栗城史多

靴の紐も結べない。ボタンもつけられない。指なき登山家が命を賭けて「夢みる世界」とは(後編)

栗城史多登山家 前編を読む 単独・無酸素という過酷な条件で、秋季エベレストへ挑戦し続ける登山家・栗城史多。凍傷で手指9本を切断しても、5度失敗しても、それでもまだ登頂を目指す。「冒険の共有」を掲げ、苦しみや喜びも全部含めてその挑戦を中継して見…

恐怖とか不安って、立ち向かってもダメなんですよ。

栗城史多登山家 指を失うことで何よりも怖かったのは、 夢を失うことだった。 そう彼は笑う。 壊れた心拍数とナイフのごとく 体中を打ち付ける強風を 全身が記憶している。 それでも、彼は登り続ける。 「彼はもう終わった」 そんな声が脳内をこだましても、…

靴の紐も結べない。ボタンもつけられない。指なき登山家が命を賭けて「夢みる世界」とは(前編)

栗城史多登山家 ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰・エベレスト。標高8848メートル、世界中の登山家たちを魅了するその山頂は、生と死が隣り合わせの地球上で最も危険な場所でもある。その山に、「単独・無酸素」という過酷な条件で挑み続ける男がいる。登山…