貯金したいけど続かない方必見!失敗する原因と継続する貯金方法


貯金したいけど続かない方必見

貯金が大切だという認識を持っている社会人は、多いのではないでしょうか。しかし、実際には思うように貯金ができず、挫折してしまったという声もよく聞きます。老後にいくら必要かという報道を聞くたび、不安を感じる人もいるでしょう。この記事では、貯金ができずに悩んでいる人へ向けて、考えられる貯金失敗の原因と継続できる貯金方法を解説します。

1.国民の3割が貯金できていない!

金融広報中央委員会が運営しているサイトである「知るぽると」の2016年の調査結果では、国民全体のうち約3割が貯金などの金融資産を保有していないとされています。年代別に見ると、年収の少ない20代で貯金ができている人は5割程度であり、貯金が難しい現実が浮き彫りになっています。しかし、それ以上の年代でも3割前後が金融資産をまったく持っていないというデータが出ているのです。実際に、貯金に関して悩んだ経験のある人は多いでしょう。悩みの内容としては、どうしても浪費をしてしまうことであったり、貯金の仕方が分からないことであったりします。

2.貯金できない原因と対策

貯金したくてもうまくできずに悩んでいる人は多いと述べましたが、貯金ができない人に見られる共通の原因とはどのようなものなのでしょうか。原因別の対策についても解説します。

2-1.何のための貯金か分かっていない

一般的に貯金は大切だとよくいわれていますが、あなたにとって貯金は必要でしょうか。必要だとするならば、何のために貯金をするのでしょうか。他人から貯金が大切だといわれても、自分自身が貯金の大切さや貯金が必要な理由を実感していなければ、目先の誘惑に負けて思うように貯金ができない事態となるでしょう。例えば、勉強に一生懸命取り組むことができる人は勉強の大切さをしっかりと理解しています。親や先生に勉強しなさいといわれて嫌々やるのではなく、本人が勉強の大切さを理解しているからこそ高いモチベーションで継続することができるのです。貯金も勉強と同じように、何のために貯金をするのか、なぜ貯金が必要なのかという点をしっかりと理解すれば、貯金の習慣も継続しやすくなるでしょう。

2-2.安易な方法につい流される

貯金ができない人の特徴として、意志が弱いという共通点があります。意志が弱い人は、一見手軽で楽に感じるおいしい儲け話に乗ってしまいやすいのです。お金がないときに、すぐに数万円貯められますといった話を持ちかけられたら魅力的に感じるでしょう。しかし、手軽で誰でも楽に貯金できる方法が本当に存在するのならば、生活に不安を感じる人など存在しないのではないでしょうか。深く考えずに手元のお金を投資したものの、それ以上の金額を得られず損をしてしまうのも貯金ができない原因となります。世の中においしい話はないと理解し、騙されて損になる投資は避けましょう。長期的に地道な努力を続けることが、貯金成功への一番の近道なのです。

2-3.具体的な貯金計画を持っていない

なぜ貯金をするのか明確にすること、地道な努力を受け入れることが必要であると述べましたが、精神論だけでは挫折してしまうことが多くなるでしょう。なぜなら、具体的な計画もなく終わりが見えない状態では、どんなことでも続けるのは難しいからです。マラソンのような長距離走には、どんなに道中が長くても必ずゴールがあります。貯金にはゴールがないと思われるかもしれませんが、短期的な貯金や中期的な貯金にはゴールがあります。まずは短期的な貯金や中期的な貯金で目標というゴールを定め、それを達成していくことで自信をつけるとよいでしょう。ゴールまでの具体的な道のり、つまり具体的な貯金計画を持つ必要があります。

老後のための貯金のように長期的なものには、明確なゴールがないかもしれません。しかし、1年後や5年後、10年後と期間を区切って、自分なりの目標を設定することは可能です。モチベーションが保ちにくいような貯金は、一定期間ごとの目標を設定して達成できたら自分へのささやかなご褒美を用意すると続きやすくなります。

