのくらいになるのでしょうか。一人暮らしの場合は、毎月3万円ずつと、ボーナスから年に2回10万円ずつで20万円貯金をすれば、1年で56万円貯まります。2年続ければ112万円です。ただし、ボーナスの支給がない場合は2~3年かかります。実家暮らしであれば毎月の貯金額を多く回すことが可能です。そのため、1年以内に100万円の目標を達成することもできます。

5-2.目標金額1000万円

貯金目標額を1000万円とした場合の、毎月の貯金額と目標達成までの期間はどのくらいでしょうか。一人暮らしの場合は、月に5万円ずつとボーナスから年に2回15万円ずつで30万円貯金を続けると、11年2カ月で1000万円貯めることができます。とはいえ、実際は昇給もあれば結婚後の共働きによる収入もあり、20代のうちに1000万円貯めることは十分に可能といえるでしょう。また、貯金以外にも資産運用によって、1000万円を目指すこともできます。

6.20代からの貯金はファイナンシャルプランナーへ相談しよう

将来設計やお金との向き合い方に不安を感じている人や、効率的な貯金方法を知りたい人は、ファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめです。ファイナンシャルプランナーは、貯金や投資などの専門知識を豊富に持っています。そのため、年齢やライフスタイルに合わせた貯金やお金との付き合い方をアドバイスしてくれるのです。ファイナンシャルプランナーを選ぶときには、投資商品の押し売りなどがなく、親身になって相談に乗ってくれるプランナーを選びましょう。チャットでの相談なら、店舗での相談よりも気軽に利用することができます。

「お金の健康診断」では、チャットに家族構成や家計について入力するだけで、情報をもとに無料で家計診断を受けることが可能です。さらに、おすすめのファイナンシャルプランナーを紹介してもらうこともできます。


執筆者

得意分野:ライフプランニング・資産運用

オカネコ編集部

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