2-4.無理な節約をしようとする

無理な節約や過度な節約をしようとしても、続かないケースが多いです。ほんの少しの光熱費節約のために暑い夏に冷房を控えたり寒い冬に暖房を控えたりしすぎると、節約イコール我慢というネガティブなイメージを持ちやすくなります。食費を節約したいからといって、野菜や果物をとらないようにしていると病気になるリスクが高まります。病気になれば医療費がかかったり仕事を休んだりすることになるため、出費が増えて本末転倒になりかねません。我慢ばかりしていてつらいと感じる節約は、長続きしないでしょう。

無理をするのではなく、無駄なものを省くのが基本です。まずは、ほとんど使っていないのに月額料金を払っているものがないか確認してみましょう。音楽配信サービスや動画配信サービスなど、月額制のものはたくさんあります。複数のサービスを使っているのならば、どれか1つに統一できないか検討してみましょう。月額制のものは、1カ月あたりが小さな額でも積もり積もると大きな額になります。ほとんど使っていなかったものであれば、解約してもストレスにはなりませんし我慢しているという感覚にもなりません。スマホの料金プランや保険なども、長期間見直していないのであれば現在の使い方に合っているかどうか確認してみましょう。また、クレジットカードを複数枚持っているのならば、一番よく使うカードだけを残して他は解約してもよいのではないでしょうか。ポイントが分散することも防げますし、何にいくら使っているのかを調べるときに1つの明細だけを見れば分かるようになります。

衝動買いが多い人の場合は、本当に必要なものかどうか考えてから買いものをする習慣をつけるのがおすすめです。買いものに行くときは、どうしても買わなければいけないものをリストアップしておき、それ以外のものは買わないようにするなどの工夫が有効でしょう。買いものの最中にほしいものを見つけてしまったら、一旦家に帰って後日買いに行くのがおすすめです。もう一度買いに行こうと思えるくらいほしいものであれば、買う価値があると判断します。もちろん後日では売り切れてしまう可能性がありますが、ネットショップで同じものを探すなり本当に必要なものであれば似ているものを探すなりといった対応ができるでしょう。

3.貯金計画の立て方

貯金ができない人によく見られる原因と対策について述べましたが、どのような貯金計画を立てたら続けやすいのでしょうか。

3-1.貯金の目的を明確にする

ただ漫然と貯金をするよりも、目的をはっきりさせたほうがモチベーションアップにつながります。何のためにお金を貯めるのかを決めたら、目標金額や達成期限を設定しましょう。以下には、貯金をする目的と目標金額、達成までの期間の例を述べますので参考にしてください。目標金額や達成までの期間に幅を持たせてありますが、行きたい旅行先などがあるなら明確な目標金額を設定し、自分の年収やライフステージに合わせて達成期限の幅を小さくしましょう。

〇旅行や引っ越し、家具や家電の買い替えなど
目標金額:数十万円から100万円程度
達成までの期間:半年から3年ほど

〇車の購入、結婚生活の準備、住宅購入の頭金など
目標金額:100万円から500万円程度
達成までの期間:3年から10年ほど

〇老後のための資金、子どもの教育費など
目標金額:500万円から
達成までの期間:10年以上

3-2.家計簿で現状の収支を確認する

貯金の目的や目標金額、達成までの期間などが決まったら、貯金する方法を検討するために家計簿をつけるようにしましょう。家計簿をずっとつけなければならないと考えると貯金へのモチベーションが下がってしまうのならば、3カ月を目標につけてみてください。何にいくら使っているのかを月ごとに把握するのが目的ですので、大体の収支が把握できたら家計簿をつけることをやめても問題ありません。ただし、あまり苦にならないのであれば家計簿をつけ続けたほうが節約の成果が見えやすいため、モチベーションアップにつながるでしょう。収入に対して高すぎる家賃を払っているなど、そもそも貯金を作り出せる生活をしていない可能性もあります。

どれが無駄な出費なのかが分かるようになると、節約の方向性を決めることができます。家計簿をつけるときのポイントは、食材費と外食費を一緒にしないことです。外食費を減らすのは節約になりますが、食材費を減らすと健康を害する恐れがあるため、別々に計上しておくのが望ましいでしょう。

3-3.具体的な計画に落とし込む

例えば、1年間で海外旅行に必要な24万円を貯めようと考えたとき、1カ月あたりの必要貯金額は2万円です。毎月の給料日に1万円を先に貯金用として確保すると仮定すると、残りは1万円になります。1週間あたりの必要貯金額は約2500円となるため、家計簿を見てどの支出を見直せば週に2500円減らすことができるかを検討してみましょう。旅行などは比較的額の少ない短期的な貯金ですが、車の購入などは中期的な貯金、老後の資金などは長期的な貯金になります。それぞれについて、具体的な計画を立てるのがおすすめです。特に、実際に必要となる金額が不確定であり期限の定めもない長期的な貯金は挫折しやすくなります。月に6万円を貯めるにしても、旅行用に2万円、車購入用に2万円、老後資金用に2万円と区別し、長期的な貯金を切り崩して旅行をしたり車を買ったりしないようにしなければなりません。

4.有効な貯金の方法

貯金は毎月無理のない金額で行う必要があるため、長期にわたって地道な努力が必要になります。そこで、誘惑に負けないよう毎月一定額を強制的に貯金する仕組みを使ったり、楽しみながら貯金をしたりすることが重要になってくるでしょう。いくつか有効な方法を解説します。

4-1.生活用と貯金用で口座を分ける

生活資金と貯金が一緒の口座に入っていると、貯金の管理がとても難しいです。貯金額が明確に分けられていなければ、本来貯金に回すはずだったお金もこれまで貯金に回してきたはずのお金もうっかり使ってしまう恐れがあります。生活資金の余ったぶんを貯金に回すという考えでは、うまくいかないことがほとんどです。本当に必要なものしか買わないような人であればそれでも貯金は可能でしょうが、そういう人はそもそも貯金ができないという悩みを抱えません。手元にお金があったら使いたくなってしまう人が大多数だと捉え、使いやすいところにお金を置かないように工夫することが必要なのです。したがって、本格的に貯金をするならば、生活用と貯金用とで銀行口座を分けるのが賢明でしょう。

4-2.先取り貯金を行う

ただ口座を分けるだけではなく、給料が入ったらすぐに一定額を貯金してしまう先取り貯金はとても有効です。給料が入るのは生活用の口座でしょうから、そこから毎月自動で一定額を貯金用の口座へ振り込むように設定しておけば手間もありません。手元に余分なお金を残さず、貯金が差し引かれたあとのお金でやりくりできるようになれば、自然と無駄な出費が抑えられます。貯金に回したお金はないものとして生活することになるため、確実に貯金が行えるようになるでしょう。手元にあるお金は使いきっても問題ないと考えることで、ストレスがかかりにくい貯金方法だともいえます。

4-4.長期の場合は定期預金がおすすめ

中期や長期にわたる貯金であれば、普通預金よりも一定期間預け入れる契約の定期預金を利用しましょう。定期預金は途中で解約するとペナルティがあるため、契約期間の途中で手をつけるのはもったいないという心理が働きます。さらに、定期預金のほうが普通預金よりも金利が高いため、中期や長期にわたって貯金をするならばお得です。目先のことに使ってしまわないためにも、解約に抵抗感のある定期預金の利用をおすすめします。

4-5.老後のための資金ならNISAやiDeCoも選択肢に

老後のための貯金は、目標金額が高いうえに長期的な貯金になるため継続するのが難しいです。老後には2000万円ほど必要だといわれていますが、どのような住環境なのか、また家族構成などによっても必要な金額は変わるため一概には判断できません。貯金だけで積み立てるのが難しければ、NISAや確定拠出年金iDeCoなどの制度を使った資産運用を視野に入れていく必要があります。特に、NISAやiDeCoには税金の優遇があり、節税できた分を貯金に回せばよりまとまった資金を作ることができるでしょう。

 


執筆者

得意分野:ライフプランニング・資産運用

オカネコ編集部

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